WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

諸葛亮の死後

2017-07-31 | 三国志沼





さて、私の崇拝する諸葛亮さまは、志を果たせずに亡くなりました。ショボン、、、
仇敵司馬懿(しばい)を焼き殺す完璧な策略が、突然の豪雨によって大火は消されてしまいました、、、、(史実かは不明)

これぞ「天命」

私にとっては、この場面がめっちゃクライマックスなのですが、
これを熱く語っても、世間一般の方には大変なご迷惑かと思いますので、
諸葛亮死後についてご紹介させていただきます。


この策が失敗に終わり、諸葛亮は病に伏し、復活することなく、亡くなります。
しかし彼は亡くなる前に自分の木像を作らせ、馬車に乗せて戦の軍の中に配置して、
司馬懿に、諸葛亮は生きていると思い込ませるという策略。

「死せる孔明(諸葛亮)生ける仲達(司馬懿)を走らす」

司馬懿は、これにも地団駄を踏んで悔しがりますが、諸葛亮の木像をなんとしても手に入れよと命じます。


司馬懿は、諸葛亮の木像の前に、自分が座る椅子を持ってきて、ゆっくりと座って、対面します。
そして、諸葛亮の木像に向かって語るのです。
これが冒頭の画像。


「孔明よ、なにゆえ死んだのだ。
そなたがこの世を去っては寂しいではないか。
我らは百年に一度まみえるかの天敵。
されど同時に千載一遇の知音(ちいん)であった。」


ここで、じょわ~~~~~~っっっと涙が、、、

「知音」って知ってる? 恥ずかしながら私この歳まで知りませんでした。
ひらたく言えば、「親友」



三国志出演者のみなさん、天国で仲良く心ゆくまで仲良く語ってください。


私もいずれ参ります、、、、


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三国志のクライマックス

2017-07-30 | 三国志沼


うな重ではありません




毎度お付き合いいただきありがとうございます。

三国志のクライマックスは、天才軍師同士の策略戦です。

三国とは、魏、蜀、呉。

私が大好きな、崇拝する諸葛亮さまは、「蜀」の軍師であります。
諸葛亮の仇敵、司馬懿(しばい)は、「魏」の軍師。彼もまたとても魅力的な人物です。

軍師とは戦における「最高司令官」のようなものであります。


本日は私が大好きなこのシーンをご紹介させていただきとうござりまする。


司馬懿が、あまりにも戦をせず引きこもっているので(これが司馬懿の得意とする作戦)
諸葛亮は、司馬懿を挑発するために、使者に書状とともに贈物を届けさせました。

まずは、使者が司馬懿に
「贈物を持って参りました」
と挨拶する。
「殺されるのを覚悟でか!」
と、威嚇する司馬懿。
敵陣に書状と贈物を持って来たのですから、ただならぬことなのです、、、

使者
「丞相(じょうしょう…諸葛亮のことね)は申しました。
大都督(だいととく…司馬懿)は偉大で勇猛。知者で壮大。
立てば泰山の如く、ツラの皮は城壁より厚い。
如何なることがあっても心の内は表さぬゆえに、
大都督が私に怒りをぶつけることはないと。」


司馬懿「さすが私をよく知っているな。受け取ろう。」






その贈物とは、女人の衣。
女子のめっちゃ派手なステージ衣装の如くキンキラの上着なのである!

さて。書状であるが、、


「亮(諸葛亮、自分のことね) 武勇優れる司馬懿どのをかねがねより慕うも、
大軍を統べながら斯様に首をすくめ動かれぬとは、命を大事に穴に潜むは女人といずこが異なろう?
亮、ゆえにこの麗しき衣を贈呈せん。
戦わぬとあればお納めを。」


この屈辱に、部下達はたまりかねて剣を抜こうとするのであるが、司馬懿はそれを諌める。
使者は
「まこと美しき衣でございますな。お召しになって着心地を試してみられては?」


…と、さらに屈辱に屈辱を塗り重ねまくるのである。
しかし、司馬懿は平然と上着を着る。
部下達は、怒りで頭が沸騰しまくり。




「どうだ似合うか?」
「よくお似合いです。まるで杯と蓋が寸分の互いもなく合わさったかのようです」
「戻ったら孔明殿に礼を伝えてくれ。みごとな衣、まことにかたじけないと」
「承知しました」


いんや~~すごいテンション。こわっ!


