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"It never gets easier, you just go faster."

四家族合同林間学校 八ヶ岳唐沢鉱泉

2016年09月21日 | 旅行

サービスエースを狙え!
風呂上がりの卓球に覚醒

仙丈ケ岳登山が終わり、諏訪の温泉で一晩まったり。
温泉に入りすぎて毛細血管がふやけて鼻血多めのチビ太でした。


朝はバイキングで怪食し、前日のダメージの回復に努めます。雨も降っているし、ゆっくり過ごしましょう。どこで時間をつぶしましょうかね。
蓼科によい牧場があるらしい。よし、北上しよう。


道すがら、ご神木を道路に引きずりながら運ぶお祭りに遭遇。しかも複数回。
これはなんでしょう・・・
どうやら、各地区の神社で行われる御柱祭りみたいですね。
縄文の昔から残る風習を今に伝える諏訪の民のパワーを感じました。


蓼科高原、長門牧場につきました。
何このソフトクリーム、日本一のうまさ、濃厚な味。見てください、この白さ。
外は豪雨、暴風ですが二人ともご満悦♪


チーズ好きなので、チビ太はゴルゴンゾーラたっぷりのフォルマッジもいけちゃいます。

さて、これから車を走らせ八ヶ岳山麓へ。今日はじじ、ばば、姉家族、妹家族合同で唐沢鉱泉にお泊りなんです。
本当は翌日月曜日に天狗岳登山の予定でしたが、台風直撃の悪天候のため、どうやら温泉でゴロゴロの週末になりそうですが。


宿に到着、さっそくチビさんたちの歓声が聞こえ始めました。


安心と信頼の『日本秘湯を守る会』会員の湯宿なんですね。これは期待が膨らみます。


風呂上りの卓球大会も始まりました。最初は傍観していたじじ、ばば、チビ太も・・・


次々と参戦。温泉と卓球のコンボを35年ぶりくらいに満喫しました。


見てくださいこの見事な猪肉!
唐沢鉱泉は山小屋にして秘湯の宿でありかつ至高の食事処である。
ノーマルな夕食に追加で猪鍋を、これがうまいのなんの。あっという間にペロリですわ。


そして山小屋主人の粋な計らいで、鹿肉までいただいちゃいました。
というわけで、山登りが中止になっても宿だけで十分満足できる唐沢鉱泉でした。


翌朝、小雨だったので、往復1時間くらいの滝が近くにあるということなので、プチハイキングに行くことにしました。


女子はカラフルなレインウェアを買っていたので、使わなくちゃね。


宿の裏には、源泉がこんこんとわき出ていました。硫黄の匂いがあたりに漂います。触ってなめてみると、十円玉をなめたような金属の味。源泉の温度は10度で、冷たい。


五歳の山岳ガイドに高山植物の説明を受けながら、登っていきます。


最初の滝つぼに来ました。ここからは雨で岩もぬれていて、危険なので有志のみ上流へ登り続けます。


だんだん獣道になって、行き止まりになりました。


奥を覗いても、もう道はありませんね。ここからは沢登りになるのでここで引き返すことにしました。


帰りのバスまで時間があったので、車を30分走らせ、尖り石遺跡横の縄文博物館に行きました。


諏訪地方に縄文遺跡が多いのはしっていましたが、いざ博物館で実物を見て見ると、圧倒されますよ。


今日のテント村w


宿に帰り、しつこく最後の入湯。
チビ太は二日間で5回温泉に入りました。


〆は唐沢鉱泉名物のカレーです。

帰りの中央高速、大月から25㎞の渋滞との情報に接し、下に降りて雛鶴峠~牧馬峠経由で帰ってきました。ナビの予想と比較して、30分早く帰宅。それでも峠のワインディングドライブに疲れました。

唐沢鉱泉、よかったなあ。紅葉の頃か、初雪の頃にもう一回行きたいです。

チビ登山第52座は南アルプスの女王、仙丈ケ岳!

2016年09月20日 | 登山


圏谷(けんこく)、カール(ドイツ語: Kar)は、氷河の侵食作用によってできた広い椀状の谷のこと。


カールは、(株)明治が発売しているスナック菓子。
ポップコーンに着想を得て1968年、当時の明治製菓から発売された。明治ではカールを日本初のスナック(菓子ではない)として公表している。
名称は昭和30年代に流行した玩具「カール人形」から採用された。


チビ太が大好きな山、北岳の稜線。
左から日本の標高1、2、3 富士山、北岳、間ノ岳


大切にとっておきたい、仙丈ケ岳の下り、馬の背稜線での父子の会話。

パパ 『なんで大人も苦しい山登り、楽しんで登れるの?いつからお山、好きになったの?』
チビ太 『なんででしょうね~?じゃあクイズね。』
① 「りょうせん」からの景色がきれいだから
② お山に登ると、おもちゃを買ってもらえるから
③ 大人の人に、たくさんほめてもらえるから
④ 「さんちょう」からの景色がきれいだから

パパ『う~ん、②かな?』
チビ太『ブッブー!正解は④の山頂からの景色がきれい、でした!』

パパ『山頂からの景色が好きなら、BSのテレビとか、「ぐーぐるまっぷ」で山頂の景色見れれるよ?おうちからね。』
チビ太『ダメダメ!自分の足で登るから頂上の景色がいいんだよ。』

