WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

アルト独唱

2019-02-22 | アーティスト魂





今回は、声楽的にマニアックな部分も含まれる記事です。


先日ご案内させていただいた、「エシカル・ガーデン」でのランチコンサートは、おかげさまで盛況でございました。

もう1ヵ月も経ってしまった、、、

今回は「トライアル」ってことで、ランチタイムのひとときに、もう私の好きな曲だけをチョイスして、歌わせていただきました。

PAナシです。
ですので、ナマ声。
しかも超アルト。

いんや~~今思えばすごいチャレンジだったなあ。







息子の受験の時期には音楽活動も停滞してたけど、昨年から少しずつですが、再開してます。

今年は再起動の年だな。


そして、今年の皮切りに、この「アルト独唱」のランチコンサート。

若きソプラノ時代は、私がステージで使える音域は、真ん中のドの3度下のラぐらいから、上の架線2本のレまで。
(一部専門的な方にはご理解いただけるけど、E♭がビミョーで危ないことはオペラアリアのレパートリー的に大変残念なのでありました。ここが克服できなかった。)
今回の「アルト独唱」の音域は、ヘ音記号第3間のミから、ト音記号の上の架線のラ。

つまり、音域がちょうど4度下に移行してる。


大学卒業と同時にオペラとは訣別し、紆余曲折を経て30代で自分のバンドを立ち上げて以来、殆どいつもマイク持って歌ってきました。
特にに低音は言葉が隅々まで聴こえてほしいので、マイクに向かって囁いたりしてるけど、それが今回はナマ声だゼ。
でも、エシカルガーデンは、天上が高く、ホールのように反響するからきっと大丈夫って思って、久々にやってみたかった。ナマ声で。







まんなかのドから下の音域のことばが会場の隅々に届く

ということが今回の課題でありました。
でっ、現場でお試しで声出しさせていただいたりなど、検証の結果、きっと大丈夫!ってこととなりました。


SYOさんとのリハは順調。全然問題ナシ。もともと大好きな曲だけで構成されてるので。



さて。本番の日。
「じゃっ、ちょっと本番前の発声練習してくるわ~~」といって、外に行きました。
青空が見えてるのに、時折粉雪が吹雪く…みたいなお天気。
そして、フツーにウォーミングアップを始めたのであるが、、、、

ハタと気付いた。
この何十年も当たり前にやってきたウォーミングアップとは、高音域を整えるためのものだ。
このままやってたら、高音用に仕上がってしまい、「ド」より下の声域は置き去り状態になる。

高音は「頭声」 低音は「胸声」…といって、身体のどこを響かせるかが違うのだ。
本日はこれをコントロールすることが発声的には最重要ポイントなんじゃ~~ん!!







こんなウォーミングアップではマズイ。 私はヘ音記号の「ミ」で語りたいのだ。

語りたいのです。歌いたいという以前に。



LIVEではMCが長引く私なのですが、今回は、ナマ声で喋りまくると、「発声」にも支障をきたすかも知れないと思い、言いたいことはすべてプログラムに記載しました。
…まあフツーに、ホールなどのステージでソプラノ、アルト独唱の歌手たちは、MCなんかしないからな。
だけど私、エシカル・ガーデンのお店のコンセプトについては、最初に語らせていただきました。L字型の店内の隅々まで届くようにです。ホメて~~~





全てが新鮮な「アルト独唱」のランチタイムコンサートでした。


でっ、結局結果はどぉだったのか!?

とにかく、私としては、とっても気持よかった。
私が一番気になっていた音響については、みなさん「全然ちゃんと聴こえてたよ~~」と言って下さり、マイクがあるとかないとか、聴こえないとか、そんなん全く気にならないといったご様子でした。
まあ、そうはいっても、批判的なことはみなさん、面と向かっては仰らないものだから、舞い上がらず、これからも、アンプラグド、「アルト独唱」折々にやっていきたいです。








「うどんデート」が一番良かった…というご感想を戴いたのがとっても嬉しかったのです。
この曲は、讃岐弁で作詞作曲したオリジナルなのですが、これまでもご好評頂いていましたが、創作当時はマイクなしの「アルト独唱」とは全く想定していませんでした。

「うどんデートは」こちらですが、もう何度もご紹介してますから、ご自由にスルーしてくださいね




「どんぐり」というオリジナルの歌があります。
息子が保育園時代に、どんぐりを拾う息子のことを歌ったものです。
この曲は、LIVEでは、私が独りで弾き語りをしていました。
それを、ある時、生徒さんのピアノの発表会だったかで、ピアノをバンドのピアニストにお任せして、ナマ声でステージで独唱しました。
その時、メンバーのピアニストの方に「TAKAMIさん、LIVEとは全然ブレスの深さが違いますね。」と言われました。

