蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

2月末、青年も年配のご婦人も外人も白馬乗鞍をめざす

2013-03-04 19:57:13 | 山とスキーでブラブラ

089 28日、2月末は移動性高気圧に覆われ、天気は晴れ。上へ登る事にする。

9時過ぎ林道へ着くと、大混雑。毎度のことながらバックカントリーは大賑わい。

4人程のグループ、外人(ハクジン)が約10人、他に単独行が一人、ワタクシも単独行。

皆さんシール貼ったり、スノーシュー履いたりして、次々とご出発。

と、そこに6~7人のグループが勢いよくご到着。
皆さんそこそこ大きなザックを担いでおられる。ピッケルも携えている。この人達、大学の山岳部(?)

リーダーらしきオジサンが、「ヨシ、ここから〇?△がテングまでガイドをやれ、何度かバックカントリーをやってれば ・ ・ ・ 、上の方を常にチェックして ・ ・ ・ 、それじゃ挨拶から初めて、メンバーチェックして ・ ・ ・ 」、とか指示されている。これはガイド養成スクールかなにかの講習(?)

バックカントリーもガイドに連れて行ってもらうのが大流行り。
しかし、クライミングならいざ知らず、ニホンの山にただ登るだけなのに、なんでガイドが必要なのか、ワタクシよく判りません。
記録とか案内本読んで、地図見て行けば行けンのに。

と、言うか、ガイドに連れられて行くことにより、山をヤッテいると言う気分になるのかも知れない。
テニススクールのコーチにまとわりついて、キャッキャ騒いでいるオバサンにも、そんな雰囲気を感じたことがある。
「これでアタシもこの世界の一員よッ」なんてねぇ、アホっチャう。まぁどうでもいいコトですが。

091 9:20出発。ハクジンのグループも時々立ち止まって、一人が色々講釈をたれている。このグループもガイド登山(?)

成城大小屋の下の林道でお一人休憩中。ワタクシに気付いて「コンニチワ、今日暑いですね」

女性テレマーカーだった。それもそこそこ年配の。ヒョットしてワタクシより年上かも。
「コンニチワ、あの、お一人ですか?ヤリますねぇ」
「エエ、この辺はよく来てますので」

092 10時成城大小屋着、小休止。先程の年配ご婦人がワタクシを追い抜いて、黙々と登っていかれます。

その先でご休憩中のアベック(ご夫婦?)をパス。
右手のトレースのない谷筋には3人組。ホント、大賑わいです。

天狗原への急登をヒイヒイ言って登っていると、谷筋にいた3人組が凄いスピードで登って来た。「コンニチワ」、アッと言うのに追い抜いて行く。
年配のご婦人も少し先を確かな足取りで登っておられます。この人も速い。中々追いつかない。

093 11:15天狗原着。鹿島槍、五竜、八方尾根がキレイ。

乗鞍への斜面にはトレースが3本。

3人組はズッと先にいる。
そして今度はガイジンの二人組がこれも凄いスピードで登って来て、そして追い抜いて行った。
ガイジンはシャツ1枚の薄着、確かにいつもの強風はなく、暑い。
年配のご婦人はどこかでごユックリされたのか、少し下を登っておられます。

094 テッペン付近の風紋、あともう少し、ヒイヒイ、フウフウ。

一人、二人、そして3人組も滑り降りて行く。

095 12時半、頂上着。ケルンの周りには足あと。そう言えば少し前、単独行が引き返して行った。

しかし、その後ここにはワタクシ一人。
他の皆さん、斜面急登を登りきった所で降りたらしい。

さぁワタクシも下りましょ。
天狗原ではいつもの風はなかったが、テッペンはいつもと同じ、風がキツイ、ゆっくりしている気分にはなれません。

097 雪は締まっていて滑りやすい。しかし天狗原への斜面は先行者の跡でグッチャグチャ。

098 東側の斜面へ廻り込んで、自然園へ降りることにする。

と、東側の斜面にはテッペンから滑り降りた猛者のシュプールが、自然園まで残っていた。

099 その後に続いて自然園へ降りる。快適です。

100 自然園からの白馬三山の眺め。快晴、サイコーです。

101 その後は南俣の谷へ。ここにも先行者の跡がお一人分。

13時半、無事ゲレンデへ戻って、栂の森のカフェテリアでビール呑んで、この日は大満足でオシマイ。