ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

ニュース (7/29)

2009-07-29 10:54:38 | Weblog

■KDDI 研究所、高速光伝送実験で世界最高周波数利用効率を達成

株式会社 KDDI 研究所は2009年7月27日、高速光通信における周波数利用効率を向上する技術を開発し、伝送実験において周波数利用効率7.0bps/Hz を達成したことを発表した。

 

■ベライゾン4-6月期は21%減益、8000人追加削減へ

米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが27日発表した4-6月期決算は、企業支出の鈍化が響き21%減益となった。ただ携帯電話サービス事業は引き続き好調で、業績を下支えした。

 

■AT&T,モバイル向けソーシャル・ネットワーキング・アプリを発表

米AT&Tは米国時間2009年7月28日,モバイル向けソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション「AT&T Social Net」を公開した。携帯電話から大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトの「Facebook」や「MySpace」,ミニブログ・サービスの「Twitter」にアクセスできるほか,35種類を超えるニュースやスポーツ・サイトからニュース・フィードを購読できるようになる。

 

■ソフトバンクモバイル「選べるかんたん動画」契約数が100万を突破

ソフトバンクモバイルが7月28日、メールで通知が受け取れる動画配信サービス「選べるかんたん動画」の契約数が100万を突破したことを明らかにした。

 

■通信サービスは価格でSBテレコムが僅差ながら首位,KDDIが3項目ともトップ3から陥落

日経マーケット・アクセスが国内の主な情報通信製品/サービス・ベンダーへの満足度を,企業情報システム担当者を対象に調査した結果,「通信・ネットワークサービス」分野で最高の満足率を獲得したのは,「性能・機能」ではNTT東日本/NTT西日本。「サポート・サービス」ではNTT東西とNTTコミュニケーションズがほぼ同率でトップ。「価格(料金)」の満足率はソフトバンクテレコムが,僅差でNTTコムを上回り首位に立った。

 

■ウェザーニューズ、携帯電話向けに「光化学スモッグ情報」を開始

株式会社ウェザーニューズは、携帯サイト「ウェザーニュース」にて、7月28日(火)から『光化学スモッグ情報』を開始します。サイトでは、光化学スモッグ発生の危険性がある際に携帯電話にメールで知らせてくれる『光化学スモッグメール』をスタートするとともに、光化学スモッグから身を守るための様々な情報を提供します。

 

■日本通信、Android開発者を支援するチャージ済みSIMパッケージを提供

日本通信株式会社は、Android開発者を支援する特別製品として、ドコモのFOMA(R)ネットワークを利用したAndroid開発者向けチャージ済みSIMパッケージを販売開始いたしますので、お知らせいたします。

 

■イー・モバイル、送信最大5.8Mbpsのデータ通信端末「D24HW」を発売

イー・モバイルは8月7日より、高速データ送信が可能なExpressCardタイプデータカード端末「D24HW」の販売を開始する。受信最大7.2Mbps/送信最大5.8Mbpsの高速データ通信が可能だ。

 ウィトラコメント: これはHSUPA(High Speed Uplink Access)と呼ばれるものです。私もイー・モバイルに加入しているので使ってみようかと思います。

■オープンソース転身を進めるSymbian Foundationの課題

2月より非営利団体として少しずつ活動を開始しているSymbian Foundationが着々と計画を進めている。7月8日、オープンソースライセンスの下で初めてのコード公開を行い、16日にはアプリケーションマーケット戦略を発表した。シェアやインストールベースを強みとするSymbianだが、モバイル市場は刻々と動いている。


平成20年版 情報通信白書

2009-07-28 10:55:26 | Weblog
図表1-2-4-7 労働生産性成長に対するTFP成長の寄与

ウィトラコメント: TFP成長とはTotal Factor Pruductivityの成長であり、色々な要素を含んでいるようです。この部分は経済学者が書いたようで私にも読んでいて何のことか分かりにくいです。労働生産性がどれくらい上がっているか、それにICTの投資がどのくらい貢献しているかを示そうとしているようですが、どう見ればよいのかは私にもわかりません。

ニュース (7/28)

