WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

音楽的欠落めっちゃあるよ私

2024-05-27 | アーティスト魂



昨日から今日にかけて、LIVEのメンバーに送る譜面を書き、つくりかけの曲を進め、LIVEのセットリストを見直し…
いろいろと作業は続く。
本番は8月、まだまだ先…とメンバーの方たちは思っていることだろうけど、私は、もぉ切羽詰まって、死ぬかやるか状態ですわー。
これって私、なんか欠落してるんだろうなあ。たぶん私「普通の人」と違うんだ。
それはまあ、これまでの人生的に自覚はあるけど、音楽的欠落というのはどぉよ、、、


いちばんヒドイのは、ピアノが弾けない。
私、ピアノのセンセもやってんだよ。
コロナでいったん休業したけど、今でも細々と、、、
なのに、自分で作った曲を練習してもしても弾けない。

譜面と脳と指が乖離している、、、ような感じ?

子供の頃から、ピアノは苦手だった。
私の練習は、右手と左手を別々に完全に覚えるまで弾く。
それから両手で弾く。
徹底的にこれをやって(やらされて?)きた。
大譜表(右手と左手)を読みながら両手で弾くということを一切やってこなかった。これが弊害??
うーん、だからこうなった…というのとも違うような気がするなあ。


私の教会のピアノ科出身の奏楽の先輩は、これが一致しています。譜面と脳と指。「きっぱり」感がすごい。私には全然ない。
彼女の奏楽はいちばん身近に聴くので、特にそう感じるのですが、他のピアニストの方たちも当然のように譜面と脳と指も一致しているのだろうなあ、、、
その前提のもと、音楽性とかの面でそれぞれ努力されているのではと思う。

なんで自分の曲なのに弾けないのか。





わたしは、深夜にヨッパでピアノを即興で弾きまくっ遊ぶことがわりとあります。
もうすごく楽しくて、浸りまくります。
そんな時、ピアノの鍵盤は、「距離」みたいな感じになります。
白鍵と黒鍵は全部おなじ。「ドレミファソラシド」はない。{調性」というものがない。
この距離で鍵盤を押さえよう、、みたいな。二次元の。
でもその中で弾いてて、ときどき鍵盤が普通に見えて、コード(メジャーとかマイナーとかふつうのヤツ)も弾きたくなる。
「安定」とか「完結」を求めたくなるのかもしれない。でもそれも、ただの「ドミソ」じゃない。
でもこれって、誰かに聴かせるのじゃなく、ものすごーく自己満足なのです。
とりとめなく、しかしめっちゃ楽しいんだよね~~~~~~~~~~ん♬♬

それから私は、どんな音を鳴らしても、不協和音…というか、濁った汚い音には聞こえません。ドレミファソラシドを同時に鳴らしても。
だから、そんなのを弾くのがものすごく楽しいのは、やっぱ、フツーとは違うのかなあ…



しかし、うたは違う。

うたは、私が学んできた西洋音楽で、人にお聴きいただいて、受け入れていただけるものを作っていると思っています。

最近作ったのは、私が通っている教会の今年度の主題聖句。
2部合唱にしました。会衆のみなさまに喜んで賛美していただけたら嬉しい。
これらすべては、天から降ってきた。私は媒体。





それから今作っているのは、「母の名言」

ある日母に聞いてみた 羊水検査ってしたほうがいいかな
母は言った 自分が産んだ子どもは どんな子でもかわいいものやろう
だから お腹に子どもがおるときは ゆったりと構えて
いい子が生まれますようにと願いながら過ごしたらわ(過ごしたらどう?)
 


以下まだヒミツ。


私は、やっぱりうたがいい。
ことばと音楽がぴったり重なりあっている世界。
私の生きていく場所はここだなー。

歌は、ピアノも併せて、ものすごく緻密に作って譜面も書いているつもり。
…というか過去の譜面を見て「こんなに緻密に作ったのだなあ」と思う。
人にお聞かせしたいものと、自己満足的な世界は違うんだなー--

そう、それで。ピアノのパートを譜面に起こして、それを右手左手それぞれ覚えるまで弾き込まないとちゃんと弾けない…からなのか??
もぉ、この効率の悪さは、加齢とともに低下の一途を辿るしかないのか、、、

でも歌はそうじゃない。数か月歌えず音程が不安定になりまくっていたのも、短期間に戻る。
音程だけじゃない、発声や、アーティキュレーションも、わりとすぐに自在に歌えるようになる。





ずっと大好きだったSYOさんも
今大好きなカッシーも、
ミュージシャンとして、ほんとーに私はおふた方をリスペクトしてます。
彼らは私のことを音楽的に「ヴォーカル」とか「歌詞」とは全く違う対極のところからサポートして下さって、
私のつくる歌の歌詞なんか、どうでもいい。それってどぉよ!と思ってたこともあったけど、
今はその感性をすごく理解できる。

SYOさんは、「どんぐり」という、息子の保育園時代のことを歌ったうたで、「おかーさー--ん!」と叫ぶアレはなんなのかと訊いてきたことがあって、、
全然わかってくれてなかった。愕然としましたわ、、、
そして、私のLIVEの曲順はすべてSYOさんが決めてくださっていました。
歌詞による曲順こだわるのではなく、リズムやキーによって、お客様を飽きさせないようにしなくてはという、私には全くない視点なのでした。

カッシーとは現在、「この曲、飛行機のエンジン感や、時空を超える感を表現してくれるとうれしいな」みたいなやりとりをしている。
私のこのように文学的な表現に対して、
カッシーは、ここは間奏が長すぎるとか、ここを繰り返すのはくどいとか、いろいろ数値的なところで、対極からの意見炸裂しまくり、
まだ完成には至ってないけど、お互いに納得のできる着地をすると思います。
めっちゃ楽しみ。これも次回LIVEで歌うよーん。


…ってまー私いま、「死ぬかやるか」的瀬戸際的だけど、
本番までの、日々、料理を作る時間もすべて含め、楽しくやらせていただきますよーん!!



