ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:41:55 | Weblog
図表1-2-4-6 情報通信資本ストックの推移の日米比較

ウィトラコメント: 日米比較です。増加量を見てもアメリカのほうがはるかに多い。つまりアメリカのほうが積極的に投資をしてICTを使いこなしているということができます。
白書では、この点、つまりアメリカのほうがストックが大きいという点は指摘していますが内訳については指摘していません。

平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:40:46 | Weblog
図表1-2-4-5 米国の情報通信資本ストックの推移

ウィトラコメント: アメリカの同様のストックの変化です。総額のカーブは似たようなものになっていますが、内容にはかなり違いがあります。まず赤線で描かれた民間の総資産における情報通信ストック比率です。アメリカでは日本よりはるかに高く、2006年で8%を超えています。
また内訳も、コンピュータ39%、ソフトウェア、31%、通信機30%となっており、通信機器の比率がはるかに日本より高くなっています。
どうも、アメリカでは減価償却費を実際の耐用年数に合わせて変えているのだが(通信機器が一番長く、次がコンピュータ、そしてソフトが短い)、日本では一律になっているのが原因ではないかと思います。事実だとすると、日本の通信オペレータは税金面で相当に優遇されていることになります。

絶対金額も日本とアメリカでは桁が違いますね。

平成20年版 情報通信白書

2009-07-27 10:37:56 | Weblog
図表1-2-4-4 日本の情報通信資本ストックの推移

ウィトラコメント: 情報通信ストックは固定資産額で算出したものと思われます。着実に増えていますが内訳はソフトウェアが48%、コンピュータが40%、通信機器が12%とのことです(2006年)。通信オペレータの資産などが大きいかと思いましたが以外にもそうではないのですね。算出方法に問題があるのかもしれません。

ニュース (7/27)

2009-07-27 10:26:44 | Weblog

■MS対グーグル、IT覇権争いは「本丸」のOSへ

IT覇権をめぐるマイクロソフト(MS)とグーグルの争いが、激しさを増している。グーグルがパソコン用基本ソフト(OS)への参入を発表し、主戦場はMSの「本丸」に移った。迎え撃つMSは、グーグルの牙城(がじょう)・ネット広告に攻勢をかける構えだ。

 

■Microsoft、欧州版Windows 7に「Webブラウザ選択画面」追加へ

米Microsoftは7月24日、欧州委員会から独禁法違反を指摘されている問題で、欧州委員会に対してWindowsとWebブラウザに関する新たな提案を行ったと発表した。同社は6月11日に、欧州版WindowsにInternet Explorer(IE)をバンドルしない方針を表明したが、これに対し欧州委員会は否定的コメントを発表していた。今回の提案ではIEをバンドルした上で、ユーザーがサードパーティーのWebブラウザを選べる「バロットスクリーン」を追加する。

ウィトラコメント: 結局マイクロソフトが譲歩したようですね。もっともブラウザなしでは使いにくくて仕方がないのでユーザとしては必須でしょうが・・

■米IT業界、業績底入れの兆し=リストラ効果で増益確保-4~6月期

米IT(情報技術)業界主要10社の4~6月期決算が23日、出そろった。1~3月期に比べ7社が増収、8社が増益を確保。昨秋の金融危機に端を発した世界同時不況を受け、人員削減や生産合理化によるコスト削減が奏功し、業績底入れをうかがわせる結果となった。

 

■英ボーダフォン・グループ、4─6月収入は市場予想とほぼ一致

英携帯電話大手ボーダフォン・グループの第1・四半期(2009年4~6月)は、欧州の低迷をインドやアフリカが補い、収入は市場予想とほぼ一致した。

 

■携帯使用者数、ベトナムはアジアで第6位

ベトナムの携帯電話加入者は2009年3月現在で7320万人を数え、アジアで6位につけている。1位は6億4480万人の中国で他を圧倒している。2位は3億9160万人のインドで、中国とインドの2カ国だけで10億4000万人となり、全世界の加入者41億5000万人の約4分の1を占めている。

 

■携帯・PHS各社、山口県の集中豪雨で支援措置

NTTドコモは、集中豪雨で被災した山口県防府市、山口市のユーザーに対し、料金支払期限の延期などの支援措置を行う。

 

■ソフトバンク、月額390円からの「パケットし放題S」を7月31日から提供

ソフトバンクモバイルは7月24日、7月に提供予定としていた「パケットし放題2(仮称)」の名前と下限料金を変更し、月額390円から利用できる「パケットし放題S」として7月31日から提供すると発表した。

 

■<中国OSS>iPhoneが主流もAndroidも追従

AdMobのレポートによると、アップルのiPhoneとiPod Touchは依然としてモバイルインターネットのもっとも主要なプラットフォームだが、Googleがその後に付け良い勢いを見せているとのことだ。《Mobile Metrics》と言う名の毎月のレポートで、AdMobはどのデバイスとOSが当月内でもっとも利用されたモバイルかをデータとして分析している。ネットワーク上のWebサイト及びWebアプリケーション上のAdMobの広告を測定するだけでなく、モバイルネットワークの利用量も参考として利用している。

 

■<中国OSS>中国国内企業のAndroid戦略

重苦しい国内携帯電話市場はGoogleのモバイルプラットフォームAndroidのおかげで、にわかに活況を呈してきた。

 

■電子看板やカーナビなどモバイルWiMAXの次なる展開をデモ

2009年7月24日まで開催している無線関連展示会「ワイヤレスジャパン2009」では、2009年7月に国内初のモバイルWiMAXサービスを開始したUQコミュニケーションズが展示会場で存在感を示し、来場者の注目を集めていた。

 

■1Gbpsの赤外線にフェムトセル、KDDIやドコモが新技術を披露

2009年7月24日まで開催している無線関連展示会「ワイヤレスジャパン2009」では、LTEなど通信を支える裏側の技術ばかりでなく、携帯電話機ユーザーが身近に直接使うことになる新技術の展示も多い。中でも来場者の注目を集めていたKDDIとNTTドコモの新技術を紹介する。

 

■「地球上で最も使われるソフト」を目指すSymbian

無線通信関連の総合イベント「WIRELESS JAPAN 2009」の技術系セッション「携帯電話プラットフォーム戦略」で、Symbian Foundation Japan(シンビアンファウンデーションジャパン)のコミュニティ・マネージャーの小西一弘氏は「シンビアン ファウンデーションの紹介」と題した講演を行った。

 

■GREEは「SNS純増ナンバーワン」と田中社長 「ターゲットは全日本人」

GREEは1000万ユーザーを超えても伸びが加速しているという。ターゲットは「全日本人」。Appleや任天堂製品のように、マスプロダクトとして展開していくという。

 

■クリエイシオン代表高木氏が語るiPhoneとAndroidモバイルプラットフォーム戦略の違い

ワイヤレスジャパン2009会場で行われた講演の中から、「アップルとグーグル、モバイルプラットフォーム戦略の違いと将来展望」と題した講演の内容をお届けする。講演者は、クリエイシオン代表取締役、インプレスR&D インターネットメディア総合研究所客員研究員などを務める高木利弘氏だ。