WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ホセ・ムヒカ氏のスピーチ

2017-11-24 | よしなしごと


世界でいちばん貧しいムヒカ大統領によるリオ会議(Rio+20)スピーチ



政治家とはこのようにあるべきと思い、私はこのような人に投票したいです。
地球の遥かなる未来を見据えて、このように語れる方。
多くの政治家や、「発展」の流れの中にいる方たちには、彼の言葉は耳が痛く、直視したくないことと思います。
…が、これが地球の本当の現実と思います。
自分はあと数十年でこの世界からいなくなる。その後の地球のことを真剣に考えることのできる政治家がどれほどいるでしょうか?
政治家以前に、自分がそういう思いを持っていなければ、その候補者に投票することができません。

子どもや孫のいる人は、現実のこととして、自分がいなくなって、残された子どもや孫たちが生活する世界のことを考えられますが、
それも2代、3代目…ぐらいのこと。
多くの独身や、子どもを持たない夫婦は、これからの地球の未来に希望が持てずに、そのような選択をされた方も多くいらっしゃると思います。
真剣に地球の未来を考えるなら、自分自身が今よりも倹約、不便な生活をすることに納得しなくてはいけません。

そんな100年も1000年も先の地球のことなんか知ったこっちゃない。
まあとりあえず、私と繋がっている息子、娘と孫たちぐらいまでは幸せに過ごしてほしい…
これがホンネでしょう。
私も100年や1000年先の地球のことは想像できません。

ムヒカ氏は大統領時代も、ウルグアイの一般庶民と同じ生活をし、大統領の給与は寄付していたとのこと。

私はムヒカ氏に同意します、「発展」ではなく「人の幸せ」優先です。
今よりすこし倹約して、不便な生活なら私にもできます。




ご存じの方も多いと思いますが、元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏の有名なスピーチをご紹介します。

ホセ・ムヒカ氏は、2010年3月から2015年3月までウルグアイの大統領を務めていた方です。(第40代大統領)
大統領時代も一般庶民と同じ生活をされていました。

私はこの方のスピーチに地球の未来があると思います。


さらに、ニッポンの若者へのメッセージを語っていらっしゃいます。


学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校

…という通信制のネット高校の入学式のスピーチです。地球の未来を担う若者へのメッセージです。


人が一生を生きていく中で、ほんとうに大切なことはなにか。
ニッポンの若者は見失っていると感じる。
親世代も見失っているので、当然。
ここに立ち返るには、価値観の大転換が必要で、この流れの中でこれまでやってんだから受け入れ難いと感じる方も多いのではと思います。

ホセ・ムヒカ氏は、人は幸せになるために生まれてきたのだと説きます。
幸せとは何なのか…





ゼヒみてね!

ホセ・ムヒカ氏 N高等学校 入学式スピーチ





そして…さらに、このN高校の「校歌」ってのがスゴイんだわ。

タイトルが「代数Nの方程式」

タイトルからして、そそられます。

「校歌」のイメージを覆す、大変素晴らしい曲と思います。アレンジはまあかなり安易感あるけどね。
いったい「代数N」がこの歌のどこに出てくるんじゃ~~!!と思いながら聴きましたが、これがちょっとうるっ…ときたな。
しかし、エンディングがイマイチだった。これだけ心に迫る歌に仕上がっているのに残念!


N高等学校校歌 『代数Nの方程式』

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クリスマス ストリートLIVEの季節♪

2017-11-22 | アーティスト魂




またこの季節になりました!!!

今年もやります。南部三町ドーム(田町交番前)
初回からもう8年…
プロテスタント教会の有志ワーシップバンドによるストリートライヴなのですが、ある時期からTAKAMI&SYO Michaelとして、プロの演奏を所望されました。
以来、私は自分の所属教会のバンドと、TAKAMI&SYO Michaelと、二本立てで出演させていただいています。

今年はTAKAMI&GUIS というユニットで、(フライヤー原稿締め切り間近で、てきとーにネーミングされてしまった!! しかし、イイ感じ♪)
SYO Michaelに加え、矢野弦一さんという、超パワフル、リリカル&テクニカルなベーシストをお迎えして、本格的にいきます!!