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午前2時

2024-05-17 | アーティスト魂





 
午前2時の帰宅
エンジンを止めながら
あなたの声が聞きたくて 携帯を鳴らしかけたけど
思わず次のメモリーの人を呼び出してしまう

あまりにもあなたが好きだから 私を全部見せられない
あまりにもあなたが大切だから 私を全部ぶつけられない
好きなように生きて輝いてと 私を突き放す
それが愛のつもりねあなたの
今日も夢中で1日を駆け抜けたけど ほんとは
あなただけに向かって輝いていたい


切なくて苦しくて 朝まで走りたくて
助手席に乗るこの人はひたすら温かく
心をほどいて 私を溶かしてくれる 
でもあなたじゃない

午前2時のマジック 
揺れながら サイドミラーにあなたが浮かぶ
夜明けまでのトリック
闇を走れば 心の中のあなたが消える

孤独と愛 闇と温もりの間で揺さぶられ
あなたに背いてみたくなる瞬間
ひとりでも生きてゆけるような気がするの
夜明けまで走り抜けて輝く私を見て

今日も夢中で1日をかけぬけたけど ほんとは
あなただけに向かって 輝いていたい
 





 
やっと「午前2時」のピアノ譜に着手。
いつまでもコードだけ見て弾いてると、全然ポジションが固定せず、「今頃かよ」って感じだけど、
これでダラダラにならず、効率的に練習ができるぞっ♬

うまくいけば(つまりは私のピアノが)この曲は今回のLIVEの中で、いちばんカッコイイ曲になる予定。
インストもカッコイイんだよーん。

しかし、ひどい歌詞だなあ、№2の男子、振り回されまくって、なんと気の毒な、、
コレ、私の実話じゃないからね。
前にも書いたけど、私の「詞」は、「きっかけ」となる事実の部分はほんの「かけら」ほどあるけど、
あとは、どんどん空想が膨らんでいくのだ。


この曲は、東京で初代夫と離婚した頃、1人暮らしを始めたときのアパートの「カプセル風呂」に浸かりながらできたのだ。
木造築30年越と思われる、つまり私が生まれた頃からあったような。
当時は既におひとり様は「ワンルームマンション」に住まうのが主流って感じだったけど、私は狭い簡易キッチンはイヤで、
ガスコンロは2口。それに古くてもいいから、ある程度のスペースが欲しい。
ってことで、6畳、4,5畳、「台所」に後付けの「ほくさんバスオール」 これだよ!懐かしい~~



カプセル風呂だ! 初めてみたよ、こんなの!!
正直いって、見すぼらしいぞ、、、
いちばん左の、浴槽と、体を洗うスペースもついてるヤツ。
シャワーの蛇口をひねれば、ちゃんとお湯が出る進化型のものだった。


しかし! ジミーというペンキ屋さんでギタリストのお友達(日本人)が、この部屋の壁をキレイに塗り変えてくれたのだ。
大家さんは、もちろんプロが壁を塗り替えてくれるというので、喜んでOKしてくれた。
キッチンはうっすーいミント色。カプセル風呂も同じ色。
和室はうっすーいぴんく。和室の柱もこげ茶色に塗ってくれて、、床にはウッドカーペットを敷いて、なんだか古民家リフォームのようにかわいくなった。
ジミーはプロのペンキ屋さんなので、マスキングテープなんか貼らなくても、すいすいと手際よく、すいすいときっれ~~に仕上げてくれました。

このお部屋、これまでの人生の中で、一番思い出深い、懐かしい場所だなあ。
そして、私の財産は友人…なのも、そのころからずっと変わらない。

夜のアルバイトなどもやっていて、帰宅が深夜~午前様になることが多かった。
よく友達が遊びにきてパーティーやって、
{習字バー」というイベントをやった。
飲みながら、半紙に筆で、ひらめいた言葉を書くというもの。
みんなヨッパなので、きれいに上手に書こうとかそんなの全然なくて、前の人が書いたものからインスパイアされた言葉を次々と書いていくのだ。

「男と女」→「愛欲」→「恋愛沼」→「泥泥」…(ここの部分はウケまくったのでよく覚えている)

今だったら私は、「矍鑠」をゼヒ書きたいな。
「燦〃」もいいなあ…

失恋もいっぱいしたけど、めちゃくちゃ楽しかったなあ、、、

そして全ては音楽のコヤシとなっている…
そして今現在の私がいるのだ。



日本最初の家庭用ユニットバス「バスオール」をご存知ですか? | 株式会社フリーバス企画



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする