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変わろう

2020年07月16日 | 社会派らぼ
東京都では新たに280にん以上のコロナ感染が確認されたようです。大阪府も昨日、新たに61人のコロナ感染が確認され、緊急事態宣言解除後で最多となりました。誰が見ても、自粛解除で人々が動き始めたための、感染第2波です。ただし、今のところ、皆が動いているのだからこのくらいの感染者数は仕方がないといったニュアンスで、緊急事態の再宣言は見送られているようです。第2波までに、経済を回復させて、失業や倒産を食い止めようとする政府のシナリオは少し間に合わない感を呈してきました。感染拡大防止と経済活動の両立が、非常に難しいところです。

そんな中、東京女子医大では、コロナによって収入が大幅に減ったなどの理由で、夏のボーナスが支給されないことが分かり、退職を検討している看護師が多数いるらしい…と報道されています。全体の約2割に相当する400人程度が、退職を視野に入れていると見られています。もしかすると「ボーナスが支給されない」のが唯一の理由ではなく、コロナ禍の危険な最前線に居る事への懸念が、プロ意識を鈍らせるのかも知れません。身体を張って、危険な仕事に従事しているのだから、危険手当が支給されてもおかしくは無いのだと思いますが、残念ながら経済が落ち込み、それどころでなく日本経済が危機に面しています。感染者数が更に増えていく兆しを見せる中の、医療関係者の減少は痛手以外の何物でもありません。早急に医療体制が見直されなければなりません。

人類の歴史は感染症との闘いを繰り返してきました。ペストや結核、コレラなどがいずれも制御されて来たように、いずれコロナウイルスもワクチンや薬が開発されて終幕を迎えると信じてはいます。が、その昔に比べると人の移動が桁違いに多く、世界中に広がったコロナ禍はちょっとやそっとで終わってはくれない要ようです。延期になったオリンピックだって、準備なども含めて来年実施できる保証はありません。もしかすると戦争以外の理由での初のオリンピック中止になるやも知れません。開催国の安全が保障されるだけでは、オリンピックは開催できません。世界中からの参加国の選手たちが、安心して参加できる状況が必要ですから。

従来の発想だけでこの機を乗り切る事は、もはや難しい事のように思えて来ます。時間がかかる事かも知れませんが、全く発想自体を変えなければならないように思います。これまでお金を稼ぐ事が可能であった職種も、対面が禁じられると成り立たないものがたくさん出てきます。レストランは、客が店に来るという形態では成立しませんから、逆に店が家庭に出張する…といった形を模索せざるを得ません。出前やウーバーイーツのもっと上を行く発想が出て来ても不思議ではありません。学校も子ども達が登校して教室で学ぶ…形態でなく、自ら進んで各自が学ぶ姿勢が必要です。そういう意味では、今のカリキュラムも全て見直す必要も出て来るでしょう。

先日2020年代後半には、日本人宇宙飛行士が月面に降り立つ…といったプランが発表されました。月面を歩くにはいわゆる「宇宙服」を身に着けるわけですが、月は酸素も希薄でどんな微生物がいるかもしれない中、防護服が身を護ります。コロナ禍の中だって、宇宙服を身に着けていれば、感染の心配も起こりません。漫画の世界…ではなく、現実がどう変われるのか、この際だから自由に発想してみるのも悪くはありません。

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