WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

一人称

2005-03-31 | よしなしごと
日本人は、自分のことを、話をする相手に向かって「お母さん」「おねえちゃん」「おばちゃん」「おばあちゃん」「先生」…などと使い分けます。
このために、ちょっとした問題が生じることもありますよねー(^_^;)
自分は「おねえちゃん」なのか「おばちゃん」なのか…
「おばちゃん」なのか「おばあちゃん」なのか…

中学に進学した時、担任の先生が、
「私達は、みなさんのことは大人として扱いますから…」
という話をされました。対等に向かい合うつもりだと。
とてもよく覚えています。
出身中学の先生方は全員自分のことを「先生」とは言いませんでした。(これって、教育界の常識なんですか?)
なので、教育実習生の先生なんかがいらした時、彼らが自分のことを「先生は…」とか言ってるのにちょっと違和感を感じたりもしたものでした。

そんなこともあって、私は中学生以上の生徒には自分のことは「先生」と言わず
「私」と言うことに決めています。
…というよりも、それ位の年齢の子供に対して「先生は…」なんていうのは人間同士の関係としてふさわしくない気がしてしまうのですが、、、いかがでしょうか?

たま~に子供たちを対象にしたコンサートをやることがあります。
「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんのように、「おねえさんはね!」って何の不自然なこともなく言えたらいいけど、ステージで
「おばさんはね…」
…てのはどんなもんだろうか。
正直いって抵抗あります。バリバリ「おばさん」世代。でも、「おばさんの歌」っていうのは、ちょっと違うぞ…って。そういう場面では私は「TAKAMIさんはね…」と言うことにしています。
でも、状況が違って、絵本の読み聞かせや、お話のステージだったりしたら、思いっきり「TAKAMIおばさん」ってことで。胸パット、腹巻き、エプロン…なんかで演出してみたいし(^_^;)
これはまあ、プロとしてのこだわりってこどで…。

ある時、同級生たちと集まったとき、ひとりの友人がTakに向かって
「おねえさんと呼んでね。私は子供がいないから。」と言いました。
げげげ~~と思ったけど、これもひとつの「基準」なんだろうな。
私の周りでは、「おばちゃん」って言葉が殆ど聞かれません。
「◯◯くんママ」「◯◯ちゃんのおかあさん」
要するに、固有名詞で呼ばれているのです。
これって、最近のトレンド??
我が不肖の妹32歳(独身)も、Takに「おばちゃん」とは絶対呼ばせません!
「Naokoちゃん」ってことで。
Takは、彼女のことを「叔母」だと思っていません。

ところで私が、母親の携帯にTELしたとき、幼稚園の頃からお世話になっている母の友人が出たことがあります。母は席を外していて、けたたましく携帯が鳴ったので、仕方なくその方が出て下さったのでした。
「もしもし、おかーさん?」
「TAKAMIちゃん、S…のおばちゃんや。」
これって、とっても和みました~~ 
このトシになっても私を「ちゃん」付けで呼んでくれる人、「おばちゃん」って呼べる人。

それなのに私自身は、高齢者の方を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶことに抵抗があります。名前で呼びたいという気持ちがあります。
私も実は名前で呼ばれたいです。おば~~~~ちゃんになっても。この矛盾。

みなさんはいかがでしょうか??


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プロバイダー移行前です(^_^;)あしたがコワイ
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一時切断(かも)

2005-03-31 | よしなしごと
今日から、プロバイダーが変わります。
モデムなどの接続キットが送られてきましたが、
中身はWindows用のCD-ROM
Macのユーザーに対しては「簡単接続ガイドに従って設定をしましょう」
ポスターのようなぺらっ…とした紙1枚のみ。
( ̄_ ̄|||)
あ~ここでもまた虐げられてる…
この私がスムースに接続ができるんだろうか~~
もし今後の更新が滞っていたら、
「なんやTAKAMIはひとりで設定ようせんのやなー」と御理解ください。

早く再びお目にかかれますように…


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「お局の会」

2005-03-30 | 人生妙なり
「WIND AND SOUND」の名コメンテイター、ふと足ももこさん率いる「お局の会 東京支部第1回会合」に出席してきました。
実ははやる心で仕事から帰ってきた私は、すでにブラッディマリーを2杯ひっかけて、Takを引き連れて出かけたのでした。へっへへ
久々の新宿。しかも、Takを連れて新宿で飲むのは初めてかも…
我がままなお局の一員ゆえ、自分の印象と都合でレポートさせていただきます。