2009-07-28 10:46:55 | Weblog

■エリクソン、ノーテルCDMA部門獲得で北米市場での優位確保

スウェーデンの通信機器大手エリクソンは、破産手続きを進めるカナダの同業大手ノーテル・ネットワークスが実施した入札で、同社の最も収益性の高いCDMA部門を11億3000万ドルで落札した。ノーテルが25日明らかにした。

 ウィトラコメント: NSN(ノキア・シーメンス・ネットワークス)が買うといわれていたのですが最終的にはエリクソンになったのですね。価格も1.5倍以上に上がっています。

■Nokiaが独ベンチャーの買収でモバイルSNSを拡充へ

フィンランドNokiaは7月24日(現地時間)、ドイツのベンチャー企業・Cellityを買収することで合意したと発表した。買収金額など詳細は非公開。買収は規制当局の承認を経た後、第3四半期中に完了を見込む。

 

■米通信大手、携帯特許巡り不当契約 公取委が排除命令へ

携帯電話での通信に欠かせない多くの特許を持っている米通信技術大手「クアルコム」が日本の携帯電話関連の電機メーカー各社との間で契約を結ぶ際、メーカー側を不当に拘束する条件を含めていたとして、公正取引委員会は独占禁止法違反(不公正な取引方法)で、クアルコム社に対し排除措置命令を出す方針を固めた。条件を改めるよう求める。
携帯電話の技術分野で海外法人に命令を出すのは初となる。

ウィトラコメント: 公取も本件では海外の様子を見ていて海外がこういう流れになったので日本でも追認したのでしょうね。日本で独自に判断してくれるとよいのだけれど 

■「行政が電波を直接割り当てるのは問題」,マニフェスト発表に伴って民主党政調会長が見解

民主党の直嶋正行政策調査会長は2009年7月27日,次期衆院選マニフェスト(政権公約)発表に伴って記者の質問に答え,通信・放送行政について「行政が電波を直接割り当てている(現状の体制)は問題がある」との見解を示した。

 

■NTTドコモとイオン、携帯マーケティング新会社・イオンマーケティング設立

NTTドコモ、イオン、イオンクレジットサービスの3社は24日、携帯電話を活用したマーケティング事業を行う新会社、イオンマーケティングを設立したと発表した。マーケティング事業、会員販促を請け負うクラブサポート事業、モバイル事業を展開するとしている。

 

■ドコモ、ソフト開発に出資 プライムワークスに

NTTドコモは27日、東証マザーズ上場で携帯電話用ソフト開発を手掛けるプライムワークスと資本・業務提携すると発表した。同社が8月に実施する第三者割当増資を引き受け、15.1%を出資する第2位株主になる。両社は2010年以降の普及が見込まれる携帯電話の次世代規格「LTE」に対応したソフトの開発などで連携する。

 

■Android 2.0 "Donut"の開発者プレビューが登場 - マルチタッチは非サポート

Android 2.0の姿が少しずつ見えてきた。米Googleは7月26日(現地時間)にAndroid OS最新版の開発者向けプレビューの提供を開始したが、ここで紹介されている機能の多くが時期主力バージョンのAndroid 2.0に含まれるとみられている。同プレビューを入手した複数のメディアが、その機能群を紹介している。

 

■<中国OSS>中国企業が欧州でAndroid携帯発売

北京時間7月24日のニュース、海外メディアの報道によると、これまでのところ、少なくとも中国の3つの企業が今年ヨーロッパ市場でAndroid携帯の発売を表明したとのことだ。

 

■ユニバーサルミュージック、microSDで音楽映像を販売--携帯電話視聴用に

ユニバーサル ミュージックとプロパティは7月27日、音楽・映像などのコンテンツを収録した携帯電話用のmicroSDカードを販売開始する。第1弾として、ドリームタイムミュージックが発売する「We Are The World」を8月15日にリリースする。価格は1995円。

 

■KDDI、個人契約回線を最大5回線に制限

KDDIおよび沖縄セルラーは、振り込め防止策の一環として、8月10日から個人契約回線を最大5回線までに制限する。

 

■【インド経済】「UIMカード」導入で10月からCDMA携帯端末が割安に?