パパ『へぇぇ~!わかってるな~。じゃぁ、どの山頂からの景色が一番きれいだった?』
チビ太 『どのお山でしょう~?じゃあクイズね。』
① 北岳
② 常念岳
③ 雲取山
④ 塔ノ岳

パパ『う~ん、③かな?』
チビ太『ブッブー!正解は北岳、でした!』

チビ太『まこね~、北岳の頂上からの景色にほんとに「かんどう」しちゃったんだよね~。それからお山が大好きになっちゃったんだ~!』

たぶんこの子の人生で最初の記憶は北岳かもしれないなぁ。




金曜日の深夜に仙流荘へ移動し車中泊。5時前には始発のバスに並びました。チビ太は眠い目をこすって起きてきた。一本目のバスに乗りましたよ。


50分ほどバスに揺られて北沢峠に到着!ここで山岳ガイドの5歳児と待ち合わせw


出発は6時半。今日はたぶん日帰りだから、長丁場ですよ~


稜線に出るまでは森の中。苔むした岩が、年間降水量を彷彿させます。



ふっわふわだね~♪


チビ太、最近これを覚えました。
コメツガ
~「米栂」の意で、葉が小型であることを「米(こめ)」にたとえたもの。「ツガ」の由来は不明。~


下を向いて歩いていると、これに励まされます。


標高2500mが近づいてくると、山が色づいてきました。


2時間ほど歩いて、やっと五合目。ここから小仙丈の尾根のコースを取ります。

トイレの心配がある場合、途中に小屋がある馬の背ヒュッテコースのほうがよいかもしれない。


ここまであまり眺望に恵まれない森の中の山道でした。おこじょを探して「おこじょさ~ん!」と声をかけながら登っていましたが、結局見つからず。


ところどころ木々の間から山がうかがえるようになってきました。振り返ると白砂の頂を持つ甲斐駒ケ岳が!


難しい岩場はありません。初心者にやさしい山容です。うちの子供もストックの使い方が様になってきた。


鋸山と甲斐駒ケ岳の間に、あさって登る予定の八ヶ岳が見えます。


そして・・ハイマツの茂みが突然切れ、展望が開けました!すごい眺望!


お楽しみの稜線歩き(登り)が始まりました。きつい斜面ですが、「常念岳に比べればラクチンチン」とのお言葉を頂きました。


八ヶ岳が八つ聳えています。


そしてチビ太の大好きな北岳がとうとう姿を現しました。
「あっ!小太郎尾根!肩の小屋の屋根が見える!」



写真では(一眼レフ忘れた)とれませんでしたが、まさかの槍ヶ岳までくっきりと見えました。


ハイマツの道を進んでいきます。



そして、まず最初のピーク、小仙丈岳に到着。標高2855m。
そして仙丈カールをバックに明治のカール、チーズ味をザックから出すと、見事にパンパン!
爆発寸前。



富士山、北岳、間ノ岳。日本の標高、1、2、3!


『カールでカール、いかっがすかぁ~?』


小仙丈を後にし、いざ仙丈ケ岳へ。


気持ち良い天空の稜線を、軽やかに散歩・・・と思ったらだんだん雲行きが怪しくなってきた。そして、チビ太が一言。
「お父さん。すごくウンチしたい。我慢できそうにない。」

非常事態です!



頂上まであと20分くらいのところですが、背に腹は代えられぬ、分岐を下に、仙丈小屋を目指します。小走りしていくとすぐに小屋が見えてきてホッ。


トイレから出てきたら、山頂はご覧の通りの霧の中。

実は小屋の予約をしていたのですが、翌日は朝から雨だというし(雨の中標高2800からの下山はいやだ)、ここから山頂往復してできないことは全くないが果たして視界ゼロの山頂にどれだけの意味があるのだろうか。

頂上アタックするべきか悩んでいたところ、小屋の親父さんがチビ太に『坊や、頑張ったね。でも山では撤退する勇気も必要なんだよ。』と声をかけました。
その後、『てったい♪』『たいきゃく♪』と歌いながら下山。


山頂は完全に帽子に覆われてしまいました。


いざ下りが始まると現金なものですぐに元気になる五歳児。馬の背ヒュッテに到着。ここで日本一おいしいカップヌードル(500円)をペロリ。


ダケカンバの幹が水平に伸びている様は、冬場の豪雪の重さを表します。


馬の背から五合目からの登山道。紅葉が始まっていました。


薮沢小屋手前の滝




苔むして静かで平和な森の小道



朝の6時半から、延々とあるいて3時に北沢峠に帰還。
「俺、もう疲れ果てちゃったよ~」
「缶の蓋、開ける元気ないよ~!」
最近「俺」を使うようになりましたw



正確には頂上踏んでいないけど、百名山バッジもらっちゃった!


登山の後にはお腹の肉食恐竜が暴れますよね。お約束のこの店へ。
5時25分に到着、開店は5時半からでした。



肉食w いつ来てもここのカツのボリュームはすさまじい。
チビ太がソース苦手か不安だったので、無理をいってハーフ&ハーフにしてもらいました。結局最後はソースつけましたけどね。
肉食恐竜も大喜び。



夜は諏訪温泉に泊まっちゃいました。最近はインターネットで個々に宿を調べるのが面倒なので、温泉の旅館案内所に丸投げすることを覚えました。硫黄の匂いがしていいお湯でした。



合計時間: 8時間27分
合計距離: 10.37km
最高点の標高: 2932m
累積標高(上り): 1193m