そして司馬懿はさらにこの使者に酒を振舞う。
ふつーの使者ならそんなことはしないんだけど、この使者は諸葛亮の旧知の友人なのです。
司馬懿は使者に訊ねます。
「孔明どのはお達者かな。食事はとられようか? 睡眠は? 公務は?忙しいであろう」
使者は、諸葛亮が、睡眠は足りていなさそうだけど、心身ともに元気だと答える。



司馬懿、使者に酒をふるまう。立ち飲みなんだけど、これもまたあり得ない場面。


「人は欲をかかなければ枕を高くして眠れる」

…と、諸葛亮への伝言を使者に伝えて見送る。

その後、司馬懿は女子の上着を即座に脱ぎ捨てます。
屈辱を決して人前では表さない司馬懿。


司馬懿からの伝言を聞いた諸葛亮も、「彼は私のことをよくわかっている」と感嘆します。


この天才軍師たちは、仇敵ながら地下水脈で繋がっているところが私にとってはたまらないのです。

つづく。
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三国志時代のコンプライアンスのナゾ

2017-07-23 | 三国志沼


歓びを隠せない司馬懿




私は、コールセンターでオペレーターをしております。
ダブルワークの中でもコールセンター歴はかなり長く、計算するのめんどくさいけど、通算10年は越えています。

当然「守秘義務」というのがあり、
コールセンターというところはとりわけ厳しく、業務の内容、お客さまとの通話の内容など、すべて外部に漏らすこと厳禁。
もちろん家族にもです。

長年やっていると、めっちゃオモロイこと、ブログネタに最高なこともあまたあるのですが、
お伝えできないのが大変残念です。



さて。
この夏は、三国志沼に浸かっているTAKAMIでござりまする。


私は諸葛孔明(しょかつこうめい)が大好きですが、司馬懿(しばい…孔明の仇敵)もかなり好きです。
2人の天才軍師の策略には、わくわく、ドキドキを越えて、感動、感激、感涙…なのであります。

我が息子は、いつぞや、紀元20年ごろにタイムスリップして、公生涯前のイエス・キリストにお会いして話がしたいと申しました。
私にとって、生涯忘れられない息子の言のひとつ。
あまりにも畏れ多いこと、、、私はようせん。
なれど、私も、220年ごろにタイムスリップして、諸葛孔明殿と会うて話がしてみとうござる。(ついでに司馬懿殿とも、、、)


以前、周瑜(しゅうゆ)のお葬式に諸葛孔明が弔問に訪れた件について書きましたが、
三国志物語、最後には、孔明VS司馬懿、天才軍師同士の策略戦となり、壮絶なクライマックスとなるのでござります。



…毎度前置きが長うてあいすまぬ。



今宵は「三国志時代のコンプライアンス」について。
コンプライアンス…法令遵守。特に「守秘義務」についてでござる。

三国志戦国時代。
皇帝、軍師、将軍…それぞれの家には、使用人がおる。
ストーリーの中では皆頭を垂れ、存在しておらぬかのように気配を消しておる。
されどもこの者ども、持ち場を離れれば、、、


城中はもとより、軍師邸、将軍邸、使用人だらけであるが、この者どもに「コンプライアンス」を如何様に徹底しておるのであろうか?


冒頭の画像は司馬懿が心踊り、歓びを隠せず自邸に帰ってきた場面。
常にポーカーフェイスで何を考えておるかわからぬ不気味な司馬懿であるが、
ある日、めっちゃ嬉しいことがあった。
帝位についたばかりの若く未熟な皇帝を、アホな側近どもがそそのかし、司馬懿を危険人物と刷り込み排除しようとして、偏狭の地へ左遷させることとなったのであるが、
実はその地はこれから要衝となることを司馬懿は見通しておったのである。




使用人に門を閉じさせ小躍りする司馬懿




息子に「なんかエエことあったんちゃう?」と言われ、
「イカンイカン、顔に表れてしまっては…」と、使用人に門を閉じさせた後、司馬懿はさらにめっちゃ嬉しそうに小躍りしながら、息子に顔がほころんでしまうワケを語るのである。
父と子の超プライベート且つ重大な会話である。
しかし、そこにも使用人は気配を消して立っておる。
(画像には映っておらぬ。あいスマヌ。)