ふと足ももこさんとは初対面。
…みなさん、「どんな方なんだろう??」って興味津々でしょ??
彼女は、一言でいうと「華奢で可愛らしい!なのにかっこいいオーラを出しまくっている。」「キュートでかっこいい!」…どこが「ふと足」さんやねん(-_-;)
やはり、お名前と、ご職業と、それから大型自動二輪免許をお持ちで、大きな車を運転なさるという話を伺っていたこと…などで私の想像は違う方向へ発展しかけていましたが(^_^;)
そして、「お局の会」会員&準会員?の方々も、想像どおり、気さくで楽しくてそしてそしてとっても味のある人たちでした。お一人ずつゆっくりお話できなかったのがとっても残念でした。

それからそれから、今回は、会員さんのお子さん達も一部同席でした。
5~15歳の男女。
…て5歳はTakであとはティーンエイジャーばかりでしたが、全員のびのびとまっすぐに未来に向かって伸びていってる真っ最中って感じ。傍にいるだけでなんだか幸せでいい気分になれました。
お兄ちゃんたち二人を見ていると、「Takが→こうなって→こうなるのか」っていう感じで、なんだかわくわくしてしまった。
ホントにホントにいい子たちだったなあ~~~!!
「大人」と「子供」としてでなく、たくさん語りたい彼、彼女たちでした。
最近の子供達、マスメディアでは「自分で考えることができない、マニュアル人間」への道をひた走っているように、マイナスの部分がクローズアップされているけれど… 子供ってそんなもんじゃない。それはオトナの問題よ。
先日も公園で無心に遊ぶHiroくんとTakをみて、身体のなかから溢れ出す「自主性、自発性、想像力、創造性、協調性、社会性etc.」がひとまとまりになったエネルギーの爆発をまのあたりに見たところです。
それは、10代になっても、子供の中にはかたちを変えてもずっとあって、次々と殻を破って、上へ上へと伸びていくんだなあ…と、またまた目の当りにして、幸せな気分。
子供達とそれぞれのかかわり方で日々をすごしている私達ですが、自分も一緒に成長していけることも幸せだと思います。若い世代を見下ろす感覚さえ持たなければ、素敵な出会いはそこらじゅうにあるんですよね。

こう書くと、なんだかお堅い会合みたい、文章でかくとどうしてもこーなってしまいますが、ゆるゆると飲んで語って現在進行形でまっすぐ伸びる子供達をみて、ホント~に幸せな夜でした! 素敵な出会いに乾杯!! 
しかし私は全然飲み足りませんでした(^_^;)深夜まで飲みたかった~
ふと足ももこさん、ありがとう。次回はいつでしょうか?

でっ、4時間の飲みに付き合わされたTakですが…
すっかりお兄ちゃんたちに面倒みてもらって、御機嫌で、しかも、パーティーやってる隣のテーブルまで遠征して特製特大デザートを貰ってくるし…(代理母になって下さったジュンコさん、ありがとうございました!)
かなりの満足度だったようで、帰りの電車の中でも素直~ないい子で、母にめんどうは一切かけなかった。ホント、おにーちゃんになったなあ。ひしひし…
Takはホント、私とは全然違う人格。神様からの贈り物だと思います。
この気持ちを忘れず、学業成績不振に陥ってもガミガミ言わずにいられるか、見モノですね(^_^;)ぜひとも末永く見守ってください。


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青春の挫折

2005-03-29 | アーティスト魂
話が前後するのですが、週末に夢をみました。
そして明け方、大泣きしてしまいました。

私は某大学を2年連続で受験しました。が、2回とも落ちました。
1年目はさほどショックではなかったのです。未熟な自分には現役合格なんて絶対無理だと思っていたので。
ですが、2年目は、背水の陣…ともいえる受験でした。

その時の受験の自由曲は「caro nome」(直訳…愛しい名まえ)
…すてきなお名前、、、って、好きになった人の名前を口にするだけでときめく少女の、うきうきする心を歌ううた。
私は当時、その歌を、必死で練習していました。
自分の持っているものが100%だとしたら、この曲を歌いこなすには、95%を出し切らなくてはダメ…というほど難易度の高い曲でした。
ギリギリの張り詰めた糸のような感じ…

先日の夢で、私はその曲を、かるぅ~~いファルセットでときめく心で歌っているのです。ものすごく気持ちよかった。超絶技巧のフレーズも、少女の自然な気持ちの表現。本来この歌は「鼻歌」って感じなのです。私は完全に歌と同化していました。
夢の中で歌いながら、だんだん、夢と現実が交錯してきました。