どなたさまも、まちなかでお買い物の折にはゼヒとも足をおとめいただけたら嬉しいです♪♪

寒くないといいな~~~



さて。栗林公園、ライトアップの季節になりました。
今年は、11/23~12/3とのこと。
いくよ~~今年も!!
日ごろは観る事のできない、夜の栗林公園で、ぜひとも神さまと対峙してください。
ホッカイロを貼るのをお忘れなく。ポイントは熱が出たとき冷やすリンパのとこよってFBには書いたけど、それだと低温火傷の恐れもありますので、やはり、フツーに脛、背中…などにぺたぺたといっぱい貼ってね。足の甲とかもね。

そして、のんベーの方は水筒に熱燗または焼酎お湯割り、はたまたホットワインなどを(^_^;)
これでもぉ~~ホカホカで楽しめます。
うどんや、おでん…そのた屋台あります。コンサートもあります。

しかしやっぱ、静かな晩秋の夜に万物を創られた神様と対峙する…そんな厳かなひとときを味わう…というのがよろしいかと、、、



こちらは3年前の同じ日の、昼の栗林公園。
我ながら素敵な画像がずらずらと並んでいるぞと悦に入ってます。
ライトアップの夜画像は、ふつーのスマホでのシロウト画像なので、全然雰囲気が伝わりません。
ぜひお出かけのうえ、ご自分の五感とと魂でご堪能ください。


いろんな方と分かち合えればいいなあ…と思います。


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障碍者対応エレベーターについて

2017-11-08 | よしなしごと

今日は、エレベーターの障碍者の方用ボタンについて書かせていただきます。

私のマンションで、先日エレベーターの取替え工事が行われていること書きました。
約2週間ほどで、階段生活も終わりました。
エレベーターのドアもきれいに塗り替えられ、内側も明るくとても快適♪

そして、障碍者対応ボタンのパネルにはこんなシールが…
私はこの小さなシールの短い文がとても好きです。
「こちらの行先用ボタンを押したときは、ドアがゆっくり閉まります」







みなさん、ご存じでしたか?
私は、数年前まで知りませんでした。
このパネルは車椅子の方の目線に設置されているだけなのかと思っていました。
そう思って、安易に利用している方は今でも結構いらっしゃるのでは?


私のかかりつけの内科、婦人科、耳鼻科など、とあるメディカルモールに集合しているのですが、そこのエレベーターの昇降がかなり遅く、しかも障碍者用ボタンを押すとさらにかなりドアが閉まるのが遅いので、気付いた次第。

車椅子での乗り降りの方や、病気で来院される方のために、特別な配慮がされているのかと…
昇降が遅いことは別として、障碍者用ボタンを押すと、車椅子用の乗り降り用に、ドアはかなり長く開いています。

香川県内ではエレベーターが複数機あるデパートやホールなどでは、障碍者対応のものは1機のみではと思います。
そこで、通常に昇降している複数のエレベーターは、同じ階のボタンを押して、1機がその階に停まれば、他のエレベーターはリセットされますが、
障碍者対応エレベーターは各々のフロアで1度押せばリセットされず、必ずボタンを押した階では停止してドアが開きます。
障碍者対応を利用する必要もない人が何も知らずこのパネルのボタンを押すと、他のエレベーターが先に来たとき、当然そちらに乗ります。
それでも障碍者対応エレベーターは誰もいない階で停まることになり、これが大変迷惑ということで、都庁のエレベーターがこのようなプレートを貼っているとのことです。








都庁に仕事で訪れる超多忙なビジネスマンが、大変迷惑している障碍者対応のエレベーターについての対策ということのようです。
そんなん、誰もいないところでドアが開いたら、すぐに「閉」ボタンを押せばいいじゃないの…と、一瞬地方人として感じてしまいましたが、東京というのはそういうところなのだということも知っています。
都庁は40階以上で、上層階に行くのに何度も何度も停まって扉が開いて誰も乗ってこなければ、イライラすることはとても理解できます。

