・・・「蝙蝠は自分が進む方向に、超音波を発射しながら飛んでいるために真っ暗な洞窟内でも、周りの壁や障害物に、ぶつかることなく飛ぶことが出来る」、以上の事は、私たちは常識として知っている蝙蝠の習性である。
しかし、私たちが子どもの頃に、夕方になると暗い空を飛ぶ蝙蝠を見た経験として、蝙蝠は建物の窓ガラスにぶつかる事があることも知っていた。
その理由については、私の個人的な考えとしては、超音波が窓ガラスを通り抜けてしまって、ガラスは無い物と感じて、ガラスにぶつかるのかと思っていた。
アメリカの科学雑誌に蝙蝠が住む洞窟の、壁と床に金属板を張り付けて、金属板をどう感じるて行動するかという実験をして、そこに蝙蝠が、突き当たるか否かを調べる実験をした結果が掲載されている新聞記事を読んだ。
その主な結果は、「蝙蝠は50パーセント以上の確率で飛んでいて、突き当たる」と云う事が分かった。
解説されている理由によると、蝙蝠の発射する音波は自然界にない滑らかな金属板の表面は反射波が発生しない、何もない空間として、蝙蝠はとらえるらしい。
そして、床に設置した金属板は何もないから、蝙蝠は水面と考え、水をなめる仕草で、間違って金属板をなめたらしい。
読んで゜いて、とても面白い記事で、ステルス戦闘機などと思い合わせ、しばし、その結果の応用を考えた。