静聴雨読

歴史文化を読み解く

様々な社会・様々な哲学・1

2008-01-05 08:37:47 | 現代を生きる
60歳台の半ばを迎えて、考える対象が変わってきて、その一つが、この歳になって、何に生きがいを見つけるか、であることを述べた。

考えることの二つ目は:
「すべての生き物に精霊が宿る」というのはアニミズムの思想だが、同じように、「すべての社会・すべての生活に哲学がある」、という考えが沸沸と湧いてきているのだ。

このことを具体的に述べてみたい。今までのコラムでも断片的に触れてきたのだが、私のブログのテーマに上ってきたキー概念に、以下のようなものがある。
「老い」
「ボランティア」
「介護」
「クラブ」
「メディア」
「ネットワーク」
「地域振興」
「ブログ」、などなど。

これらのことばに「哲学」ということばを付けても何ら違和感がないことを発見した。
「老いの哲学」
「ボランティアの哲学」
「介護の哲学」
「クラブの哲学」
「メディアの哲学」
「ネットワークの哲学」
「地域振興の哲学」
「ブログの哲学」、などなど。

ここでいう「哲学」とは、難しい概念ではなく、また、実用的なハウツウ的生き方や道徳的な処世訓でもなく、生きる力・勇気を与える力・社会を有機的に組織する力などを指すことばである。  (つづく。2008/1)