こんなうきうきした軽い心で歌うべきうたを、当時の私は悲愴感を漂わせて練習したいたんだな~…
どうして師匠は私の受験にこんな難曲を選んだんだろう…
もちろん、背景の勉強もしてました。なので、この歌をどんな気持ちで歌うべきなのかはわかっていた。
わかっていても、余裕がなかったのです。

夢の中で歌っている自分が、当時、一生懸命この曲に取り組んでいた「生徒」の私を思い起こして、同情とも愛おしさともつかないような気持ちが込み上げてきて、大泣き…となってしまいました。
試験に落ちたときは泣かなかったのに。
その時私は、95%を達成できたと思います。やるだけのことは全部やった。それでダメだったのだから、悔いはありませんでした。
でも、あんなに大泣きするなんて、私は青春の挫折をずっと引きずっていたんだろうか??
しかし、泣いたあとはとってもスッキリ(#^_^#)
涙って、いろんなものを流し去ってくれるんでしょうね。

でっ、私の横で寝ていたTakはどうしたかというと…
「おかあさん、だいじょうぶ?」
と、寝ぼけながら心配してくれましたが、
「たっくん、いいのいいの、悲しくて泣いてるんじゃないんだから」
というと、(ビデオ観ながらなど、感動して大泣き…ということも多々あるので)
「またか。」って感じ(^_^;)
あげくの果てには「うるさいなあ…」と言われてしまいましたが、
心得ているTakはしょーがないなあ…って感じで放っておいてくれました。


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春の公園

2005-03-28 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
昨日の午後は、お天気がよかったので、おともだち親子と公園にいきました。
新しい公園の若い桜の木には、もう花が咲き始めていました♪

Takと同じ日に生まれたHiroくん。
二人が走り回って遊ぶ姿をみながら、ここまでの道のり?を思い起こして
「あ~やっと、追い掛けて走らなくてよくなった。」「ママ、ママといってまとわりつかれなくなった。」
親は親同士、子供は子供同士という時期にきたようです。
二人で話し合って次々と遊びをみつけて、子供たちだけで遊ぶことができるようになったので、ベンチで座ってのんびりくつろげるようになった~
Takと一緒に公園に来ても、気が休まるってことがなかったもんな~

走り回って遊ぶ子供達を視界に入れながらそんなことを話し合っていましたが、
ふと、二人が視界から消えてしまいました。
慌てて探しに走ったら、公園のいちばん端にある窪地を見つけて、そこで夢中になって遊んでいました。
公園の中でも、整備されていない、「荒れ地」といった場所。
さすが!子供はそういう場所を嗅ぎ付けるのがほんとに得意。
木切れや板を集め、草を集め、「たき火」をして、料理を作るらしい…
フル回転している子供の想像力に、親はすでについていけません…

遊びってすごい。
遊びの中で子供は、社会性も、考えることも、ものを創ることも、全部覚えていきます。きっと保育園の自由遊びの時間にも、こんな世界を繰り広げているんだろうなあ。

Hiroくんママ、また行きましょう。今度はフルコースで、公園→銭湯→「温野菜」
でいかがでしょうか?(^_^;)


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布団干し

2005-03-27 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
きょうはお天気が良かったので、午前中に布団を干しました。
上着なしでもあたたかい1日でしたね。

「お布団、きもちよさそうだね」
と私が言うと、
「お母さん、ぼくも干して。はだかんぼになるから、干して干して~~おねがいおねがいおねがい」
ときた…
気持ちよさそうなお布団の横に並んでみたい気持ちはしっかりと伝わってきました
何をアホなことを…と思ったけど、
「いいよ、たっくん、じゃあお布団のとなりに干してあげる。でもさ、はだかんぼになったらあっちのアパートの人たちに見られて、あの子はだかんぼだよ。ヘンな子だね~って言われると思うけどね。」
…彼は小さな頭で考えて自分なりの妥協点をみつけました。
パンツとランニングで干されることに決めたのです。

でも、自分で頭に描いていたような、布団と同じようにフェンスに身体を二つ折りにしてだらぁ~っ…っていうワケにはいきませんでした。残念!