そうなのか~~。そうだよね。この深いブレスで声を出すっていうのが、やはり、「声楽」的にとっても気持いいんだけど、意識の隅っこに置いて忘れてました。



ところで、今回は「ランチコンサート」なので、ランチを召し上がっていただきなが…だったのですが、
エシカルのランチはとっても美味しくて、オーガニックでお勧めですよ~~~
…ってか、私たちがこのお店が超お気に入りなので、いっぺんご奉仕させていただきたい…ってことでやったんですから。




ランチタイムのパスタは主にトマト系と、ペペロンチーノ系




カレーは、普通に「ビーフカレー」なんだけど、これも一度食べたら、絶対また食べたくなります




デザートプレートはこんな感じ… 私は通常少食すぎてデザートには辿り着けない、、 しかし何故かここまで完食してしまうんだな





さて。同じエシカル・ガーデンにて、次は、3/23に、LIVEやります。
今度は、PAアリですが、殆どアンプラグド(生演奏)に近い状態でやりたいと思っています。
しかも、ドリンク&スイーツ付きですよ~~~!! 超オススメです!!

私はこれから楽しく、当日は何を歌おうかな~~…と考えます♪♪

そしてその次は、6月のチャペルコンサート、そして、夏にはめっちゃ久々の「WIND AND SOUND」やります。

順次ご案内します。宜しくお願いします。楽しみにしててくださいね♪♪











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バレンタイン遠足2

2019-02-20 | 光と風と旅






さて。お腹もひたひたに満たされて、いよいよ、2年ぶりの男木島ウォーク。
2年前は風がかなり強くて、やっぱり島ってこんなだよね…と言いながら、氷の張った池をつっついたりしてたけど、
今年は暖かく、この日は、お天気もだんだんよくなって汗ばむほどでした。


「ビストロ伊織」近くの海岸からの屋島と八栗。



私は、男木島からの屋島と八栗がなんだかすごく好きなのです。

子供の頃、一時期「庵治」に住んでいて、この山は原風景…みたいなところがあって
それを、こうして、島に渡って眺める…というのが、最初はすごく新鮮だったし、今では、郷土愛…みたいなものを「ひたひた」と感じます。

私、「ひたひた」って言葉が好きだよな~~ よく使うよな~~~

瀬戸大橋を初めて渡って東京から帰ってきたときに感じたのと似てるな。
自分の郷里を、船の上からでなく、橋の上から眺めたときの、新鮮さと、郷土愛、、、


そして、灯台にも行きました。
この日は風もなく…でも資料館は今日は閉まっているので、のんびり歩いて通過。





















男木島は小さな島だけど、原生林のような地域があちこちにあって、壮観です。
こんなところを歩くのも楽しい。
樹が語ってくれてるように感じるんだな。
樹は時々私に語りかけてくれます。何を言ってるのかまではわからないけど、確実に私に向かってなんか語ってるその「気」だけは伝わってくることがあるのです。








そしてイノシシくんも棲息している。足跡くっきり。
これには、島の人たちもとっても苦慮している模様。
このあたりからも、八栗と屋島が見える。
イノシシどもも見る。そして泳いで渡る。
イノシシが瀬戸内海を渡って香川本土に上陸して、人に危害を加えている報道は、香川県人でなくてもご存じのことと思います。

屋島北嶺は、イノシシが日本一多いそうだ。数が多いのか、猪口密度が高いのかは不明。
人間なら、ここから泳いで渡れる人は少ない。
しかし、イノシシは集団で泳ぐ。全員渡りきっているのだろうか?
「俺は行く」といって召集をかけたら、体力と生殖能力のあるツワモノが集まるのか? そんなら女子も行かなきゃね。そして、全員泳ぎ切るのか? 落伍者はいないのだろうか?
ワシは泳げん、島に残る…とかいうご老体もいるのだろうか、、









南嶺の「屋島城」のあたりがめっちゃ光ってるけど、これ何?




水を敷き詰めたような瀬戸の海…とFacebookに書いたところ、「水がなければ海ではない!」とのコメを頂きましたが、波が全然なく美しい…と言いたかったのだ。
TAKAMIの表現力もまだまだじゃのぉ、、、
この静かで美しい瀬戸内海を見て、イノシシどもは、あそこまで泳ごう…と思うのだろうか
こんなにきれいだと、命懸け感より、気持よさそう感が優るのか?

これをダラダラと書かずに句でよめ! 表現力を磨くには、、、

こんなことを考えたり、語ったりしながら歩く。楽しいんだコレが!!!