インドの携帯電話サービス市場では現在、GSM方式が主流になりつつあるが、今年、CDMA方式の新たな端末がGSM方式端末より割安で登場することにより、市場に変化が起きる可能性がある。CDMA方式の携帯電話サービス業者や端末メーカーなどが加盟する国際団体CDMA開発グループのペリー・ラフォージ上級理事の話として、タイムズ・オブ・インディア紙が7月26日付で報じている。

 

■「LTEが導入されたら我々の強みが生きる」――ZTEが日本市場に見る“チャンス”

中国最大手の通信機器メーカーZTEは、携帯事業では世界6位のシェアを誇る。日本では2008年にZTEジャパンを設立し、ウィルコムのXGP端末やb-mobile3G端末を提供するなど、徐々にその名を広めつつある。今後ZTEは日本市場でどのような展開を目指すのか。そして同社ならではの強みとは――。


平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:41:55 | Weblog
図表1-2-4-6 情報通信資本ストックの推移の日米比較

ウィトラコメント: 日米比較です。増加量を見てもアメリカのほうがはるかに多い。つまりアメリカのほうが積極的に投資をしてICTを使いこなしているということができます。
白書では、この点、つまりアメリカのほうがストックが大きいという点は指摘していますが内訳については指摘していません。

平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:40:46 | Weblog
図表1-2-4-5 米国の情報通信資本ストックの推移

ウィトラコメント: アメリカの同様のストックの変化です。総額のカーブは似たようなものになっていますが、内容にはかなり違いがあります。まず赤線で描かれた民間の総資産における情報通信ストック比率です。アメリカでは日本よりはるかに高く、2006年で8%を超えています。
また内訳も、コンピュータ39%、ソフトウェア、31%、通信機30%となっており、通信機器の比率がはるかに日本より高くなっています。
どうも、アメリカでは減価償却費を実際の耐用年数に合わせて変えているのだが(通信機器が一番長く、次がコンピュータ、そしてソフトが短い)、日本では一律になっているのが原因ではないかと思います。事実だとすると、日本の通信オペレータは税金面で相当に優遇されていることになります。

絶対金額も日本とアメリカでは桁が違いますね。

平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:37:56 | Weblog
図表1-2-4-4 日本の情報通信資本ストックの推移

ウィトラコメント: 情報通信ストックは固定資産額で算出したものと思われます。着実に増えていますが内訳はソフトウェアが48%、コンピュータが40%、通信機器が12%とのことです(2006年)。通信オペレータの資産などが大きいかと思いましたが以外にもそうではないのですね。算出方法に問題があるのかもしれません。

ニュース (7/27)

2009-07-27 10:26:44 | Weblog

■MS対グーグル、IT覇権争いは「本丸」のOSへ

IT覇権をめぐるマイクロソフト(MS)とグーグルの争いが、激しさを増している。グーグルがパソコン用基本ソフト(OS)への参入を発表し、主戦場はMSの「本丸」に移った。迎え撃つMSは、グーグルの牙城(がじょう)・ネット広告に攻勢をかける構えだ。

 

■Microsoft、欧州版Windows 7に「Webブラウザ選択画面」追加へ

米Microsoftは7月24日、欧州委員会から独禁法違反を指摘されている問題で、欧州委員会に対してWindowsとWebブラウザに関する新たな提案を行ったと発表した。同社は6月11日に、欧州版WindowsにInternet Explorer(IE)をバンドルしない方針を表明したが、これに対し欧州委員会は否定的コメントを発表していた。今回の提案ではIEをバンドルした上で、ユーザーがサードパーティーのWebブラウザを選べる「バロットスクリーン」を追加する。

ウィトラコメント: 結局マイクロソフトが譲歩したようですね。もっともブラウザなしでは使いにくくて仕方がないのでユーザとしては必須でしょうが・・

■米IT業界、業績底入れの兆し=リストラ効果で増益確保-4~6月期

米IT(情報技術)業界主要10社の4~6月期決算が23日、出そろった。1~3月期に比べ7社が増収、8社が増益を確保。昨秋の金融危機に端を発した世界同時不況を受け、人員削減や生産合理化によるコスト削減が奏功し、業績底入れをうかがわせる結果となった。

 

■英ボーダフォン・グループ、4─6月収入は市場予想とほぼ一致

英携帯電話大手ボーダフォン・グループの第1・四半期(2009年4~6月)は、欧州の低迷をインドやアフリカが補い、収入は市場予想とほぼ一致した。

 