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ブラッディ・メアリー 蘊蓄

2005-03-27 | 酒は心
ウォッカ45 ml
トマトジュース 適量
1/6カットレモン

タンブラーに氷を入れ、ウォッカ、トマトジュースを注ぎステアする。
カットレモンを飾り、マドラー、またはセロリスティックを添える。

「血まみれマリー」。この名前は、16世紀半ばのイングランド女王メアリー1世に由来していという説が有力です。女王はプロテスタントを迫害して、火あぶりの刑にしたりなど、あまりにも残虐だったために「Bloody Mary 」と呼ばれました。

ジンリッキーと並んで、私の大好きなロングドリンクです。
バルセロナのバル(Bar)で注文したら、トマトジュースとウォッカの量が日本の逆でした~!!これには感動しましたよぉ~
飲んべーの私ですから、そりゃ、お酒はたくさん入ってるほうが嬉しいに決まってます。
なので、行き付けのお店ではベースのウォッカを「スピリタス」(アルコール度数96度)にしていただいてました。これが最高。
以前よく行ったバーでは、「クラマト・ジュース」という、はまぐりエキスの入ったトマトジュースでこれを作っていただいてましたが、これには「ブラッディ・シーザー」という別名があるっていうのを、今回カクテルブックを開いてみて知りました~!
私としたことが…(^_^;)
検索したら当たり前のようにたくさんヒットした~!!
コクのある冷たいトマトスープって感じで、とっても美味しいのです。
もともと、ブラッディ・メアリーは、塩、胡椒、ウスターソース、タバスコなどが添えられるようなドリンクなのです。サラダ感覚のカクテル!?

アメリカの禁酒法時代は、酒の歴史にも当然大きな影響を与えていますが、
禁酒法時代アメリカで流行したのが「ブラッディ・サム」という、トマトジュースにこっそりジンを入れたもの。
ベースがテキーラだと「ストローハット」
ビールとトマトジュース1:1で「レッド・アイ」
これで5種類イッキに覚えられましたね♪


写真はカクテルと何の関係もありません。
春なので、あちこちで見つけたお花をアップしていきます


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ハイヒール

2005-03-25 | よしなしごと
春だし、昨日、今日とクライアント先での研修なので、久しぶりにハイヒールを履きました。
いつもの職場には、ラフな格好でいってるのですが。
目線が高くなっただけで、なんだかちょっと世界が違って見えるものですね~。
通勤に履くハイヒールって、かなり久しぶりだったかも。
それに足首を意識して歩くので引き締めにもいいし!
子供を産んでから、普段のハイヒール禁止…って感じで過ごしてきましたが、Takも運動機能が完成してきたし、走って追い掛ける時代は終わり。
春だし、風もあたたかいし。週末には、久々にハイヒール買おうかなあ…

そういえば、関係ないけどTakが私が身につけると珍しがって騒ぐ3種の神器?ってのがあります。
ピアス
ヌーブラ
網タイツ
解説は敢えてしません


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道草

2005-03-24 | よしなしごと
写真はTakの保育園の駐車場から、入り口までの間にある植え込みです。
この写真の右側の壁の内側が保育園、左側に歩道があって、普通、人々は歩道を歩いて入り口まで行きます。
Takは、入り口まで、毎日ここを通って行きます。
蝉の抜け殻や、どんぐりを見つける、冬は霜柱を踏むのが楽しい、大好きな場所。

ある時、「お母さんもおいで」と言われて、ここを通ってみました。
葉っぱのトンネル。ごつごつの樹の根っこ。
なるほど、とっても楽しい。
それ以来、私も、走っていくTakのあとを追い掛けて、ここを歩くようになりました。
たったの20m位ですが、ここの土の中には、今きっとたくさんの蝉の幼虫が育っていて、樹には、春の花が咲いたり、新緑が芽吹いたり、自然のいのちをめいっぱい感じることができます。

Takに教えてもらった「秘密の場所」
実はTakを送ったあと、駐車場に戻る時も、ここを通る私です。



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残り物ディナーのオムライス

2005-03-23 | 美味礼讃
「酒は心」シリーズ、ちょっと今日はお休み。

みなさん、オムライスって、どうやって作りますか?
ごはんを卵で包むのって、難しくないですか~?
得意な方、ワザを教えてください!!

