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バブル

2018年12月22日 | 雑談
昭和61年12月から、4年と少しの間、日本は「バブル」と呼ばれる経済状態を経験しました。「バブル」というのは「泡」。不動産や株式などの市場価格が、投機によって経済成長以上のペースで高騰し、実体とは大きくかけ離れた金額で取り引きされてしまい、以降投機によっても支えきれなくなるような経済を言います(あっているでしょうか?…)。バブルは終わってみないと分からない…と言われているようですが、振り返ってみるとそれほどの価値の無いものに、過剰な期待が集まって、どんどん膨れ上がってしまい、一過性の好景気が終わった途端に不景気に転じる事から「バブルが弾ける」などとも表現されたりします。

資産家と呼ばれるような人たちは、高騰しそうな資産を買い占め、それによって儲けるわけで、そうした野心がバブルを産み出す…という事になるのでしょうか。バブルの時期は、産業界全体が活気づいていますから、何をやっても元が取れてうまく行くように思いますが、本来の価値から大きく離れた価格で取り引きされているわけで、弾けてしまうと、本来のあるべき価値に逆戻りしてしまいます。

本来の価値は大した事がないのに、過剰な期待が集まって、どんどん価値が高騰してしまい、ある日突然その価値が実態を伴わなかったことに気づく…という意味では、今の私たちの社会はバブルの中にあるのかも知れません。自分たちは、それが大きな価値を持つような気になっているだけであって、本来さした価値も無かった事に気づく…まで、踊らされてしまっている事に気づかない。もしかすると、そんな泡のようなものを追っているのではないかと、フト思う事があります。

「アイドル」と呼ばれるジャンルがあります。今活躍しているアイドルの事も詳しくはないのですが、歌手なら歌唱力、俳優なら演技力といったものが伴わないにも関わらず、活躍している人たちがたくさんいます。多くはシッカリした事務所が「売り」に徹しているわけで、ある意味で一過性だと分かりながら、一時だけで消えていきます。もちろん本人たちが、その状況を百も承知で、仕事と割り切っているのでしょうが、中には勘違いしてしまう者もいるかも知れません。

SNSが大流行しています。流行といって良いのかどうか分かりませんが、数千万人とも言われている人たちがSNSを利用しています。が、流行り廃りも激しく、どんどん新しいサービスが登場すると同時に、従来のサービスの利用者が減って行ったりします。それでも一日に何時間も画面を見ている人がたくさんいて、毎日が充実しているかに感じているかも知れませんが、それももしかするとバブル。本当はさした価値もないものに翻弄されているだけかも知れません。

本当に、手の中にあって消える事のないもの。絶対に見失う事のないもの。泡のように消えてしまわない、確かなものが世の中に必要です。

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