Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

Boso Grand Prix チームタイムトライアル 二時間寝坊からの全開走

2018年12月08日 | レース

前回からの続き
集合時間に二時間近く寝坊
周囲を巻き込みながらなんとか開会式直前10分前に会場に到着。
会場に到着すると先着のアキオ氏、石井君氏、ツッチー氏は隊列を組んで綿密に試走中。
なんとか駆け込みで試走のためコースイン。しかしアップもしていない、全開走もできていないので事実上これは試走とはいえない。よくわかったのは裏のセクションがテクニカルで5人だと隊列維持が非常に困難だということ。
開始早々後方、特にコーナー立ち上がりではインターバルがかかり集団後方は地獄の巷と化しそうだ。

すぐに開会式がはじまり、5組目でスタート。少し間があいてだいぶ助かる。だってまだゼッケンもセンサーもつけていないし笑


『遅刻したニャロと巻き込まれたミューラーさんはまだコースを把握していないということで、最初の二周はローテに加わらないで、集団後方に待機ね~』

実はこれが地獄の始まりだった・・・

百聞は一見に如かず。この動画を見れば最初の二周のあまりのひどさがわかります。
号砲と同時の全開走From the Gun、開始はや半周でレース終了の警告赤信号が点滅ですから・・・


まず最初、前の3人は隊列を組み、前走者のラインをトレースしながら車間をつめてイーブンで走りますが(←基本中の基本の基本)、新参者二人はラインがわかっていない恐怖心もありどうしてもラインを一台分はずして前方視界を得ながら(無意識に)走ろうとします。そのためライン乱れ、車間があいてそのたびにスプリントがかかり、後方にいけばいくほどギャップがかかる悪循環が発生します。

開始半周目ではやくも数10m離されたときは


やばいレースがおわってしまう
動画とってるのにここで千切れてたまるか!』と必死になって追走です。かなりポイントを使ってしまいました。


特にバックのテクニカルセクションでは、
前の三人はきれいな隊列でOut-In-Out
後ろの二人はIn-In-Inでコーナーをこなすので、あっという間に引き離されてしまいます。ここは完全に試走不足。ラインがわかりはじめたのが三周目でした(遅)

しかも悪いことは続く。コーナーが連続するため、集団後方の仕事は『必死でくらいつくこと』、つまり休んでいる区間がほっとんどありません。遅れをうめる→足をつかう→休めない→遅れる→遅れをうめるの悪循環が始まり、足が一気に削れます。


というわけでいきなり先頭交代最初のタイミングから番手飛ばしをしてもらうはめに、すいません…

そして最大のピンチは二周目の裏のセクション、必死にこいでいたらいつの間にか下を向いていて、コーナー立ち上がりでコースアウトしそうに。この後100m近く離されて脱落の危機。このときは前方が少し待ってくれて助かりました。


最初のパニックもやっと落ち着いてきた3~4周目、ベテラン監督石井君が絶妙のペースコントロール。やっとペースを把握しだします。ふぅぅぅ。

しかし四周目、ここまでアップも試走もままならない中しっかり前でもローテを回していたミューラー氏がコーナー立ち上がりのひょんなところでラインがクロスしてしまい、その影響で大きな間隔ができてしまい脱落。どうやら最後尾でコーナーを立ち上がったところだったので気づくのが遅れたらしい。この後マイペースで走れていただけに悔やまれる。


そして半周前を走っていたチームを捉える。こうやって写真をみても前走者との間隔が開いている。
加須TTTのときは車間50cmで走れていたのに…


レース中盤。相変わらずオイラのライン取りは下手ですがやっとディーゼルエンジンに火がはいったようで、ペース的には安定してきました。特に新しいヘルメットAeroheadのエアロ効果は良好で、先頭にたって頭を下げると一気にスピードが上がる気がします(当社比)

