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時計持込禁止

2015年12月11日 | 雑談
私は平生、某検定試験業務に関わらせていただいています。世の中には、パソコンがらみに限っても、複数の資格試験が存在します。それぞれに特徴があって、ある角度からパソコンスキルを証明する資格として通用しています。目標を立てて、スキルを身に付けようと努力することには、それなりの値打ちがあるように思っています。ただ、幾つかある資格試験の中にも、パターンを繰り返し練習することで、本当のスキルには程遠くてもかなりの高率で合格できてしまう試験もあります。逆に付け焼刃では絶対に合格の難しい試験もあります。勿論、繰り返しパターン練習することは悪い事では無いし、学ぶことの意義には変わりないと思います。これは試験の良し悪しではなく、その検定試験そのものの考え方の相違なのだと思っています。

来年2月に実施される入学試験において、時計の持込みを禁止すると京大が発表しており、ネット上にも色々な意見が飛び交っています。アップル社が発売した「アップルウォッチ」は、腕時計型端末で試験場に持ち込んでインターネット接続ができる可能性があると判断したものです。数年前には「ヤフー知恵袋」に入試問題を投稿してのカンニング事件が起こりました。試験場で、素早く入試問題を投稿し、その回答でカンニングをしようなどと考え実行する猛者がいるものだと、驚いた記憶があります。確かに、時計なのかネット接続が可能な端末機なのかをチェックする以前に、一律禁止にしてしまう方がスッキリするというものです。

但し、ネットで多くの指摘があるように、ウェアラブル端末の開発が加速しており、今に腕時計型だけでなく、筆箱型、鉛筆型、メガネ型、上着型…と、たくさんの選択肢が増えていくであろうことを考えると、腕時計の持込み禁止だけでは解決しない問題がそこには存在するようです。いっそ、試験場自体をネット遮断する技術の開発なり、ホリエモン氏が言われるように、いくら検索しても構わないという試験を実施するといった方向に進むべきなのかも知れません。

そこで、冒頭の検定試験のことが頭をよぎった次第。どんなに付け焼刃で練習しても、基本的に正確でスピーディな処理能力がなければ手の届かない試験のやり方…というのはあるわけです。多分、この情報化時代に、大学入試がついていけてないという事なのでしょう。世の中が融通の利かない「公平性」を求める方向にある事も、やりにくい一つの要素です。各学校がそれぞれ独自の基準で、受験生の将来性を買うといった事ができれば良いと考えたのが、キット先日の早稲田大学の「OA入試」論なのですね。ただの暗記能力でなく、豊かな才能をキチンと評価できる方法は、どこかに存在しないものでしょうか。



ワイルドカードが正常に働かない

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