今日は冷蔵庫の残り物でオムライスをメインとした晩ご飯でした。
ちょっと今日のオムライスはグレード高かった! ソースはドミグラス。そして、何より成功だったのは、オムライスを包む卵をバターで作ったこと~。
なんか、卵がフライパンからうまぁ~くはがれて。風味もいいし(#^_^#)
先週は職場の研修などで大幅に調子が狂ってしまって、中途半端に食材が残ってしまたので、なんとかしなくては…と苦肉の策。

…と、いくら自己満足してもTakが食べてくれなかったら「ガックシ」なのですが、彼もかなりお気に召したようでした。

それに、一昨日より、ちゃぶ台の晩ご飯をやめて、狭いキッチンのテーブルで食べることにしました。
テーブルといっても、シンセのスタンドに大きなタイルを2枚乗せただけのもの。
このタイルも、行きつけのバーのオーナーにいただいて、スピーカーの下に敷いたり(音質の追求)、ホームバーのカウンターがわりになったり、長年に渡っていろんな使い方をして重宝しまくりでした。
「ちゃぶ台」にも愛着があるけれど、Takと二人の食事を「遊び」から切り離すための方策ってことで。
「やる気の出るディナー」??(作る、食べる、双方)…ってのをちょっと目指してみたいのです。

写真は
オムライス ドミグラスソース
グリーンサラダ マヨネーズ&生クリームのサワードレッシング
かに&卵白のスープ


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マティーニ 蘊蓄

2005-03-22 | 酒は心
(ドライマティーニ)
ドライ・ジン 4/5
ドライ・ベルモット 1/5
ステア → カクテルグラス
レモンピール
オリーヴを添える

辛口の代表的なカクテルで、誰もが知ってるマティーニですが、、、
ちょっと解説させていただいていいでしょうか?

ドライジンとは、原料のアルコールを再蒸留させる際に、蒸気が通過する時に、杜松の実をはじめ、アンジェリカ、フェンネル、コリアンダー、キャラウェイ、アニス、アーモンド、レモンやオレンジの皮などを詰めた、巨大なポプリのようなものを通して、香りをつけたものです。これが、イギリス式のドライジン。
これに対して、オランダ式のジンというのもあって、香味成分を直接アルコールの中に入れて、成分を浸透させてから再蒸留するという方法もあります。
(再蒸留というのはね、、、アルコール度数の高い蒸留酒をつくるには、2度蒸留するんです~。)
殆どのカクテルに使うのは、イギリス式のドライ・ジン。
ドライマティーニだからドライジン…ではありません(^_^;)

ドライ・ベルモットとは、白ワインをベースとして、ニガヨモギなどのハーブを配合して、さらにブランデーなどのスピリッツを加えてアルコール度数を高めたもの。日本酒でいうなら「お屠蘇」って感じ?
これに対してスイートベルモットというのもあります。色は赤。甘口ですが、「赤ワインがベース」というわけではありません。ハーブの種類が違う、スイートベルモットはカラメルで着色している、また、発祥の地が違う、、などです。
ドライはフランス、スイートはイタリア。

以上でわかるように、マティーニの材料となる酒は、ハーブの香り満載!って感じなのです。
マティーニのバリエーションはとってもたくさんあります。
ドライマティーニ、エクストラドライ、ミディアム、スィート(この2種はスィートベルモットで作ります)、オンザロック…まだまだもっと!
それに、オリーヴの添え方も、カクテルピンで刺して添える、刺さずにグラスに落とす、別のグラスで出す… 
オリーヴ自体も、種のあるもの、種をとって、詰め物をしているもの…

実は私、ジンとベルモットのことをよく知らなかった頃、マティーニが美味しいと思ったことはあまりありませんでした。
正直いって、なんかファッションとして飲んでただけの時代もありました。20代の洟垂れ小僧時代(^_^;)
これは絶対にバーテンダーの技術とも深くかかわりがあると思います。
当時は「拒絶バー」にいったこともなかったし。
いかにして冷たくて濃くてバランスよく混ざりあったマティーニを作るか!
ジンとベルモットの割合より、オリーヴをどう飾るかよりなにより、マティーニはこれがすべて!だと私は思います。「私は」ですからね。私の蘊蓄ですから、悪しからず。
ぬるい、水っぽいマティーニは最悪。論外。「マティーニ」として認められん!
じゃあ、ミキシンググラスでステアなどせず、冷凍庫でとろとろに冷やした酒を直接グラスに注げはいいんじゃないの?
…っていうことになるけど、それもちょっと違うな。多分。ステアすることで、2種類の酒が混ざる、多少の氷が溶けて、両方の酒を繋ぐ役割をしている…と思います。

