(5) 多様化するメンバー
前回「将棋愛好会の一年」と題して報告してから半年経ちました。その後の動きを報告しましょう。
メンバーはさらに増え、16名になりました。それを機に、月2回の例会を開催するようにしました。
曜日を変えた月2日の例会であれば、メンバーは、少なくとも、そのどちらかに参加できるだろう、という配慮からです。
メンバーが増えると、それに伴う種々の悩み事も現われます。その最大のものが、メンバーの段級位のバラツキです。およそ、級位者から四段まで、広がっています。段級位の差があるメンバー同士の対戦では、「駒落ち戦」を行いますが、「香落ち」ならまだしも、「角落ち」や「飛車落ち」は好まない人も出てきます。
また、メンバーの中には、とにかく純粋に将棋を楽しみたいだけで、勝敗の記録や昇降級には興味がないという人も出てきました。
それで、思い切って、メンバーを2つのグループに分けることにしました。
1つは「同好会員」。もう一つは「研鑽会員」。
「同好会員」には勝敗を記録する義務はありません。また、昇降級にも関係しません。主として、級位者と初段のメンバーが「同好会員」になります。
「研鑽会員」は、勝敗を記録し、5連勝すれば昇段、5連敗すれば降段する仕組みです。また、「研鑽会員」は対局時計を使った対局を行います。主として、二段以上のメンバーが「研鑽会員」になります。
こうして、誰もが、ストレスなく、例会を楽しめる工夫をしました。 (2011)