蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

今年9回目の栂池高原雪景色、春分の日の白馬乗鞍

2013-03-24 14:20:15 | 山とスキーでブラブラ

3月も後半となり、信州・雪山通いは9回目となった。

6年前の年末、早期退職して、年明け直ぐ始めた信州・雪山通い。3月14日に白馬乗鞍に登り、テッペンから快適に滑り降り、定宿で地酒呑んで爆睡した夜、オフクロはソッと亡くなった。ワタクシの夢枕にも立たなかった。
しばらくはワンワン泣いていたが、5年も経つと憎たらしかった事も色々思い出したりして、今年は命日をスッカリ忘れていた。当然オヤジの命日も何年も前から忘れている。
まぁイイでしょ、それで。

070 19日、地肌が表れ出したゲレンデには、強風に飛ばされた枯葉が散乱している。

071 3つ目のリフトは止まっていた。強風で上の方のゴンドラ、リフト全て止まっている。

072 仕方なく北側のゲレンデに横移動する。ドンドン雪は融けて行く。

073 木の根元に穴があいて春の到来。

074 更に北側のゲレンデのリフトも止まっている。

栂池高原北端の短いリフトに初めて乗ってみた。

075 リフトを降りると、これはシャンツェ(?)、確か古いゲレンデマップには載っていたと思う。

076 下へ降りて眺める。サラちゃんとか言う女子高生は、あんな高い地点で踏み切って空間を飛んでいるのか、ズゴッ。

この日は滅多に乗らない下の方のリフトにも乗ったりしてオシマイ。 

077 20日祭日、午後は雨(?)、登れる所まで行くことにする。

078 ロープウェイの運転が始まり、さすが林道には誰もいない。9:15、出発。

静かに林道を歩いて行くと、成城大小屋手前の谷から3人組が上がって来た。栂の森のリフトにも乗らず、ゴンドラ駅横の谷から登って来たようだ。ヤリますなぁ。

079 10時前、成城大小屋着。ロープウェイの駅から老若男女のグループ、次々とやって来られます。

080 11時天狗原着。乗鞍への斜面に点在する老若男女(?)、ヘリで上がって来た人達も登っておられます。

081 12時過ぎテッペン着。先客が3名。ここで人に会うのは珍しい。風は強いが板が飛ばされる程ではない。

近くの岩陰のハイ松の窪みに腰を降ろし、ゼリー飲料と水を呑んで、シールを外しザックに納め、板と靴をSKIモードにする。午後からは雨が降る予報。長居は無用。

登って来たルートは沢山の先行者でグチャグチャだろうから、東側の斜面を自然園へ直接下る事にする。

082 良く締まったゲレンデ状態の斜面、振り返っても“華麗”なシュプールは残ってません。

084 先程から耳障りなヘリの音。

085_2 山頂方向へ飛んでいった。

090 自然園へ着くと少し晴れ間が出て来た。

091 降って来た斜面を眺めながら、しばらくボォ~っとする。

094 南俣の谷へ下る。ここもゲレンデ状態。

095 谷筋は雪が融けてボコっとへこんでいる。

096 崩れたスノーブリッジ。

13:15ゲレンデに戻り、カフェテリアでビールを一缶、いつものパターン。
少し離れた席には3人のお年寄りが談笑中。もう70歳近いのかも知れない好々爺、楽しそうだ。

30分程いて帰ろうと立ちあがると、好々爺3人も御出発らしく、その内のお一人が食器を載せたトレーを抱えながら近付いて来た。
微笑みながら話しかけられたが、最初は何をお話しされているのかよく判らなかった。
「自分も昔はよく呑んで滑っていたが、一度飲んだ後、滑って転んで、一緒にいた孫から、ジイチャン、ビール呑んで滑ったらダメ、と言われた」、と言う様な事をお話しになった。
「そうですネ、ゲレンデで飲酒運転してはいけませんね」
「そうそう、ハハハ」
同じ世代だと思われたんだろうか。ワタクシ、一緒にスキーする程大きなマゴは、まだいないンですけど。

097 鐘の鳴る丘まで下ると鉛色の空。何とか降る前に戻って来られた。