さて、レースも中盤から終盤へ。4人が3人になり、なんとかきれいにローテがまわり始めたが、ここにきて序盤から全開のアキオさんがお疲れ、そしてやっと惰眠から目覚めた私が瀕死ながら復活、ツッチーは相変わらずの絶好調サイクリング状態、ということでツッチー男一本牽き祭りに方針変更です。後ろは瀕死でしたけど。もう三人なので三人の最大限のペース維持で行くしかありません。ここらへんの阿吽の呼吸がTTTは楽しいですね。

レース終盤はやっと落ち着いて前走者の安定したツッチーの勇姿(というかケツw)を拝しながら、ラインをトレースして、影武者のようにコーナーラインを重ねる、といったイメージに近い走りがやっとできるようになりました。遅いよって。


そして、ゴール!
最後は少し余力を残して。実は余力を残してのTTTは最悪なんですよね、それだけペースメークが下手でチームに貢献できていないということ。反省することしきりです。


実によいチーム名だな!


2018シーズン三勝目!約束の優勝を果たすことができました。
チームメイトの皆様、すいません優勝景品のビワのゼリーと落花生は朝寝坊対応に心魂を傾けたミューラー家奥様に進呈いたしました。

反省するばかりの他力本願成就でした。次回はしっかり貢献できるよう、来年も猪のように走りますのでTTT仲間の皆様におかれましてはよろしくお願いいたします。

15km
Av 41.8km/h 253W 175/182 bpm

デルガドりそうになりました I nearly Delgadoed. Just.

2018年12月08日 | レース

あなたは、『デルガドりそう』になったことはありますか?

ペドロ・デルガドは、スペイン・セゴビア出身の元自転車競技選手。
1988年のツール・ド・フランス覇者であり、ツール黄金期を支えた屈指のクライマー、アタッカーである。
前年度覇者としてのぞんだ1989年ツールの最初のプロローグにて、スタートに遅刻し2分以上失い、タイトル防衛に失敗した。
(遅刻pediaより)


管理人ニャロメ
(今週は忙しすぎ!徹夜×1、半徹×1、終電×1で完全に睡眠サイクル狂ってる!
なんとか終わったけど全然乗れないし明日レースに出られるだけで御の字。)


前日金曜日のこと
みなさ~ん明日は現地6時集合、8時レースです。寝坊はしないように!(笑顔)
私はいまからお客様と飲み会なので、ビールほどほど、ウーロン茶多目、目覚ましは3種類かけて台所で寝ます!(自信満々)
三浦さん明日朝4時40分待ち合わせよろしくね!


私も自分が主人公の飲み会で明日朝は3時おきです!お互いがんばりましょう!(疑惑の目)






おはよう


おはようございます


おはようっす(二日酔い)


あの・・・一時間たってもニャロメさんこないんですけど。どうすればいいかな。電話番号知らないし。
(三浦さんはスマホもっていないため、待ち合わせ場所近くの公衆電話ボックスから自宅の奥様に電話し叩き起こされた奥様からPCで代理で操作しています)





事故とかではないですよね?


三浦妻です。おきました?事故とかではないですよね?
お~い!!!お~~~~~~い!!!





レース会場つきました(6時)


石井君と合流しました。
ニャロメさん事故かもしれないから、三浦さん待機してもらえますか?
まだ反応ないですか?寝坊ならいいですが・・・


まったく反応ないです。三浦はもう一時間半以上駐車場で待っているらしいです。


画像はイメージではなく、ほぼ現実です。


(起床。驚いて時計を見る。6時20分。レーススタートは8時。)
やばい!デルガドった(汗)
やってもうた~~~!!!!




寝坊です。いまから(遅れてもいいので)行きます。
ごめんなさい!!!!(ジャンピング土下座+叩頭)


おい!


おい!


おい(呆)!!!


絶対優勝せよ!(許さない目)

横浜出発予定4時40分に対し合流後出発は6時40分。
開会式は8時半から。
到着予想は8時。

主人公はこれからアップもなし、試走もなし、なにもなし状態からレースに出場、そこから優勝なんてできるのか?????

つづく


もうレース記事かかなくてよいよね?