またこれは、皇帝と司馬懿の大変重大な密談なのであるが、ここにも気配を消しておる人あり。
…いや気配全然消えてないって!!
めっちゃ2人の間におり、一部始終を聞いておるではないか! 真ん中の黒い人ね!
大丈夫なのか!?!?
はたまた聾唖の者を雇っておるのかヽ(`Δ´)ノ







先ほどの画像で向かって右脇に立っておったこの官吏は、門前で馬車から降りた要人を皇帝のところへ案内する係りなり。
門から宮殿までは長い階段があり、金比羅宮ほどではあらぬとしても、由緒ある神社の鳥居から本殿までの道のりを登るようなものである。
その道のりをあまたの要人と雑談をし、また皇帝と要人との談話の際にも斯様に脇で待機しておるのである。
大丈夫なのか!!
この職は、よほどコンプライアンスが徹底していなければ勤まらぬであろう。

この使用人、官吏たちから、機密事項が漏れることはないのであろうか??

また一方、女子の使用人などは、厨(くりや)や更衣室(そんなんあるんかい!)で噂話などはせぬのであろうか?

絶対しておる。

各々、「さっきの軍師のあの言はどぉよ!エラソげにうまげに言うでないんな。
 皇帝も言いたい放題よくもあそこまでヌケヌケと!アンタどう思う!?」などと言っておったに決まっておるわ。
外部には漏らさずとも、同僚女子同士とあれば、、、

…と、本筋とは全然関係のないことが気になるのだわい。



我らコールセンター女子も、厳重な守秘義務ゆえ、その分、内部では、あること、あること、笑えること、ムカつくこと、喋りまくって発散しておるのだからな。






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周瑜(しゅうゆ)のお葬式

2017-07-10 | 三国志沼





今日も暑い1日、
三国志沼でぷかぷかと泳いでいるTAKAMIでござりまする。

一応、一般の読者さま(なんて失礼な言いようで申し訳ござりませぬ)にもご理解いただけそうな記事にしますゆえ、ゼヒともお付き合いくださりませm(_ _)m


「周瑜(しゅうゆ)のお葬式」



子供の頃から、中国人は、お葬式のときに「泣き男・泣き女」などというプロを雇って、盛大に泣きまくるお葬式をやる…という話聞いたことありません??
ご存じなら嬉しい\(^o^)/
ご存じな人、ぜひコメントしてね♪

それが事実なのかどうかは、ちゃんとは確かめておりません…ちょっとだけググってはみましたのですが、同じ動画が出てきまくるので、のちほどご紹介します。


DVD三国志においては、あらゆるお葬式の場面で、参列しているすべての人がめっちゃ泣きまくります。
泣きながら、棺の前で故人への弔辞を述べるのです。
死を悼み、功績を称える弔辞には、述べる人の価値観や人生観までもが見えるのです。
コレ、異文化なり。すごく印象的でした。

まあ、とにかくお葬式だけじゃなく、ストーリーの中で、中国男児よく泣きます。めっちゃ泣きます。
日本男児は、武士道的に「男たるものは泣かぬ」…みたいいなのってあるじゃないの。
「泣くな、男でしょ!」みたいな、、、大泣きしながら弔辞を読む人いないし。
人前でなくのは恥ずかしい…とは、男児ならずとも、女子もそうかも。
私は、堂々と人前で泣く中国スタイルのほうが断然いいなあと思いました。






さて。
「諸葛孔明」(しょかつこうめい)が「周瑜」(しゅうゆ)のお葬式の弔問に訪れる場面。

細かいことは割愛。





「周瑜」という人は、諸葛孔明と同盟を組み、(正確には国同士の同盟ですけどね)ともに「赤壁の戦い」という、三国志でも超有名且つ超重要な戦いでともに敵と戦って、大勝します。
しかし、周瑜は、孔明の超人的な才能に嫉妬し、隙あらば孔明を殺してやろうと思い続けていたのです。
しかし、孔明にはかなわず。自分のほうが先に死んでしまいます。

「口惜しい・・・。天はこの周瑜を生みながら、なぜ諸葛亮も生んだのか!」と言って周瑜は息絶えました。

諸葛孔明の才能に嫉妬しまくり、憤死したようなもの。
周瑜はものすごい軍事的才能の持ち主だったのですが、孔明への深すぎる嫉妬心のため、大勢を見失い、ついに死に至りました。