■携帯使用者数、ベトナムはアジアで第6位

ベトナムの携帯電話加入者は2009年3月現在で7320万人を数え、アジアで6位につけている。1位は6億4480万人の中国で他を圧倒している。2位は3億9160万人のインドで、中国とインドの2カ国だけで10億4000万人となり、全世界の加入者41億5000万人の約4分の1を占めている。

 

■携帯・PHS各社、山口県の集中豪雨で支援措置

NTTドコモは、集中豪雨で被災した山口県防府市、山口市のユーザーに対し、料金支払期限の延期などの支援措置を行う。

 

■ソフトバンク、月額390円からの「パケットし放題S」を7月31日から提供

ソフトバンクモバイルは7月24日、7月に提供予定としていた「パケットし放題2(仮称)」の名前と下限料金を変更し、月額390円から利用できる「パケットし放題S」として7月31日から提供すると発表した。

 

■<中国OSS>iPhoneが主流もAndroidも追従

AdMobのレポートによると、アップルのiPhoneとiPod Touchは依然としてモバイルインターネットのもっとも主要なプラットフォームだが、Googleがその後に付け良い勢いを見せているとのことだ。《Mobile Metrics》と言う名の毎月のレポートで、AdMobはどのデバイスとOSが当月内でもっとも利用されたモバイルかをデータとして分析している。ネットワーク上のWebサイト及びWebアプリケーション上のAdMobの広告を測定するだけでなく、モバイルネットワークの利用量も参考として利用している。

 

■<中国OSS>中国国内企業のAndroid戦略

重苦しい国内携帯電話市場はGoogleのモバイルプラットフォームAndroidのおかげで、にわかに活況を呈してきた。

 

■電子看板やカーナビなどモバイルWiMAXの次なる展開をデモ

2009年7月24日まで開催している無線関連展示会「ワイヤレスジャパン2009」では、2009年7月に国内初のモバイルWiMAXサービスを開始したUQコミュニケーションズが展示会場で存在感を示し、来場者の注目を集めていた。

 

■1Gbpsの赤外線にフェムトセル、KDDIやドコモが新技術を披露

2009年7月24日まで開催している無線関連展示会「ワイヤレスジャパン2009」では、LTEなど通信を支える裏側の技術ばかりでなく、携帯電話機ユーザーが身近に直接使うことになる新技術の展示も多い。中でも来場者の注目を集めていたKDDIとNTTドコモの新技術を紹介する。

 

■「地球上で最も使われるソフト」を目指すSymbian

無線通信関連の総合イベント「WIRELESS JAPAN 2009」の技術系セッション「携帯電話プラットフォーム戦略」で、Symbian Foundation Japan(シンビアンファウンデーションジャパン)のコミュニティ・マネージャーの小西一弘氏は「シンビアン ファウンデーションの紹介」と題した講演を行った。

 

■GREEは「SNS純増ナンバーワン」と田中社長 「ターゲットは全日本人」

GREEは1000万ユーザーを超えても伸びが加速しているという。ターゲットは「全日本人」。Appleや任天堂製品のように、マスプロダクトとして展開していくという。

 

■クリエイシオン代表高木氏が語るiPhoneとAndroidモバイルプラットフォーム戦略の違い

ワイヤレスジャパン2009会場で行われた講演の中から、「アップルとグーグル、モバイルプラットフォーム戦略の違いと将来展望」と題した講演の内容をお届けする。講演者は、クリエイシオン代表取締役、インプレスR&D インターネットメディア総合研究所客員研究員などを務める高木利弘氏だ。


平成20年版 情報通信白書

2009-07-24 11:20:42 | Weblog
図表1-2-4-2 米国の実質情報化投資の推移

ウィトラコメント: アメリカは日本より一層伸びています。また、質の問題を考えれば更に差があると見たほうがよいでしょう。提供側でみた場合、日本の企業は日本国内でのみしか事業をできていないのに対してアメリカの企業はグローバルに事業ができている。これは日本の企業がICT投資をして買う側に回った場合には言語の問題から参入障壁がありその分割高のものを買わされているということになると思います。