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宇宙へ

2019年05月04日 | 雑談
堀江貴文氏らが出資して設立したインターステラテクノロジズ(IST)という会社が、ロケット打ち上げに成功した…というニュースが飛び込んできました。MOMO1号機は、2017年夏に打ち上げられましたが、ロケットからのデータが地上に届かなくなり、地上から緊急停止させ、機体は海上に落花した用です。MOMO2号機は、2018年夏に打ち上げられ、こちらは失速して墜落、炎上して大破しました。今回はそのリベンジの3号機で、当初4月30日打ち上げを目指していましたがバルブ交換で延期、更に5月2日、3日とずらしたものの強風のため延期、4日の打ち上げで、目標高度100キロメートルを超える113.4キロの宇宙空間に達したと言います。同社はその前身SNS株式会社の時代から、小型液体燃料ロケットの開発を手掛けて来ており、今回のMOMOで実験機の打ち上げは終了し、次からは商業機を目指すそうです。

日本のロケット開発は、これまでJAXA(宇宙航空研究開発機構)が主導して来ました。内閣府、総務省、文科省、経済産業省が共同所管する国立研究開発法人、つまりは国が請け負っていました。アメリカや中国では既に民間ロケットビジネスがスタートしていましたが、日本では今回が初。日本でも、民主導の扉が開かれたようです。国による開発は、万全を期して特注品を使うことが多く、その分経費が非常に高く、発射1回に数十億円が使われているとも言われます。それに対し、ISTはホームセンターで材料を調達したり、自社で材料を加工したりして価格を抑えたと言います。更には打ち上げ費用をクラウドファンディングで募集、地元の大樹町のふるさと納税制度も利用するなど、様々な形が模索されました。

今回の打ち上げ成功は、既に他の走者がスタートしている中、取り敢えずスタートラインに立ったに過ぎず、今後の商用化には、資金の獲得や技術の開拓など、様々な関門が待ち受けるはずです。が、新しい技術への挑戦や、民間ロケットに託す夢は、何かしら私たちをワクワクさせるものがあります。日本の国がどんどんと進化していた時代、高度成長期と呼ばれた頃の勢いを彷彿とさせるものがあります。「これから」にワクワクするような時代は、日本を支える多くの若者たちに「元気」を与えてくれるはずです。停滞の中で鬱々と唇を噛んでいては、若者は明日の夢が描けません。新しいものに向かって、何かしら背伸びをしたくなるような時代になって欲しいと思います。

ホリエモンは、何かというとSNSを通じて「バカ」だの「クソ」だの…といった言葉遣いで暴言を吐くことがしばしばあります。それは、「世の中の常識」的なものに対する、彼特有の反発、反骨精神なのだという事は理解しても、50歳近くの大人が使う言葉としては、聞き苦しいものがかなりありました。「宇宙は遠かったけど、なんとか到達しました」とSNSに書き込んだ彼の言葉は、久々少年のような純真さが溢れていたようです。虚勢を張った口汚い言葉より、こちらの方が数千倍良かったと思います。

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