今朝の新聞を読んでいて感じたことがあった。
昔から、そう思っていたことですが、日本社会には反省がないことです。
個人的な事の反省ではなく、公や組織でのことです。
日本の社会の大きな欠点であると感じている。
今朝の新聞の二つの「死刑」に関する新聞記事がありました。
一つは馬鹿な法務大臣が失言をして、総理大臣がすぐに処置をしないで放置しておくので、ずるずると大臣辞任に追い込まれ、この新聞の記事の後、今日の夕方のインターネットニュースでは彼は辞任したらしい。
この大臣辞任劇の成り行きは、誰が見ても、先は読み取れるのに、岸田総理は、何度も、遅い、優柔不断を繰り返して反省がない。
危機管理の鉄則は、間違っていたことがハッキリした時点で、迷わず現状を明らかにして、手を打つである。
こんなことは、企業人ならだれでもやってきたことである。
しかも、この大臣罷免での事件で、もう一つ許せない事は、この自民党の法務大臣は、政治家仲間の公の場でのスピーチで、「死刑執行」という国家として、とても重い政治行為を、法務大臣として、とても軽い作業のように、喋っていることです。
こんな馬鹿な大臣は、過去に何人も出ているのに、相も変わらず、政党内の派閥の関連だけで、大臣を選ぶことをしているやり方が改善できていない。
もう一つは下の写真の論評記事で、内容は死刑判決の再審で無罪になった「免田事件」のことについてである。
免田事件が冤罪となった後でも、更に4件の死刑判決が、本人たちの再審請求による無罪判決になっていることについて、国は何ら法改正や仕組みに手を打たないまま、また、えん罪が起こる可能性のまま、現在も続いていることについての怒りの論評である。
問題が起こったら、反省して、2度と起こらない様に対策する、という、とても簡単なことが出来ていないのが、今の日本社会の仕組みなのです。
これは、人類が幸せになるための発展が無い社会の特徴です。
残念なことです。