2年前にも咲いてた、紅白の梅。
今年は、暖冬で、栗林公園の梅の開花も早く、見そびれてしまいました。
また会えてよかった。


一周してから、「ドリマの上」のご主人に会いにいこうと思ってお店を捜してたら、90歳を越えると思われる杖をついたご夫人が教えて下さいました。
一度かるぅ~く教えて下さったのに、なかなか見つけられずにウロウロしていたら、またご夫人に出会い、今度は砂浜に杖で地図を書いて教えて下さいました。
なんと若々しく、聡明なことでしょうか!
この島の平均年齢は62歳。意外と若いのは、瀬戸芸を期に、若い家族が移住してきたからと思われます。
一番多いのは80代。続いて70代。みなさん、ものすごくお元気です。


さて。
いつもだらだらと長い文章。そろそろ〆なくては。
船で昼寝をして、高松港に着いたのが15:40
「今からどうする?」
この一言で、足はライオン通り「ふるさと」へ、、、
16:00開店にぴったり到着。

朝、昼、夕…とほどよく?飲み、酔い加減もひたひたな、バレンタイン遠足でございました。



いちおー、チョコもアップしとく。







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バレンタイン遠足1 

2019-02-19 | 光と風と旅



男木港からの男木の町並み




1ヵ月以上もほったらかしてしまった。

反省です、、、
なぜならいつも「これはブログにアップしよう!」と思いながら、決心するにもかかわらず、ぐうたらしてポシャってしまうから。


これからは、なるべく最低でも週1ではアップしようと、新たな決意を、、、
お読みくださっている方が同じ曜日にここを訪問して下さったとき、いつも新しい記事がアップされている…という状態を復活したいと、、、

さて。

バレンタイン遠足。2年ぶりに男木島に行ってきました。
水仙を見に行きました。
2年前のこの時期には、職場の友達や友達の息子さんと行きました。そして、3回にも分けてものすごく詳しく書きまくっています。
さらに、男木島灯台がロケ地となった「喜びも悲しみも幾年月」のDVDも観て、感想文もアップしました。

それほど、その時の遠足が楽しかったし感慨深かったので、また行きたくなったってワケです。

もうすぐ瀬戸芸が始まるけど、水仙の季節はそれとはまた別。

SYOさんと2人の遠足です。ホントはバレンタインはさほど意味はなく、たまたま私が終日オフで、気温も高く風もない…
寒かったり風が強かったりしたら速攻中止のつもりだったけど。





SYOさんとの瀬戸芸や、島への遠足のお決まりは、往路の船中から飲み♪
朝酒が五臓六腑に染み渡る♪♪
2年前はさすがに、小学生も含む5人の遠足だったので、控えましたけどね。

そして、冒頭の画像が港から見上げた男木島の民家の町並み。




私たちが乗ってきた「めおん2」




「めおん」 これがいつも停泊している。 稼動しているのだろうか? めおん2より小さく古い模様。いつもここにいる。



何度か訪れて、同じところを歩いていると、いろんな細かいところが目に入るようになって、気持も入る。
瀬戸芸の3回と、水仙とで、これで5度目。瀬戸芸がなければ、きっと、こんな近い島だけど一生行かなかっただろうな。


今回は、まずランチ。

前回、前々回お世話になった「ドリマの上」はお休みですので、「ビストロ伊織」へ



野草に出会う




瀬戸芸を彷彿とさせる外観(*^_^*)




お座敷だけどスタイリッシュ♪




工具箱の中のナイフとフォーク




本日のお品書き







ランチがワンプレートで運ばれてきました。
「ビストロ」だけあって、どの料理も味付けが素晴らしく、サラダのドレッシングから、デザートのアイスクリームのソースまで、すべてに気持ちがるんるんと踊りました~♪
凝ってるハズなんだけど、すごくハモってるから、どれもさりげなく感じて、「どうだ!マイッタカ」な感じが全然ないところがいいな。
さりげなく男木島らしい素朴さもある。







そして、特に私が感動したのは、この玉子焼きのようなビジュアルの、ふわふわ「みかんのムース」でありました。
これ、なにも言われなきゃ「みかん」の「ムース」とかって、識別?しないよ。
もうこのふんわりとした塊が、ものすごく美味しくて、ただただ幸せ~~なのです。

料理って一応名前ついてるけど、、、
ナントカのナントカ和え、ナントカソース、ナントカ寄せ、ナントカ添え…
でもなんか、料理って、全体が美しくハモると、そんな個別の素材や調理法なんかどうだってよくて、とにかく、頭の中は無になって、美味しくいただいちゃいます。

作る人は作る人。
私は食べる人。
「どーやって作るんだ?」とかそんなこと頭から消えてしまう。


朝缶チューハイ、ランチにはワイン♪ あ~~至福。


さて、このあとは、後半、遠足編ですが、いったん〆てアップしとく。鮮度が落ちてボツとならないように、、、





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