7/6 転院
父が転院することになった。
病院では3カ月が限度で、これ以上回復の見込みもなく、治療の施しようもない患者は、いつでも家に帰れますよ…といって、追い出される。
父は、入院してからすでに4カ月。
かといって家に帰っても、自力で起き上がることもできない状態で、誰も介護をする人がいない。
ヒロコさんは、ご自宅で認知症が進んでしまっているお母様の介護もされている。
ヒロコさんと弟は、長い間悩みに悩んだ結果、転院、それも、「療養病棟」という、一般の病棟とは違う、積極的な治療は施さないところへ移ることに決めた。
たとえば…一般病棟の患者さんが熱が出たら、血液検査などなどで、発熱の原因を調べ、根本的な「治療」を施すのに対し、療養病棟の患者さんは、熱が出たら解熱剤を処方されるだけという。
看護師の人数も、一般病棟の半分。
「死」を待つだけの人として受け入れてもらうのだ…
父は、ついに「死を待つだけ」の人になってしまった。
弟と、このところ長電話をしまくり。
弟とは両親の離婚で子供時代を一緒に過ごせず、大人になってから再会したものの、私たちの子供時代のことについてなんか、ゆっくり語りあうことはなかった。
相続の問題もあり…というか、弟にとっては、それがいちばんの悩みのタネなんだよ。
たいした資産価値もない、猫の額のようなダンス教室。
それでも、相続は相続。
父の家は、戸籍上とても複雑なことになっている…
このまま父が亡くなったら、大変ややこしいことになってしまう、、
「全部ヒロコさんにあげたらいいと思う」
というのが私の意見。
できるだけそれに近いように、弟には力を尽くしてほしい。
父が転院することになった。
病院では3カ月が限度で、これ以上回復の見込みもなく、治療の施しようもない患者は、いつでも家に帰れますよ…といって、追い出される。
父は、入院してからすでに4カ月。
かといって家に帰っても、自力で起き上がることもできない状態で、誰も介護をする人がいない。
ヒロコさんは、ご自宅で認知症が進んでしまっているお母様の介護もされている。
ヒロコさんと弟は、長い間悩みに悩んだ結果、転院、それも、「療養病棟」という、一般の病棟とは違う、積極的な治療は施さないところへ移ることに決めた。
たとえば…一般病棟の患者さんが熱が出たら、血液検査などなどで、発熱の原因を調べ、根本的な「治療」を施すのに対し、療養病棟の患者さんは、熱が出たら解熱剤を処方されるだけという。
看護師の人数も、一般病棟の半分。
「死」を待つだけの人として受け入れてもらうのだ…
父は、ついに「死を待つだけ」の人になってしまった。
弟と、このところ長電話をしまくり。
弟とは両親の離婚で子供時代を一緒に過ごせず、大人になってから再会したものの、私たちの子供時代のことについてなんか、ゆっくり語りあうことはなかった。
相続の問題もあり…というか、弟にとっては、それがいちばんの悩みのタネなんだよ。
たいした資産価値もない、猫の額のようなダンス教室。
それでも、相続は相続。
父の家は、戸籍上とても複雑なことになっている…
このまま父が亡くなったら、大変ややこしいことになってしまう、、
「全部ヒロコさんにあげたらいいと思う」
というのが私の意見。
できるだけそれに近いように、弟には力を尽くしてほしい。