・・・十一月の第四木曜日、今年は十一月二十六日がアメリカの祝日「感謝祭」です。
「感謝祭」はイギリスからアメリカに渡ったキリスト教徒達が初めて収穫したのを記念した祝日です。
英語を勉強しているとこの時期、必ず、この話題が出てきます。
具体的に何をするのかと云うと、家族など親しい人が集まって、各自、自分の回りの人や物に感謝し、皆で夕食に七面鳥を食べるらしい。
同じ、キリスト教で英語圏のイギリスには、その風習はないらしい。
私は宗教儀式かと思っていたが、そうではなく、アメリカ独特の祝日らしい。
最近、クリスマス、ハロウインなどアメリカの真似をする日本の若者が多いが、彼らは、この風習は真似しないらしい。
アメリカの「感謝祭」の日の前に、日本には11月23日の「勤労感謝の日」がある。
この日は、日本では単なる、休日だけで、ほとんど盛り上がらない祝日であるが、本来、歴史的に見てもとても、日本人にとって重要な日ではある。
「勤労感謝の日」は1948年に定められましたが、勤労感謝の日が制定される以前は、古来から「新嘗祭」が行われていました。
新嘗祭は古くから国家の重要な行事であり「瑞穂の国」の祭祀を司る最高責任者である大王(天皇)が国民を代表して、農作物の恵みに感謝する式典でした。
「新嘗」とはその年に収穫した穀物のことをいいます。
古代、農業中心の時代には、この行事はとても重要な儀式でした。
1500年も昔から、日本で行われていた感謝祭です。
この日本の祝日「新嘗祭」を若い人が、日本らしいイベントで盛り上げてくれたらいいのにと思いました。