東京という特殊な場所…と思いますが、そこへ行く旅行者、出張者などは、東京都民の日常生活や仕事の環境を妨げるようなことは控えるべきで、それ相応の知識が必要です。
例えばエスカレーターの乗り方や、電車のホームでの並び方。
私たち、海外に行くときも、その国の流儀に従う…というのと全く同じと思います。


しかしヽ(`Δ´)ノ

この都庁のエレベーターに貼られているシールは、いかがなものでしょうか。
私は大変無神経に感じました。
これは健常者へのメッセージで「必要な方」を片隅に追いやるような文言に感じましたがいかがでしょうか?
しかも、この案内では説明が満たされていません。

このボタンは、障害者対応のものです。必要な方以外は押さないでください。(扉の開いている時間が長くなります。)



「このエレベーターは、こちらのボタンを押すと必ず停止し、ドアが長く開きます。」


…とかね。
それ以前に、障碍者の方のためのボタンについて、周知が徹底していないことがそもそもマズいと思います。
小学生で「バリアフリー」について、夏休みの宿題で課題研究になるのだから、その時点で障碍者対応エレベーターについても学習すべきです。
そんなこと言い始めると、あれもこれも、本当にもっと学んでおくべきことだらけ。


障碍者の方たちにも適応能力があるので、こんなちっぽけなことは全然気にならないのだそうです。
私もそういう方たちの適応能力は、ほんとうに抜群で素晴らしいものがあるのだと日ごろから感動しています。
しかし、「障碍者」になったばかりの方もいらっしゃいます。
少し前までは普通に日常生活を送っていたのに、ある日突然病や事故で身体が不自由になった方。またそのご家族。

障碍者対応エレベーターだからこそ、配慮ある掲示をするべきでは…と思うのですが、いかがでしょうか?




Comments (2)
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インターミッション:ベッセルおおち日帰りランチと温泉♪

2017-11-05 | 光と風と旅




大塚美術館で、ちょっと頭が沸騰しまくったので、
ほっこりネタです。


実は、発表会お疲れさま旅行・番外編…ってのがあって、帰りにどうしても前日の「びんびや」で10年ぶりに会ったワンコくんにもう一度会いたくて、お手洗いを借りにいきました。
大変あつかましいのだけど、一応入り口の露天で、「すだち果汁」も買ったもんね。
でも、お店の方は、私たちが昨日も訪れたこと覚えて下さっていて、快く「どうぞ」と言って下さいました。
まーSYOさんの風貌ですから、あまり、翌日にもう忘れるってことはないのですね(^_^;)


トイレはお店の外にあって、そこからまた階段を昇ったところにワンコくんはいます。
この日もまったりとしていました。
でも、私たちが行くと、すごく嬉しそうなんだよね~~~


<





私にとびついてくれた画像はないから、SYOさんに嬉しそうに飛びついたところをアップしとく。
10年ぶりなのに、まるで覚えてくれてるような親しみをこめて、ぺろぺろしたり、挨拶してくれたんだよ。



さて。

次は、11月2日。「ベッセルおおち」

平日オフは、まあだいたいはランチとお風呂…なTAKAMI&SYO Michaelであります。
ときどきリハあり。

あんまり毎回毎回アップするのもめんどくさいし読んでくださる方にも「またかよ」感ありと思いますので、ちょっと久々に。




「栗&松茸ごはん」
今年初。嬉しゅうございます♪
釜飯なので、「40分ぐらいかかります」ってことで、定食の他のものを先に出していただいて、ビールのむというパターン(^_^;)




