ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

不正出品

2010年08月18日 | 雑談
全日本高校・大学生書道展で、某高校が不正出品…と報じられた小さなニュースに、少なからずあれ?と思った人はおられませんか。書道でどうやって不正をするの?と思ってしまいました。詳細はわかりません。が、顧問の教諭が出品数を水増ししたと報じられています。

実際に彫った篆刻は40点なのに、複数組み合わせて200点近くを偽装した、書も在校生や卒業生・他校生の名で応募していた…らしい。う~ん、実態は不明ですが、応募作品が2,487点とありましたから、1校の作品数がメチャクチャに多いのは良く分かります。出品数に応じて団体の点数が加算されるといったルールの審査らしく、過去の優勝などにも疑問がさしはさまれています。教諭自身は「自分の責任と判断」と話していますが、同高校の全応募作が失格になりました。

スポーツの世界で、清純なイメージに様々なダーティな事件が絡むことはしばしば見聞きした覚えがありますが、書道…というのに、いささか意表をつかれました。どんな世界も、異常にのめり込んで、趣旨の異なった晴れがましさを求め始める危険があるということでしょうか。

どこの書道部でも、顧問の先生がおられて、字を練習することが当たり前だったように思います。お手本などをいただいて真似ることも、描いた作品の線を直していただくことも、ごく当たり前の光景だと思います。…が、私がかつて席を置いた書道部には、指導の先生はいませんでした。各人が自由に、大胆に、強引に、独りよがりに…白い紙に向かった思い出が新鮮です。

「お習字と書道は違う」 オーソドックスで重厚な字の入部当時の部長はそう言っていました。正反対に恐ろしく技巧派でヘテロドックスな達筆の先輩は、眼光の鋭い人でしたが、私達の未熟な書にダメ出ししたことは一度もありませんでした。私が見たものは、白い紙に筆を下ろす瞬間、邪念の一切を振り払わねば納得の墨痕にならない…というその切れるような空気感だけでした。

事件の種を蒔いてしまった教諭も、出発点は同じだったに違いない…と、妙に自信があるのですが。。。。


表計算検定試験3級・対策講座 
ただ今募集中です。
詳細は下記メールアドレスまでお問い合わせ下さい。


「ページ区切り」と「空白のページ」の挿入はどう違うのですか?
パソコンのワンポイント知識を(ぱぁと2)で紹介しています。簡単なご質問も可能です。

「ぱぁと2」の閲覧には、当方から発行する「ID」と「パスワード」が必要です。よろしければ、メールで(pc_labo@mail.goo.ne.jp)お問い合わせ下さい。24時間以内に返信します。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何のためにするのでしょうね。 (525)
2010-08-19 22:19:37
やはり結果、結果を求めて、賞を頂きたくて… でしょうね。それが学校の名誉になり、尊ばれると言うことなんでしょうか。実際は全くの不名誉となりましたが、書、篆刻であれ「芸術(スポーツでも)をなんだと思っているんだ!」と叫びたいですね。

待ってました。のコメントです。その後元気にしていますからご心配なく…

私が書の道といえる勉強を始めたのは、高校の部活動でしたが、文科系でありながらメチャメチャ活発で、朝練あり、放課後は毎日、合宿や遠征まで… 顧問の先生はおられましたが、先生の字など部活中は見たこともなく、もちろん手本もありません。創作すること、それが練習です。だから、誰一人として同じ字を書いていると言うことはありませんでした。しかし、古典の練習だけは皆集中して、練習していたのを覚えています。そんな書のスタートが私の仕事の礎となっているのに違いありません。
返信する
練習よりも… (らぼ)
2010-08-19 22:46:08
525さんの部活動と同じに並べていただくのは、ちょっとレベルが違い過ぎだと思います。

練習よりも、あれやこれやの芸術論・人生論を戦わせていた時間の方が長いかも知れません。毎年、文芸誌を出していたような書道部ですから。
返信する

コメントを投稿