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混沌

2020年11月16日 | 社会派らぼ
アメリカ大統領選挙は、稀に見るデッドヒートを演じましたが、バイデン氏の勝利で終わったかに見え、他国からは次期大統領のバイデン氏との電話会談が相次いでいるようです。メディアも最終的な得票数を報道し、バイデン氏の勝利を認めていますが、負けたトランプ氏は選挙違反を主張しています。

トランプ大統領の法廷闘争は立て続けに棄却され、弁護団が辞意を表明するなど、不利な状況にありますが、一部FOXニュースなどは大規模な不正が行われていたと報じていたりします。

いずれにしても公明正大なはずの選挙が、今回ほど実態の見えない生き物のように見えたのは初めてかもしれません。トランプ大統領は「郵便投票」の急増で不正が起きる可能性を主張してきましたが、いずれ「ネット投票」などが一般的になって来れば来るほど、シンプルな選挙は姿を消していくかもしれません。

世の中は既にネット時代に突入しています。日本の選挙もインターネットを使った選挙運動ができるようになっています。ホームページやブログ、ツイッターやフェイスブック、動画共有サービスなどを利用した選挙運動は認められています。それは、当然の流れで、今更止めることはできないし、止める必要もない事だとは思っています。が、一方でそうした選挙戦は、一層イメージ戦略を煽るというか、真実か否か分からないような怪情報があっという間に蔓延して、選挙の行方を大いに左右する時代に突入するような予感があります。

デジタルは人類の文化の歴史を変えました。それは「第三の火」と称せられた原子力に匹敵するような大きな社会の変革で、ある意味では「第四の灯」とでも呼ぶべき程の発明?です。ただ、神ほどにもてはやされた「第三の火」が、今では危険な人類を滅ぼすかもしれない力になり果て、その廃棄物はお荷物扱い、武器として蓄える国やそれを持たない国の間では果てしない駆け引きが続いています。「第四の灯」がそうした轍を踏まないためには、デジタルの力を借りない人間としてのありようが大切なのでは無いかと思う次第。

世界中が混沌とし始めています。軍靴の音が聞こえなくもありません。人間はどこに行こうとしているのでしょうか。私たちの日常は、きっと平和ではありません。

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