「ワタリガニの酢の物」(これは定食じゃなくて、一品ね)
酢の物ったって、身をほじくって、甘酢につけて食べます。
「ワタリガニ」は、私にとって、本当に懐かしい「おやつ」なのです。
以前から読んで下さっている方はご存じのことですが、
小学校5,6年の頃、私は「庵治」の小屋のような小さな粗末な家に祖母と二人で住んでいたことがあって、
その家の向かいは、料亭旅館でした。
庵治で獲れる新鮮な海の幸が売り。そして、毎朝水揚げされた魚介類を、旅館の裏で露天で売っていて、近所の人たちが買いにきます。
茹でただけの、笊いっぱいのワタリガニを、割って、当時は「カニスプーン」なんかないので、カニの爪でほじって、隅々まで食べました。
大人になってから食べたどの高級なカニよりも、味が濃くて美味しかったなあ…
繊維も、パサパサしていなくて、毛ガニよりさらにねっとり感があります。
「ねっとり感」ってなんか気持ち悪そうに思われるかもしれないけど、「まとまり感」です。
口の中でほぐれてばらけず、最後までジューシーなのですよ~~。












温泉の露天風呂も、久々だったし、誰もいなかったので、こっそり画像撮りました(^_^;)


以上、インターミッション。



お疲れさま旅行のお話はもう終わりましたが、次には「障碍者用エレベーター」の記事が控えております。
次は、ラ・フォンテーヌLIVE、さらには12月の教会のクリスマス・ストリートライヴ。はよ書かなければ!!
もうあっという間に今年も終わり、、、、

どぉする!? ほんとに時間が足りないヽ(`Δ´)ノ


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発表会お疲れさま旅行3 大塚国際美術館編

2017-11-04 | 光と風と旅





2日目は、大塚国際美術館に行きました。
これが今回の旅の目的なのであります!!

たっぷりと時間をとって、行ってみたかったので、ようやく実現しました。
でも、1日ではやはり無理!

ゼヒとも、じっくり読んでいただきたいです。


まずはWikipediaより
ここゼヒスルーぜず読んで!!

展示されている作品は、大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。
オリジナルの収集に拘るのではなく自社技術を用いてふんだんに作品を複製、展示するという構想は、企業の文化事業としての私立美術館の中でも非常に特異な試みといえる。
美術教育に資するべく、作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、
これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。

陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、
これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されている。
この特徴を生かし、大塚国際美術館では写真撮影が可能であったり、直接手を触れられたり、一部作品を屋外に展示していたりする。
屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。

もう一つの特徴として、今は現存しない作品(修復前の、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』・戦火で失われたゴッホの『ひまわり』)や、
戦災等で各地に分散されている作品(エル・グレコの大祭壇衝立)を復元するなどの試みも行われている。
板を組み合わせることで大型化にも対応でき、ミケランジェロの『最後の審判』も、オリジナルの展示環境全体を再現したシスティーナ・ホールに展示されている。
このホールは2004年(平成16年)5月9日、衆議院議員の後藤田正純と水野真紀の結婚披露宴が行われたことでも有名となっており、
2010年(平成22年)2月27日にも夫人が徳島出身である横綱白鵬の結婚披露宴も行われている他、2009年からは将棋の王将戦・松竹の歌舞伎なども開催されている。

...................................................................





私は東京在住時代には、美術展にはよく行きました。
でも思えば近現代の作品に偏っていたと思います。
ヨーロッパに旅行したときには、あちらこちらの美術館に訪れて感動しまくりでした。
残念ながらルーブルには行く機会がありませんでしたが、スペインやウィーンで、ダリや、クリムトの大好きな作品に出会い、プラドではエル・グレコの作品に感激しました。
ゲルニカを観ようと心躍っていたのに、ゲルニカ展示室は、美術館閉館30分前に閉館になるとのこと( ̄□ ̄;)!! 最後の30分でゲルニカを鑑賞しようと思っていたので、残念無念…


大塚美術館の作品は、すべて複製です。
…が、世界中の名画が結集して、すべて原寸で鑑賞できます。
「ゲルニカ」にもここで出会いが叶いました。
私、もう再びプラドに行かずに死んでもいい。

