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第一次真田討伐:横浜~佐久平 210K(酷道299号ダイエットポタ)

2016年04月11日 | 長距離
最近大河ドラマ『真田丸』の魅力に気付いてしまったチビ太大先生。きっかけは、やはりバイオリン。

土曜日夜の会話・・・

チビ太『上田城って、すごいんだよね~!丸太とか「まきびし」とかお湯で敵をやっつけちゃうんだよね~』と先日の第一次上田合戦のシーンを思い出しながら。
私『そうだ!明日おとうさん自転車のおべんきょうしにいってくるね。上田城行ってくる。真田丸のお土産買ってくるよ。』
チビ太『いいよ~!いつ帰ってくるの?』
私『テレビで真田丸やる時間に帰ってくるよ。約束ね。』
チビ太『こころ得た』

そんな会話があったとかなかったとか・・・・


横浜~青梅~山伏峠~秩父~志賀坂峠~上野村~十石峠~佐久平。

208.8 km
9:03:36
2,906m gained
23.1km/h
132bpm
4,265 kcal

+++そん前に、土曜日の記録も+++


<FBから引用>
本日は3時からチビ太バイオリン教室見学!のため門限ゆるかったので荒川へ。あまりの劣化ぶりに悲しくなってトボトボ帰ってまいりました。明日に脚を残したいので、7km 片道ITT x 2以外は流しで120km。ダイエット効果はあったみたい。
明日のロングで箱根ヒルクライムヘビー級応募資格を喪失予定。
本日のめにゅぅ
7km ITT Av 41, AV 40二本。
おそらく10km ITT Av 40行けば御の字という実力です。

そしてその後バイオリン教室デビューへ。

家を出る前緊張で鼻血ブー


<FBから引用>
チビ太、とうとうバイオリン教室デビュー❗
自分からやりたいと言い出した。うへー。そしてお下がりの🎻も貸して貰いました。夢は山頂山小屋コンサート?この嬉しそうな顔♥

+++土曜日おわり+++

出発は4時少し前。今日のコースは200km越えの上に独走で獲得標高は3000m近く。最後のボスの十石峠に足を残すため省エネモードでまだ真っ暗の玉川サイクリングロードを西へ走ります。


陽があけてくると、道沿いの桜が満開であることに気づきました。今日はこれから高度を上げていくルートなので、平地では葉桜になっている桜も標高の高いところでは満開を多く楽しむことができました。


羽村でサイクリングロードをおりて(迷走後w)、青梅にはいります。


道のそこらにニャロメやチビ太がいました。何となく漂う里帰り感。

省エネ走行とはいえ、青梅までは約60km、さすがに疲れました。しかも補給をしようにも成木街道を登り始めてしまうと秩父までコンビニはありません。これは大失敗。ハンガーノック寸前で山伏峠に挑む事態に。前日120kmはしっていたので体内の備蓄が少ないんですね。


名栗手前トンネル前の自動販売機でココアとコーラを流し込んでなんとか最低限のカロリー確保。

この先長いので山伏峠は省エネで登る。前は53/39Tのレーシングクランクだがスプロケには12-30Tを履かせているので、もっとも軽いギアで34-26T相当。この乙女ギアのおかげでかなり助かりました。


山伏峠はアッという間に終わる感じですね。クライマックスもあったもんじゃないな。

長いダウンヒルをこなして秩父の町へ。武甲山を眺めながらやっと朝ごはん。ここから299号線をめざす未知のルートです。


次の志賀坂峠までは秩父の町から約35km。途中小鹿野という町を通りますが、その辺りから本当に素晴らしい農村の風景が広がります。


まさに正しい日本の里山。


しかも春の訪れと共に、満開の桜が山間にひろがっています。本当に今日はこのコースを選んで正解だった。

そろそろ志賀坂峠が迫ってきました。


途中日本百名山のひとつ両神山の登山口などがあり、遠くまで来たなぁと実感します。


最初は森の中を九十九折を重ねながら、後半になるとぱぁーっと景色が開けて奥秩父の山容がドーン!と迫ってきます。


これはどこの山だ?


そして眼下には先ほどまで走っていた農村が見えます。補給も取れているのでまだまだ元気。標高も780mとそんなに高くないので悲壮感もありません。


トンネルを抜けるといよいよ神流町、そして上野村です。


まずは中里の恐竜博物館、ここから3kmで上野村道の駅です。


ここでイノブタソースカツ丼を頂きました。もうカロリーが尽きかかっているので、あっというまに完食。


これだったら大盛りの「十石もり」にしておけばよかったかも。

このライド、補給さえしっかり尽きていなければいつまでも走り続けられそう(心拍130台だから当たり前か)、なイメージは得られました。踏む区間、追い込む区間もないので、省エネ走行という意味ではよかった。この時点では時間制限さえ守られば上田城まで行ける自信はありました。体幹トレの効果かな?


さてラスボスの十石峠に挑みますか。と、その前に・・・
群馬県上野村。そう、御巣鷹の尾根がある自治体です。一度慰霊のためにお祈りしたいと思っておりました。

上野村内に、慰霊の園はあります(現場へは山奥へ入って、そこから登山になります)。


人が合掌する手をかたどったモチーフなんだそうです。この等の裏に御巣鷹の尾根で旅立たれた500人以上の故人の名前が刻まれた石がありました。その数に圧倒されます。そして、同じ苗字の犠牲者が数多くありました。家族で乗られていたのでしょうか。写真をとるのもなんなので、そっと合掌して祈りを届けました。

そんな寄り道をしたのでだいぶ時間が押してきました。事前の情報では、十石峠への299号線は、土砂崩れにより通行止めと勝手に推察していましたが、どうやら修復工事はとっくに終わっていたようです。


通行止め時に使用されていたショートカット用の矢弓沢林道、写真をみると静かな林道で、ひそかにマイペース絶景ヒルクライムヤッホーができるぜ!ともくろんでいたのですが、林道入り口でふと気が付きました。


残り7km … 頂上の標高1351m、現在の標高600m…激坂ではないか!!特に林道スタートしてからの3kmは地獄でした。基本勾配は10%以上、足を休められる区間はゼロ。170km以上走った後に、和田峠を登ると考えていただければよいでしょうか。足をどこでつこうか悩みながら、時速一桁で亀の歩みです。本当にきつかった、カーブを曲がるたびに壁がドーン!と目前に立ちはだかっては苦笑するを、3回は経験したかな。この林道を旅のクライマックスと考えていたのですが、写真は一枚も残っておりません。後はご察しw




標高が1300mを越えるとやっと稜線にでて、一息つけるようになりました。そして十石峠に到着。


林道も終わり、酷道299号線に合流。


頂上では時間が押しているので、即去り。


曇りで眺望もあまりないしね。


酷道の悪路ダウンヒルをこなし、長い長い長いダウンヒルを経て小海線沿線に向かいます。あまりにも下りが長くて下り区間でまたもハンガーノック寸前まで行きました。


平地に出てきて、上田までの距離が想像よりずっと遠い40kmと出て、門限の8時に間に合わないことが分かったのでここで上田攻めはあきらめ、佐久平から帰参することにしました。


北陸新幹線はスキー置き場があるのがいいですね~!汗拭きシートでキレイキレイにしてレーパン輪行して自宅には7時に帰宅。

真田丸に間に合った❗
チビ太『おばあちゃん家で衛星放送で見たよ。大阪城でしョ』
オーイオイオイ(TДT)

・・・よい家出旅行でした。次のロングライドはいつだろう?

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