行きつけのバーで、若いバーテンダーさんたちが、マティーニの修行をしていましたっけ。常連のTAKAMIさんにはめちゃくちゃ気合いを入れて作ってくれてたもんなー。もちろん私だって、バーテンダーさんの手の空いてる時を見計らってオーダーしてたんだから。蘊蓄TAKAMIの感想(文句じゃありませんから!)も素直にきいてくれてたっけなあ。彼らのつくるマティーニは美味しかった。でも、バーテンダーは、暇な時だけに気合いを入れてマティーニを作ればいいわけじゃないので、そこが難しいところでしょうね。
彼らも修行になったかもしれないけど、私もマティーニを深める、いい時代でした。
日常的というほど頻繁に飲んでいると、ジンとベルモットの混ざり具合までわかるようになるものです。
「これはステアが足りないからざらざらしてる」とか… でもステアしすぎると、水っぽくなる、めちゃくちゃ微妙ですよね。今はたぶんわかりません(^_^;)


私は、マティーニから「ギブソン」というカクテルへ移行していきました。
「ギブソン」とは、ドライマティーニのオリーヴの代わりに、「パールオニオン」を飾るってヤツです。文字どおり、真珠のような小さなたまねぎのピクルスっていうんでしょうか?? ただ単純にオリーヴよりこっちが好きってだけのことなんだけど。
ギブソンを注文したら、パールオニオンが別のショットグラスに「どうぞお好きなだけ」って感じでてんこもりで出てきたりすると、「うふふ♪」って気分。

明日は何をかこうかなあ…♪
なんか、リクエストありますかー?


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カクテル 蘊蓄

2005-03-21 | 酒は心
★ジン 2/3
★キルシュワッサー 1/3
★カンパリ 1tsp
shake → cocktail glass
★オレンジピール

これは、私が大好きで、初めて出会ったお店でレシピを聞いて、メモして、
あちこちで所望しまくったカクテルです。
それなのに、名前を忘れてる(T_T)
相当酒で脳細胞が破壊されてます。
誰か、憶えてる方、いませんか~~? HIMEちゃんの御家族など、ご存じありませんか~~??
これは、老舗バーラジオのオリジナルカクテルで、バーラジオのカクテルブックにしか載ってません。どなたか持ってる方いませんか~?
…って、早速アマゾンで買おうっと。

★は材料です。2/3 とか 1/3ってのは、カクテルグラスに対しての量。通常は60ml。1tspは、バースプーン1杯。これらを、シェイクして、カクテルグラスに注いだ後、オレンジの皮1片をさっと絞って振りかけて香りをつける…ってことです。

先日も書きましたが、私はカクテルは香り重視です。
度数が高く、香りのいいものが好き。
上記のカクテルも、そういって作っていただいたのです。

ある時、立川のバーで、やはり香り重視といって注文したら、ジンに大葉を一緒にシェイクして粉々に砕いたカクテルを作っていただきました。
粉々に砕けた緑の葉っぱが泳ぐ、きれいでスッキリして、とっても美味しいカクテルだったなあ~♪ 忘れられない作品です。
これも、どなたかのオリジナルだそうで、名前もレシピも忘れてしまいました…(T_T)

バーテンダースクール時代、椙山先生がおっしゃっていました。
カクテルは、1tspの他に、1dash とか、1drop という単位もあります。
dashは、「えいやっ!」と勢いをつけるのに対し、dropは、制止した状態で落とす。
こんな微妙な違いで味が変わるのに、料理の世界の「塩、ひとつまみ」「胡椒少々」ってのはなんだありゃ~。
カクテルは適当ではダメです。まず完全に基本をマスターして、それから自分の感性でよい塩梅をみつけなさい。
なるほどその通りです。

では、明日はいよいよ?「マティーニ」蘊蓄と参りましょうかね(^_^;)
ホントにいいのぉ~?


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インターミッション

2005-03-20 | よしなしごと
「終わりにしないで続きを~!」というリクエストをいただきましたが、ホントにいいんですかー?! スコッチの後には、カクテル蘊蓄、ロング、ショート… とめどなく出てきますよぉ~~
とりあえず、本日は、「エライこと」になってしまった昨日の続きです。お酒の話じゃありませんので、インターミッションってことで。

学芸大学から渋谷までの東横線上りはガラガラだったので、私は座ってしまいました。そして、寝てしまったのでした。そして、目が覚めたら「新丸子」…
「シンマルコ」…当時私はそんな駅名も地名も知らなかった。
渋谷までいって、引き返してきてしまったってワケです。
若い頃、都内で飲んで、中央線で運良く席が空いて座ったりすると、よく寝過ごして日野や豊田までいってしまうことがありました。なので、「席があっても飲みの帰りは絶対座らない!」これを肝に命じていたのですが、学芸大学~渋谷 ちょこっとだけ…と油断してしまいました。