他にも、教科書やウェブで観る作品がこんなにも大きく迫り来るのです。
観たとたんにうううっっとなって、涙がこみあげてくるもの…
それらは、近現代のものではなく、意外とルネサンス以前のものなのでした。








「フランダースの犬」の少年ネロがどうしても観たかったアントワープ大聖堂の「キリストの昇架」「キリストの降架」(ルーベンス)

これだけ観るだけでも、もぉ、あまりにも迫り来るものがあり、ここで座り込んでどっぷりと浸り切りたくなります。
「フランダースの犬」はフィクションではあるけれど、少年ネロは15歳。
アニメなどではもっと幼い感じで描かれていますが、画家を目指す、正直で敬虔で純真で聡明な思春期の少年。
自分の15歳とオーバーラップしてしまうってもんです。
彼が死を迎えるときのように、この場に寝そべりたくなります。
ネロが死の直前に悲願だったこの作品を観ることができて、しかも愛犬パトラッシュと抱き合ってともに天国へと召された。
少年ネロにとっては、光輝く天国への道にまっすぐに導かれていく最高の出来事であったと感じました。
可哀想すぎる「フランダースの犬」の物語だったのでしたが、この絵を観て、身震いしました。

絵には、それほどのパワーがあります。
複製とわかっていても、大塚グループがここに込めている思いの深さも含め、迫り来るものがあります。


イエス・キリストを描いた作品は数多あるけれど、それぞれの画家たちは、キリストに畏怖・畏敬の思いを抱いていないはずがありません。
人であって神であるこの方の顔や体に、彼らはどんな思いで筆を入れていったのか、、、
そんなこと思いながら美術館の回廊を巡っていると、もう、どの絵の前でもゆっくり立ち止まりたくて、どれだけ時間があっても足りません。

大塚美術館の入館料は世界一高いとか。
パスポートつくってくんないかな~~ 





礼拝堂の展示が素晴らしく、感激でした。
ウェブで簡単に観られるものを写真に撮る意味ないじゃ~んと思って、殆ど画像は撮りませんでした。
残念!
ご紹介したいもの、たくさんあったのにな~~





システィーナホール


システィーナ礼拝堂は、ヴァティカン市国のローマ教皇の公邸であるヴァティカン宮殿内にある礼拝堂。
天井画は、ミケランジェロが足場を組み自ら昇って描きあげたとのことです。
正面には、最後の審判の絵。
天井、壁面は、創世記の、天地創造の物語や、キリストの生涯などなど、ひとつひとつ、浸りきりたいよ。
これをヴァティカンに行かず、車で2時間弱の徳島で、原寸大で鑑賞できるなんて、スゴすぎます。
白鵬関がここで結婚式をされたそうですが、彼は羽織袴、奥さまはウェディングドレス、そして、司式は、イギリス人の牧師だったとか。(ヴァティカンはカトリックの総本家なので、ホントは神父)
これが日本的だよね~~~~、それもえんちゃ~~ん!?!?
そして、ここでは、歌舞伎も行われているとか(@_@;)






スクロヴェーニ礼拝堂  (イタリア・パドヴァ)


青がとても美しいです。
青は「マリアブルー」といって、聖母マリアへの信仰の印なのだとか。
私たちプロテスタント教会では、イエスの母マリアは普通の人間とみなされ、信仰の対象ではないのですが、カトリック(の一部?)では、聖母マリア信仰があります。
「アヴェ・マリア」の曲がどれほど多くの人によって作曲され、歌われてきたか…

イエス・キリストの母を信仰の対象とするのかどうかは別のこととして、
イエスの母、マリアさまを讃える歌や絵画が、2千年の時を越えて創られ継がれていることに感動します。

  



