in my room

静かなパラダイス

失踪…

2019年05月15日 | Weblog

先日、映画館で観た「ザ・バニシング −消失−」(1988年・蘭/仏)
が衝撃的だったので、
リメイク作「失踪 妄想は究極の狂気」(1993年・米)DVDで観た。
原題「The Vanishing」



欧州映画のハリウッド・リメイクは予想がつくので
まず観ないけど、監督がオリジナル版と同じ
ジョルジュ・シュルイツァーなので、興味津々!

撮影:ピーター・サシツキー
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
このあたりも揃えてきている!
出演:ジェフ・ブリッジス キーファー・サザーランド
   ナンシー・トラヴィス サンドラ・ブロック 他

さて、どうだったか?
オリジナル版を観ていなければ、十分に楽しめる…出来はいい!
しかし…あのなんとも形容し難い
モヤモヤッとした “不穏な気配” が “消失” している。
なぜ、あのシーンをカットしたのか?
なぜ、あのエピソードを省略したのか?
その答えは終盤にわかってくる。



プロデューサーの指示なのか?
監督は同じものを作りたくなかったのか?
結末は興ざめ…全体に深みがない…残念!

とはいえ、さすがに有名俳優を起用しただけはある。
みな演技が上手い!
ナンシー・トラヴィスの役はあれでいいのか?とは思うけど
タイプ的には好みの女優…当時はサンドラ・ブロックよりも序列が上。

サスペンスよりもエンターテイメント志向。
ハリウッド映画になると浅くて軽くなりますね!