酔っぱらった頭で、終電のなくなった「新丸子」でこれからどうするか考えました。まず「朝までやってる居酒屋で飲み直す」。さすが飲んべー。コレがまず浮かびました…が、閑散とした「新丸子」にそんなお店はありませんでした。
ビジネスホテルも見当たらず…結局タクシーで国分寺まで帰ることに。
いったい自分が今どこにいて、どれくらい自分の部屋から遠く離れているのか、見当もつきません。タクシー代はこわかったけど、もうこーなったら乗るしかありません。財布の中には、珍しく3万円。まあ、これで足りないってことはないだろう。
ぼぉっと乗ってると、延々と外の景色が変わらない、、なんだか横田基地を思い出して

「ここって、基地か何かですか?」

なにを寝ぼけたこと言ってるだい、お客さん… 確かに私はうとうと夢心地でした。

「多摩川です」

運転手さんは、呆れ果てて短く答えたのでしょう。私はそれで会話が途切れるのも気まずくて、酔った勢いに任せて、電車で寝てしまったことなどをぼそぼそと話しました。
「そういうお客さんは、タクシードライバーにとっては賓客ですから」
などといって、場が和んできました。
そうこうしているうちに、運転手さんは私と同い年だってことが判明。
「な~んだ、タメじゃーん!」
イッキに気が大きくなる私。
さらに、その運転手さん、最近子供が生まれたばかりだと語ってくれました。
「そうか~とうちゃんじゃーん!!がんばらなきゃね!」
そして、どんな経緯だったかは忘れたけど、お互い「この日のここに至るまでの人生を語ろーよ」なんてことになりました。
「手短に語ろうよ!」「そっか、手短にね!」などと言いあったっけなあ。
運転手さんも、タメ口。「俺こんなお客、初めてだよぉ~」と言いながらも、かなりな盛り上がりです。
手短に、私は第一回目の離婚話、彼は、奥さんが妊娠して仕事ができなくなって、家計が大変だけど、子供がかわいくて、やる気満々という話をしたっけな。
途中、調布市小島町あたりを走っているとき
「このあたりに昔私を振った男が住んでたのよぉ~!今となっては懐かしいってもんよ!」
なーんて。くだまく私。「よしよし」ってな感じで慰め、励ましてくれる運転手さん。
国分寺のアパートに辿り着いたとき、運転手さんは、車から降りて、私を送りだしてくれました。握手までしたわ~
「ガンバレよ」
「とうちゃんもね! もしまたこのあたりにお客さんを乗せてくることがあったら、私のこと思い出してよ!」
「思い出す前に、ぜってー忘れねーよ、こんなお客」
そして、私は走り去っていくタクシーに向かって踊りながら手を振ったのでした。

私がこうやって、その日のことをブログに書いているように、彼もきっと、折に触れ、酒の肴に、おもしろかったお客のことを語っていることでしょう。
二度と会うことはないけれど、これも出会い。

ところで、その時のタクシー代ですが、2万円弱だったような…
まっ、「授業料」でしょうか…


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ショット・バー 蘊蓄(実践編)

2005-03-19 | 酒は心
友人と恵比須で焼肉を食べていた時、学芸大学(彼の最寄り駅)に気になる店があるぞ…という話になりました。
彼は、飲まない人。でも「ウマイもの」にはものすごく敏感な人で、「ここの焼肉が非常にウマイ」というので、一緒に食べにいった時のことです。彼は駅までの道の途中にある、気になるその店の店構えのことを語ってくれました。昨日書いたような、「ふつーの人を寄せつけない」どころか、人を拒絶するような雰囲気なのだそうです。中は全く伺えない。バーなのかもわからない、たぶんバーだろう…店の名前もよくよく見ないとわからない…
「私、その店、いきたい!絶対いきたい!!」
彼は超絶テニス男。毎朝ランニングをしていて、夜飲む習慣は全くなく、そのルーティンを崩すことはあり得ないという人でした。
「連れていくだけならいいけど、俺は20分で帰る。ハズレかもしれないし、最悪、バーじゃないかも…それでもいい?」
「いい、いい!!そこまで連れてってくれるだけでいい!!」
ってことで、学芸大学までついて行くことにしました。
当時の私の住まいは国分寺。

彼の言うとおり、人を拒絶しているような店構え。
通りからみたらドアしかなく、「STONE」というそのお店の名前は、よぉ~く見ないと見つけられません。めっちゃアヤシイ!
わくわくしながらドアを開けたとたん、その店のBGMはオペラ!
しかも、男声限定(テノールとか、バリトンonlyってこと)。
さらに、ボトルの棚がない!