エル・グレコ 祭壇衝立復元



これも鳥肌がたって、涙がじょわ~~っっとなった作品です。

かつてスペインのドーニャ・マリア・デ・アラゴン学院にはエル・グレコ(1541-1614)の円熟期、 1600年前後の制作になる大祭壇衝立画がありました。
残念ながらこの作品は19世紀初頭、ナポレオン戦争で破壊され散逸し、幻の祭壇画となりました。
大塚美術館では、スペイン美術史家、故・神吉敬三教授の説に従って、
スペインのプラド美術館にあるエル・グレコの5点の作品「キリストの復活」(左上)、「キリストの磔刑(たっけい)」(中央上)、「受胎告知」(中央下)、「聖霊降臨」(右上)、「キリストの洗礼」(右下)に
ルーマニア国立美術館の1点「羊飼いの礼拝」(左下)を加えた6点で、この大祭壇衝立画を原寸大で推定復元しました。世界初の試みです。

エル・グレコの画風が好きだと思ったことはないのです。
でも、プラドで出会ったときもそうだったし、このたびも、圧倒的なパワーで迫ってきて、涙ぐんでしまいます。
画家の魂が時空を越えて迫り来るのでしょう。






聖マルタン聖堂 (南フランス)







聖ニコラオス オルファノス聖堂




どの礼拝堂も、壁は壁画で埋め尽くされています。
破損している部分も、陶板で忠実に再現して、中の薄暗さなども再現されているようです。
壁画は、時代によって、少しずつ画風が違っていますが、当時の片田舎の字の読めない人たちに、神父が説教をしつつ、絵で理解をする意味があったとか。



この他にもご紹介したい絵がたくさんありました。
でもぜひ、まだ訪れたことのない方は、訪れて見てください。
私は、古代や中世の壁画がとても興味深かったです。これまでそういった展示を見たことがあまりありませんでした。
古代・中世からの絵の変遷もとてもおもしろく、次回はここを中心にじっくりと観たいと思います。
…とはいっても、古代・中世だけでも環境展示(礼拝堂などの復元)を含め、250点近くあります。
ひえ~~~っ!
美術史は奥が深く、音楽も美術も、そして聖書も三国志も…と欲は深まりまくり、人生、時間が足りません(^_^;)


あっしまった、ランチをアップするの忘れてた(^_^;)
いんや~~~前日ディナーから食べまくり飲みまくり、朝食もゴージャズだったので、食べきれず残しました。ごめんなさい。
大塚だけあって、カレーは、懐かしのボンカレー風味なんだけど、フレッシュな野菜やエビやホタテが入って、とっても美味しかったです。








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発表会お疲れさま旅行2 モアナコースト編

2017-11-02 | 光と風と旅
イングランドの丘を後にして、スーパーで缶チューハイと日本酒を買い、余裕で本日宿泊予定のホテルに向かう予定が、、、、
最寄インターを下りそびれ、大変なことに( ̄□ ̄;)!!

「モアナコースト」というそのホテル…というかオーベルジュ。
橋を渡らないと辿り着けないのに、その橋がいったいどこにあるのか迷いまくり、1時間彷徨いまくりました。
今となっては楽しい旅の思い出なのですが、同じところをぐるぐるしてる間にだんだん暗くなってくるし、不安が極点に達し、、、

やっと辿り着いた「モアナコースト」

めっちゃゴージャスでコスパ最高でしたので、ご紹介させていただきますよ~~ん。




メゾネットで、ここがリビング&バスルーム。




まるでバスルームがステージのようなのですが、一応ちゃんと仕切りの黒いカーテンはありますので、ご心配なく(^_^;)




こちらは2Fベッドルーム




さて、超ゴージャズなバスルームで1人ずつ身づくろいをしてからのディナータイム。
これもまた、大変感動のディナーでしたので、ご紹介させていただきませう。




瀬戸の幸のオードヴル



ふぐのスープ




牛フィレ、下はゴルゴンゾーラ(だったと思う)、上はイチジクのソースで挟み撃ちしている。このハーモニーに感動。
この前にはパスタが供されましたが、取り分けに気をとられ、画像撮りそびれました。

ここで、エッ、じゃあお肉が出てきたってことは、これで終わり?
さっきの「フグのスープ」が魚料理…ってことないよね、、!?!?




