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データの逆襲

2015年12月12日 | 社会派らぼ
関西大で、全学生とその保証人約6万人分の個人情報が格納されたUSBメモリーが紛失しました。発表によりますと、学費収納業務の委託業者と、データをやり取りした際に紛失したようで、職員が誤って廃棄した可能性が高いとか。何ともお粗末です。が、どの職場でも十分あり得る事です。

デジタル化は、世の中を便利にしました。写真はほぼ完全にデジタル化されました。一部の本格的なプロの間では、フィルムカメラが存在感を放っているようですが、一般的にはデジカメになりました。音楽の世界も、動画の世界も、アナログメディアはプレーヤー自体が手に入らず、再生する術がない…というのが現実です。マルチメディアと言う言葉が新鮮だった頃は、既に過去になったようです。

それに比べて事務所のペーパーレス化は、まだ道半ばせはありますが、確実にデジタル化は進んでいます。つまり、データは大量の書類では無くて、小さなUSBメモリないし、SDカードに大量に収められている時代です。紛失も盗難も漏えいも簡単なはずです。

先日から、マイナンバーが郵送されていますが、印刷漏れが発覚したり、不在などの理由で差し出し主の自治体に返送されたものが500万通を超えていると言われています。デジタル化は物事を簡潔に処理できるメリットがある反面、その管理ミスは、気づいた時には遅すぎるといった事が多分に予想できます。私たちが日ごろ楽しんで撮影している写真ですら、あまりにも手軽過ぎて、驚くほどの枚数の写真が、実はどこにどう存在しているのか、管理が追い付かない…という笑えない現状も事実です。

全ての国民がデジタル化されたわけですから、流出などもいとも簡単に起きるだろうと想像できます。なりすましの被害も恐らくは起きる事でしょう。デジタル化の方向というのは、当面揺るがないと思います。が、データというものを、安易に考えていると、手痛い逆襲に遭うかも知れません。心して管理方法を先に確立すべきだと思います。



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