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チビ登山第114座 霧氷ばっちり檜洞丸

2020年01月19日 | 登山

1月18日丹沢に雪のニュースが!この降り方と天気ならさぞかし霧氷が見事についているだろうと、檜洞丸へ。果たして最高の霧氷そのもの。自宅から数時間でここはどこ?あれは西穂高?と一瞬錯覚するほどの好天でした。
登りでは雪合戦、頂上ではいたずらの応酬、下りは道なき道をラッセルで転げ落ちながら下る。たくさん笑って大満足の日曜日でした。土曜日たくさん仕事して日曜日のこの時間捻出できてえかった。
それにしても、10本爪アイゼンつけて雪山登るだけでも大変なのに、獲得標高差1200m越えてケロッとしているこの小学二年生は誰?


~豆知識~
霧氷の発生する条件について
ちなみに今まで霧氷を見たのは赤城山、蔵王、塔ノ岳北側斜面、北横岳、檜洞丸など。
地形:
北西からの偏西風をまともに受ける山頂または稜線
前日の天候:
氷点下の湿った空気、雨、雪がある、もしくは通過する
当日の天気:
高気圧、快晴(昼には霧氷が溶ける)
これらを頭に入れておくと標高1400m以上で発見しやすくなります。とにかく地形、前日と当日の天気です。
昨日はそんななか塔ノ岳ではなく檜洞丸を選んで正解でした。なぜかというと山頂の標高が1601mと霧氷の生成にピッタリの標高であることと、ずっと北か西の斜面を登るため、雪が多かったからです。何よりもすこし登山の経験を積んで、こういった上のことが肌感覚で無意識にわかっていたこともよかった。

       

 スタートと同時に雪をかぶった大室山の稜線が見える。 

期待が膨らむ。頂上付近は青空に樹氷が映えるはず。 


登山口から、結構雪がある。5時間後ここに戻ってきたときは、雪は全部溶けていました。 


朝日がさして気持ちよい。雪合戦して息子を痛めつけながら進みます。


ゴーラ沢まではゆるい勾配が続きます。足ならしにちょうどよい。

しばらくすると空が開けて、気分はどんどん高揚していく。 

前日がんがん降って、翌日からっと快晴。これが週末にあたるという僥倖。 

溜息をつきながらゆっくり登っていく 

丹澤ブルー 

朝のこの時間だけ。 

ゴーラ沢のちょっと先のベンチで雪が深くなってきたので、10本爪アイゼンに換装。実は頂上までアイゼンなしでいけるかと思っていましたが、そんなことはなく。吹き溜まりでは積雪50cmは越えていました。 

左手に見えるのが檜洞丸山頂から犬越への稜線。昨年登った厳冬期西穂高の稜線にどことなく似ています。 

展望台にて。丹沢のなかでも急登で悪名高い檜洞丸。 ここからまだまだ急登が続く。 

そういえば、アイゼン履いて1000m以上登るの初めてだった。 ガンガン登っていきます。頼もしい。 

頂上が近づきますが、まだまだ急登は続きます。ほんと西穂高みたい。 

振り返ると、見えるのは畔ケ丸?それとも加入道山? 

頂上が近づき標高が1400mに近づくと、樹氷をまとった樹林帯に入りました。もう少しすると急斜面が緩むはず。ここまでの急登は長い。 

登りきついですが、この景色なのであっという間に頂上です。 

ちょっときつくなってきたのでチビ太のハイチュウ青りんご味を奪って補給。チビ太は快調らしく、急斜面をホイホイと登ってゆく。 

『すごい景色!まるでアナと雪の女王だね。知らんけど。』 
『それをいうならマコと雪の魔王でしょ。』 




勾配が緩み、みんな大好き檜洞丸頂上直下の木道地帯にやってきた。 






昼がちかづくとすこしOvercastになって 

頂上を素通りして、青ケ岳山荘へ。二年ぶりにきたので、小屋番のおねーさんにヤッホーしたいな。 

しかし、この日は無人でした。残念!また来ます。 いい山荘なのでまた泊まりたいな。 

寒くなってきた。着込んで再び山頂へ。 

だんだん曇りが多数派になってきた。寒い。 カップラーメンがぬるま湯ラーメンになってしまい、ちっとも温まらない。 

山頂。こいつやる気ねー 

下山します。時々雪がない木道があったりするので、今日は10本爪アイゼンではなく、チェーンスパイクがよかっただろう。 

だんだん道沿いに下るより、道なき道をバージンスノーをかき分けて下る方が楽だと気付きます。 

岩場ではアイゼンをひっかけないように要注意 

mont-bellの10本爪。子供の靴サイズに12本爪はないのですが、真冬の八ヶ岳や西穂高の急斜面でない限りはこれで十分。そろそろ靴のサイズが23になるので12本爪履けそうだけど、まずはこいつを履き潰そう。 これはいて1200m登ったの偉い 

吹き溜まりではラッセル遊びを発動です。こけても構わず突撃! 

どしどし突撃じゃ~♪ 

下り楽しいね~♪ 

ピンぼけですが、4月に咲くはずのミツマタの蕾が膨らんできています。今年は本当に暖冬だな。 

バスに間に合うよう走っていたら、前方に鹿の群れがいました。 角が立派