・・・先回書いたように、壱岐の島については、古代史以外の知識もなく訪れたのですが、思っていた以上に観光名所がありました。
壱岐島についての説明を聞いた中で頭に残っているのは、島の大きさは全国で21番目に大きな島で、島の平野の広さは長崎県内で二番目の面積があると聞きました。
昭和八年に日本では珍しい遠距離砲台が黒崎半島に設置され、その跡が保存されています。
写真は砲台の入り口に直径41cmの砲弾の模型が置かれてありました。
砲台の説明図を見て、現場を見学するととてつもなく大きなものであったことが理解できました。
あなほげ地蔵。この地蔵さんは海辺に立っていて、今は地元の人に大事に守られていますが、明治の廃仏毀釈運動で首を落とされ後に丸石を載せられた修理跡が痛々しいお地蔵さんです。
標高二百メーターあまりの島一番の高所に狼煙台がありました。
古代、大和朝廷が新羅・唐の連合軍と白村江の戦いで敗れ、防御のために西国一帯に防人と狼煙台を置き唐、新羅の軍の侵略に備えた跡です。
狼煙台は私が思っていた以上の大きさでした。
島一番の名所として、「猿岩」がありました。
動物に似た岩は全国各地で名所になっていますが、壱岐島の「猿岩」は、その中でも群を抜いてリアリティーがありました。
上に紹介したもの以外にも、島の名所はイルカパーク、カラカミ遺跡、元寇の古戦場、遺新羅使の墓などがあります。