そこへ、諸葛孔明が弔問に現れました。ぬけぬけと。
側近の武将たちが剣を抜こうとします。





泣き男、諸葛孔明アッパレ。


「我らはかくて生きながらえる。公瑾(こうきん…周瑜のあざな)はこの世を去り、これがとこしえの別れとならん。
なんといたましいかな、なんと口惜しきかな!!」
…に始まって、周瑜の功績を大泣きしながら讃えまくるところは名俳優であります。
「公瑾よ、天はなぜかくも薄情なるか。そなたは天下の奇才、天下の名将たり…」


もう一人の聡明な軍師、魯粛(ろしゅく…周瑜の後継者となる人)という人がそれを見ながら、後輩?に言います。
「国を背負うもの、ツラの皮の厚さも必要だ。
公瑾殿の死は、あきらかに孔明が招いた。
されど、孔明はかくも親の死を嘆くが如く、公瑾の死を悼んでおる…」





孔明は、周瑜は敵であったけれど、友であったのに…とさらに泣きじゃくります。
敵同士の立場であっても、相手の才を認め、敬っているのは、嘘ではないのです。
孔明の大袈裟と思うほど泣きながら述べる弔辞を聞いて、敵の武将たち、参列者達も、感嘆し、もらい泣きをします。






私は、この一連の周瑜のお葬式の場面がすご~~~く好きなのよね~~ん♪♪




さて、私が見つけたYouTubeの「泣き女」画像。
これまたスゴイわ~~
こーゆう職業の人がいるとは( ̄□ ̄;)!!
故人を悼んでこれでもかと泣きまくり、功績を称え、泣きながら歌ってパフォーマンスまでする。


葬儀で泣くプロ、中国の「泣き女」



日本人としては、全く理解できないようで、コメント、けちょんけちょんですわ~


しかし。

実は私はこれを見て、選挙のウグイスのとある方を思い出しました。選挙のウグイスというのも、日本独特の文化。
私より若いけど、プロ中のプロの方です。
彼女と知り合ったのは、「綾川」ののどかな「おかげさま選挙」の時です。
香川に帰ってきて、初めて選挙のウグイスの依頼があり、請け負ったのが、綾川町議会選挙、保守系無所属の候補者のウグイスでした。

うどん県人なら誰もがご存じの、名店が数多く、「まんのう公園」もある、田舎の選挙。
最終日、超ベテランの彼女の口から、
「明日の投票日は、〇〇〇〇と、墨痕鮮やかにお書きください」
ってのが出てきたときには、ぶっとびましたわ~!「ボッコン」とな!
これ、とある政党の選挙ウグイスマニュアルにあったと記憶しています。
今時、「ボッコン」が出てくるとは( ̄□ ̄;)!! いくらなんでもレトロすぎる。
しかし、これが田舎の「おかげさま選挙」には通用するのだ。
彼女は、走りながら、手を(口を)抜くところは抜き、大きな通りの交差点の信号待ちの時には街宣車の窓から身を乗り出して、演説をします。
演説といっても政策を訴えるわけではないのです。
ひたすら、通行人、ドライバーのみなさんに「お願いします」を訴える。
この説得力がスゴかった。中身ではなく、臨機応変な言葉の組み立て方が素晴らしいのです。
実際、何度も拍手が起こっていました。
そして、最終日の日も暮れかけた頃、彼女のトークには「泣き」が入ってきました。
これまた「お決まり」なんだけど、彼女の泣きは違う。
最後には泣きながら訴え、すっかり暗くなって陣営(選挙事務所)に戻って来たときも、
後援者の拍手喝采で迎えられ、彼女は泣きながらそれに応えていました。

彼女は、数多くの選挙を戦ってきて、候補者が誰であろうがその1回1回に一声入魂しているのだと思います。
最終日に泣きが入るのも、素人のウグイスさんのように感情に流されるのてはなく、
諸葛孔明の弔辞と同じ領域なのではと…

私は彼女は日本のウグイスの10本の指に入るほどの方だと思いました。
これまで都会での選挙しか経験のなかった私にとっては青天の霹靂!
私は保守系の候補者を破って当選させるウグイスをやってきましたが、
彼女は、「勝てる選挙しか引き受けない」と仰っていました。