ああ、来てよかった! シアワセ

暫くお客は私たち二人だけでしたが、ひとり、ふたり、お客が来たころ合いを見計らって、彼は店を出ていきました。

暫くはおとなしく飲んでいたのだけど、どうしても私は、マスターにここのお店のオペラのBGMについて「とってもいいワ」と言いたかった。
そして、友達にここに連れてきて貰った経緯を話したかった。
来てよかったっていう思いを伝えたかった。
マスターと話してるのを他のお客さんも聞いていて、口を挟んできました。
何の話をしたのかよく憶えてないのですが、マスターがこんな店を作りたかったというあたたかくしみじみとした話や、ジンの話。
その店で、「エギュベル」という、とっても香りのいいジンを教えていただきました。
もちろん冷凍庫でとろとろに冷やしてイッキに咽に流し込むのです。あ~また飲みたい、今すぐ飲みたい
「拒絶する店構え」の中はこんなに居心地がいい空気が流れているのですよ~
でも、常連さんたちとお店の「馴れ馴れしさ」とは違う。

なんだか、2、3人のお客さんとマスターとかなり盛り上がって気持ちよく飲んで、正しく終電に乗りました。

しかし…そこからがエライことになってしまったのでした。(つづく)


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ショット・バー 蘊蓄

2005-03-18 | 酒は心
初めてのバーに入ってカウンターに座るときって、やはりちょっと緊張するものです。
私のバー選びは、かなりハズレはありません。店構え、入り口で、だいたいわかりますから。ふつーの人は寄せつけないような雰囲気のお店がイイのです。
「うちは、マニアックな人には喜んでいただけますよぉ~」と言っているようなもんだもの。
そんな店だからこそ、「いらっしゃいませ」と言われてからカウンターに座るまで、
バーテンダーさんに観察されている自分をものすごく意識してしまったり…
みなさんは、カウンターのどの位置が好きですか?
私は空いていればほぼまん中です。後ろの棚のボトルが見渡せるからね♪ ボトルの棚がないお店なんかもあります。これはもう、ぞくっ!とする位嬉しいってもんです。ふつ~のお客さんは「びくっ」とするだろうけど(^_^;)
そして、「ゴードンのジンリッキーをお願いします」
(うっそぉ~ ゴー貪の仁ricky…こんな変換してくれる!私って、なが~い間「ゴードンのジンリッキー」ってタイプをしてなかったってことじゃん!大好きなのに)
…って、いつもコレではありませんが、いきなり「ドライマティーニ」のジンの銘柄を指定したり、マニアックなカクテルを注文すると、ものすごく挑戦的に思われて、性格の悪い客と思われてしまうと悲しいので、無難だけどある程度の自己主張のできるものをオーダーする…というのが、TAKAMI流であります(^_^;) さりげなく私はこんなお客です。宜しくお願いします…と自己紹介?も兼ねてってゆーか。
それから、私はおくゆかしいので(ホンマかいな!)ほんとは、スコッチを飲むときは、チェイサー(お水)には氷を入れないのが好きなのです。常温のストレートで飲むので、いちいちチェイサーで口の中を冷やすのがイヤなのです。でも、そんなマニアックなことも、最初は言わずに、スコッチの2杯めをいただく時から「氷は入れなくていいです」と言います。すると、次回からも、そこのお店では絶対に氷の入ったチェイサーは出てきません。これが正統なバー。
カクテルのオーダーは、ベースの指定(ジン、ウォッカ、テキーラなど)と、味と強さの希望を言って、これまで飲んだことのないヤツを覚えるのが楽しいです♪
もちろん、そこで、美味しかったら分量をしっかり聞いてメモしておきます。他のお店でもオーダーできるように!
カクテルは、私の場合、香り重視です。ハーブの香りのカクテルが好きですぅ~~
(#^_^#)
あ~~、だんだん止まらなくなってきたぞ。

明日は、そんな初めて入って感動したお店で、嬉しくて舞い上がってとんでもないことになってしまった「実践編」!?を書いて、バー蘊蓄、終わりにしたいと思います。(ほんとは終わりたくない)



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