出た~~ お口直しのすたぢシャーベット!!
これがものすごく美味しかったので、一口食べたあとの撮影となりました。





これが本日のメインディッシュ。鳴門の鯛の塩釜焼き。
雪のように塩に覆われているところを、ウェイターさんが取り分けて下さいます。




徳島で捕れた鯛まるごと1匹\(^o^)/




取り除かれた大量の塩…… これは使い回すのだろうかと素朴な疑問が、、、




最終的にはこのような姿になります。すだちをかけていただくのですが、んまい~~~ んまし! んまいっす、んまいとも、んますぎる!!(五段活用)




最後は葡萄と栗のデザートです。




あ~~~もうホント美味しかった、楽しかった、来てよかった!
さ~~~~これからバスルームにてジャグジーでおくつろぎタイム。水着持ってきたよ~~~ん!!
私は今後の人生、男子とハダカで一緒にフロに入ることは金輪際ありませんのでヨロシク。




チェアに座って、頭からシャワーを浴びながら体を洗うというシステム。
アメニティグッズも超充実。しかし、暗いので、いちいち灯りの下に持っていかないと「シャンプー、コンディショナー、ボディソープ」が見えない老眼(T_T)




夜明けの鳴門海峡













すみませんね~~ ジャグジーがほんとに快適だったものですから、撮りまくりましたのです、、、




朝食は、場所を変えて、ガーデンを望むところで。
しかし、あまりにも前日食べて飲みまくったので、パンはすべてお持ち帰りさせていただきました。





これから大塚美術館にいきます。今回の旅行のメインイヴェントです。わくわく♪♪

























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発表会お疲れさま旅行1 イングランドの丘編

2017-11-02 | 光と風と旅
1年で最重要イベントの、生徒さんたちの発表会が終わりました。
発表会についての記事は前後しますが、また後日…ってことで、、、、

いってきました~~~お疲れさま旅行!!

旅行といっても、お隣の徳島と淡路島。
久々の、ゆっくりゆったりのんびり。
一泊旅行をしたのは、2年前、湯布院バスツアーだったっけ。


画像一挙掲載!! 
延々とアップしますので、ご一緒にお付き合いくださいね♪



10月後半は雨続き、台風も襲来、やっと台風一過の瀬戸内海。R11で徳島へ向かいます。



久々の「びんびや」
SYOさんとTakと3人初デート?の懐かしのお店。







平日ですが、賑わってます!



10年前に訪れたとき、少年だったワンコ。今では老犬。




ぐで~っっと横になってたけど、立ち上がって、私に「お手」してくれたり、ぺろぺろしたり、飛びついてくれた♪ 嬉しかったなあ…




1日目は、淡路島に渡り、「イングランドの丘」に向かいます。
橋を渡るときって、いつもわくわくするよね♪♪



淡路島では、「イングランドの丘」を訪問しました。
全然どんなとこか知らず、まっ、てきとーに…みたいな感じだったのですが、ここがすごく素敵で、「大人の遠足」サイコー!




温室に入ってみました。




温室2




温室3




温室の入り口付近はハロウィンのデコレーション。嬉しそうなSYOさん。




兎たちがお行儀よく並んで記念撮影させてくれました♪
イングランドの丘では、広い庭の中に動物たちの遊び場もあって、それぞれとっても大切に飼育されているのが伝わってきます。
全員の名前や、プロフィールが紹介されています。




この子は私と同じ誕生日。




この子はカメラを向けると絶対横向きでポーズします。こだわりあるらしい??




この子は、顔はコワそうだけど、カメラを向けると近づいてきてくれます。




このまったり感…ほんと~~に幸せそうですね~~~




木々ものびのびと、嬉しそうです。




みんな、ありがとうね♪




この子たちには、おやつをあげることができます。
おやつを持っているとわかると首を出してくるけど、持っていないときは見向きもしません(^_^;)




バスでゆっくりと「イングランドの丘」を回遊します。












さて、これから徳島に戻ってホテルに向かうのですが、降りるインターを間違えて大変なことに…
すべて私が悪かった、、、

以上、前編でした。










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