この田舎の「おかげさま選挙」というのも、大変お勉強になりました。

一度ゼヒこの方とウグイス同士で戦ってみたいと思ったものでした。


三国志には、奇才の軍師、猛将がたくさん登場します。
敵同士、才能のある人物ほど、名だたる敵の勇者を心で認め敬う心があっても、現世で友となることはあり得ない。
猛将同士のものすごい一騎打ちの場面も何度かありますが、
これら両人は、オリンピックのように、本番で戦ったあとは肩を抱き合って相手を称えることはない、、、

…なんてことに感慨をおぼえつつ、三国志沼に浸かっておりまする、、、





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曹操のご飯

2017-06-22 | 三国志沼
三国志沼にハマってしまったTAKAMIにございます。

ついに吉川英治全巻買った。
そして、美容室のオーナーからお借りしているDVDは、3巡目に突入。
いんや~~2回観たらお返ししようと思っていたのであったが、、、
機会を失い(詳細は割愛)斯様なことになってしもうた。


3回目ともなれば、多少余裕を持って観とります。


さて、私はあらゆる時代・地域の「飲食生活」に興味があるのですが、ここをゼヒとも切り取ってみたかったのです。
ほんとマニアックですみませんね~~




このシーンは乱世の中で天下統一を狙っている主人公の一人、「曹操」(魏の初代皇帝のとーちゃんの若かりし頃)食事の場面。臣下の戦況報告を聞きながらの食事。
食事より当然臣下の報告の内容のほうが重要なので、食べ物をクローズアップするってことは殆どといっていいほどないよ。






途中で、自分が遠征で留守中に手薄になった城に敵が攻め入ったとの悪い知らせを聞き、頭に血がのぼり、
手にしていた碗を振り上げて、机の上にひっくり返す( ̄□ ̄;)!!





中身は、こぼれず、ひっくり返した椀の中。
誰だヤツにそんな入れ知恵をしたのは!!…と憤慨しまくりの曹操。
それが、以前袂を分かった相手であることわかり、なるほどそうであったか。それなら合点がゆく…などと言いながら、、、





だんだん冷静を取り戻し、ひっくり返した椀を再び手にとり、机の上の飯を箸で拾い集める。





肉を食べるシーンもあるよ。





酒を飲むシーンはいっぱい出てくるけど、食べ物は、机の上に並んでいるだけで、食べているシーンは殆どないので貴重なのです(^_^;)

しかし、三国志オフィシャルブログの哲舟さんによると、この時代、この地方には米はとれず、粟などの雑穀を煮てお粥のような状態で食べていたとのこと。
なので、「あの長い箸で食べている椀の中身は何のつもりなのだろう?」…と、、、

でも、正直いって、どの宴のシーンの食べ物も、あんまり美味しそうじゃないです。
品数も少なく量だけがめちゃくちゃ多い。


なかなか、時代考証も大変なのですね。




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三国志にハマっとります

2017-06-04 | 三国志沼


「三顧の礼」
フトンのように見えるのは、諸葛亮が今後主君に仕えるために諸国を旅して作った地図




このところ三国志にハマりまくっているTAKAMIでございます。
ついに全95編、おわた………
DVDにして32枚。
前半2度。そして、後半2度目に突入しています、、、

壮大で感動的でありました。


ナゼこんなことになったかというと、私がお世話になっている美容室のオーナーからお借りしたという、それだけのこと。
書けば長くなるので割愛。ワタクシ、三国志には、全く興味ありませんでした。

「三国志」を読まれた方は、拙ブログをご訪問下さっている方には殆どいらっしゃらないと思うので、内容詳細は割愛します。

今から約2000年前のこと、日本には、まだ文字さえもなかった時代、
中国ではこのような壮絶な戦乱の時代が展開されていたのか。
そして、ものすごく魅力的な人物が次々登場して、現代とは全く違う戦国時代の価値観の中で展開されるストーリーを観て、
脳ミソがぐちょぐちょに掻き回されたって感じ。
戦乱の世の価値観は、現代のゆるゆるの日本とは全く違っています、当たり前ですが。
常に死が一寸先にあるところを生きる。
言い換えれば、明日死ぬかもしれないことが当たり前の日常。

