ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成20年版 情報通信白書

2009-07-21 11:02:43 | Weblog
図表1-2-3-33 研究費の負担割合

ウィトラコメント: 国全体の研究費の負担割合です。日本よりも欧米のほうが、(特に欧州)政府の負担割合が大きくなっています。

数日前に、日本はGDPでの研究負担割合は相応だが、企業の売上高対研究費の比率は低い、というデータがあり、公的研究機関の比率が高いのだろう、とコメントしました。ところが今日の図では国の負担はむしろ少ないことになっている。これはどういうことかきちんと分析すべきだと思います。私も考えてみます。

平成20年版 情報通信白書

2009-07-21 10:59:55 | Weblog
図表1-2-3-32 日米におけるTLO数の推移

ウィトラコメント: 日米のTLOの数の比較です。ところでTLOとは Technology Lisencing Organizationの略で大学の技術を民間に移転するための主に法律・交渉を行う組織です。この存在を承認する組織ができたのが1998年なのでアメリカに比べて出遅れているのは当然です。

私は、TLO数をアメリカと競う必要はまったくないと思っています。むしろ国立大学全体でTLOは一つにして複数の大学の特許を扱うようにするべきだと思います。そのほうが専門家も分散しないしきちんとした仕事ができるはずです。更に、私立大学のTLO業務もアウトソースして受けるくらいが良いと思います。

ニュース (7/21)

2009-07-21 10:42:40 | Weblog

■三洋半導体、電力損失を55%低減した小型バイポーラトランジスタを発表

三洋電機の半導体子会社である三洋半導体は7月17日、同社の「低損失バイポーラトランジスタ ECHシリーズ」の新製品となる5品種を発表した。携帯電話、太陽電池用パワーコディショナ、UPS(Uninterruptible Power Supply)、DCモータなどの用途での採用が期待されている。

 

■[1]携帯流通マネー市場の規模

携帯電話を介して使われるお金はどれくらいだろうか。日経BPコンサルティングは,個人がどのように携帯電話を使っているかに焦点を当てた「携帯電話“個人利用”実態調査」を2009年6月上旬に実施した。この調査は2000年から実施しており,今回が15回目。その調査結果をもとに「携帯電話を介して行われる購買」(=携帯流通マネー)についての年間総額を算出した。

 

■ISAO、エンタク、フィリピン最大のメディア企業ABS-CBNと提携

コミュニケーションサービスを提供する株式会社ISAOと株式会社エンタクは、携帯電話向けコンテンツサービス事業で提携しABS-CBN Japan Inc.のコンテンツを基にモバイル有料動画サイト『TFC mobile』(ティエフシー モバイル)をNTT docomoのキャリア公式サービスとして7月21日より提供開始します。

 

■機内誌で見える中国3Gの現状

中国の3Gは3つ方式があって、それは日本でのお馴染みのNTTドコモやソフトバンクモバイルが採用するW-CDMA(キャリアは中国聯通(チャイナユニコム))とauが採用するCDMA 2000(キャリアは中国電信(チャイナテレコム))、それに中国オリジナル(とはいっても多くの外国の特許の上に少々の独自特許を付加した)のTD-SCDMA(キャリアは中国移動(チャイナモバイル))となる。

 

■Google Chrome OSはネットブック向けにあらず?

Googleが「Chrome OS」を発表しました。実行基盤は「Web」、ターゲットプラットフォームはx86とARM、などいくつか明らかにされてはいますが、試せる"モノ"が出ていないうえにスクリーンショットも公開されていません。ましてや、予定されている一般公開時期は来年の後半です。実物を見ていない・推測で言いたくないというのが正直なところですが、ブログという比較的自由度の高い場所でもありますから、敢えて取りあげてみたいと思います。