しかし、全編終わって、なんたる虚脱感、虚無感、、、
栄枯盛衰、超魅力的な登場人物も、すべて戦や病に倒れ、次々と死んでいきます。



諸葛孔明


司馬懿

決戦直前にして2人で語るシーンですが、こんなん実際にはあり得ません。
超絶緊張感の中で、この笑顔を敢て切り取った。
別の世なら、或いは天国でなら、この2人の天才は、こんなふうに語らって過ごせたのであろうなあ、、、





「天命」という言葉が度々出てきますが、これはキリスト教における「神の計画」と同義なのではと…

「諸葛孔明」という名前ならご存じのかたはいらっしゃるかと思いますが、
この人は、軍事においても、政治においても「天才」だったようです。
けれども、このストーリーでは、あくまでも「人間孔明」として、「神」のような側面は描かず、最後まで義を重んじる軍師として描かれていました。
彼は、天文や気象さえも掌中にして、次々と勝利を収めますが、
その孔明でさえ、志ならず、病に倒れて死にます。ああ無常、、、救いがない、、、

諸葛孔明さまに心を寄せている私としては、「司馬懿、どうせならここで焼き殺されろ!」
…などと思ってしまうのです。
火責めにあって焼き殺される予定が、突然の豪雨で火が消えて、孔明の策が失敗に終わる。(史実がどうかは不明)


やっぱ、こんな無常な三国志に浸かっていると、やっぱりここは「救い主」に登場してほしいよ…と、正直思いました。


しかし、ヨーロッパではビミョーな時間差あるけど、まさにローマ帝国がキリスト教を弾圧しまくっていた時代。
「暴君ネロ」は有名で、キリスト教徒をコロッセオで空腹のライオンの群に襲わせ、見せしめに処刑した話は有名ですが、
当時はまだ単発的で、この後もっと弾圧が激しくなっていきます。
数え切れない殉教者が、、、
こちらも「明日は死ぬかもしれないのが当たり前」な時代。
これまた話は別なので、ここは割愛。


しつこいですが、当時日本には文字すらもなく、邪馬台国が魏国に使者を遣わしたことが魏志に記されているのみ。


さて、三国志。
命乞いをする者、ハラを括って我が首を差し出す者、土壇場で自害する者、君主が自分に仕えて欲しいという願いを聞き入れず、自ら斬首を申し出る者…
それぞれの場面、とても壮絶で深く考えさせられます。


今、現代のこんなゆるゆるとした緊張感のない安穏とした日々の中で、
明日は死ぬかもしれないこの瞬間、自分は本当は何をするべきなのかなんて、考えられない。
生まれて半世紀以上、そんな緊張感を持って生きてきたことなかったし、これからもないと思う。
…てゆーか、絶対わからないよ、その感覚。
私は全く愚鈍で凡庸ゆえ、、、
私達は、家族のことを大切に第一に思うことが当たり前な人生を送れることを神に心から感謝しなくてはいけないと思います。


でも、天変地異あります。そのうち必ずといわれている。
地震、津波、まさかのミサイル攻撃…!?
いつまでも永遠に今の状態が続くわけがないのです。
いつか必ずやこれまでの価値観は崩れ去るであろう、、、


…という重~~~い話は、とりあえずおいといて。



人の名前や顔がなかなか覚えられない私は、この大量の登場人物が把握できず、
死ぬときになって、「ああ、この人は、あの時登場した人だったのか…」となります。
でっ、やはり1回ではダメだということで、2度目を、、、、


2度目ともなると、細かいところにも目が届くようになり、
特に、宴席の食事や、酒器などが気になります。
いや酒器は最初から気になってたけどね(^_^;)

いんや~~それにしても、さすが、大陸の漢民族、よく飲み、よく食べるようす。




これは、主君と客人の数人での宴席の模様



これでも見た目かなり質素…でも量はめっちゃ多い!




これが一人分。
とりあえず、これだけ出して、お好きなだけどうぞ…ってカンジ??
残ったらどーすんだ? それともホントに漢民族は、全部食べるのか( ̄□ ̄;)!!
お誕生パーティーなどのときは、もっとスゴイです。
わざわざそこを捜し出してきて画像撮るのめんどうなので、割愛しますが、、、、

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