Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

ツール・ど・日光再び

2007年10月22日 | 超級山岳
10月20日、紅葉前線南下に誘われ日光に行ってきました。
前日恵比寿で大宴会だったので、睡眠二時間、激しい二日酔い状態で朝5時に家をでます。ウゲー
5時半にイソヤ着。


夜日が暮れると田舎はしゃれにならないのでデコチャリに改造しました。

あるこほるが抜けませぬ。ウェッ。
まずは東武線の始発である浅草駅を目指します。
途中銀座~日本橋~浅草寺と早朝の東京観光です。ヒック。


浅草寺


交通量が少ないので仲見世を突っ切ります。

0712の区間快速で日光に向かいます。浅草から1320円で二時間乗れるのはありがたいです。東武鉄道ブラボー!
感謝状>>>東武鉄道様


秋晴れの空、期待は高まります。グホゲホッ。


日光を10時にスタート

東照宮に向かう緩斜面で、「あ、今日は足がない。」と自覚。しかも荷物をバックパックにたんと背負っているので、自転車もやや重い感じ。
今日は紅葉に誘われたサイクリストがたくさん沸いて出てきてました。


いろは坂の紅葉はまだ先。




途中から車は大渋滞!!!

(車だと上るのに1時間以上かかったらしい。自転車は30分くらいでクルクル登ります)


渋滞の車列の間を自転車がオラオラ~どけ~と通ります。


湖面の青が眩しい中禅寺湖まで出てきました。

去年の10月第3週は湖畔まで紅葉が降りてきていましたが、今年は猛暑の影響でまだみたいです。


少し標高を登って竜頭の滝あたりからまっ黄色に色づき始めました。

戦場ヶ原


「こらー!そこのガリガリ君止まりなさい!」


湯滝まで来ると紅葉が真っ盛り。


マイナスイオンをたっぷり浴びて、


あの遥か彼方、山の鞍部にある1860mの金精峠を目指します。

この峠はそんなに距離はないですが8~10%くらいの勾配で直線をガーっとのぼり、また曲がって直線をガーっとのぼる、一本調子の峠です。こういうのみんな苦手です。最後の方にやっと九十九折になりました。ふぅ。


頂上で記念写真をとりますが、みんなおかしくなっています。まともな写真が一枚もありません。トンネルの前で、完全防寒装備に着替えます。
ここから丸沼高原をぬけ鎌田の交差点まで延々と飽きるまでダウンヒルです。鎌田の交差点でだんだん日が傾いてきました。



このペースでは足も重く、坤六峠を越えて群馬側に抜ける頃には日が暮れてしまいます。去年より一時間遅くスタートし、途中寄り道してばかりですから、尾瀬戸倉温泉着が一時間以上遅れています。
この疲労度、この時間帯に900mから1500mまでもう一度登らなくてはなりません。幹事の特権でコースを変更して平地で帰ろうと何度も思いましたが、ニョホホさんとタグちゃんが暗闇ダウンヒルを了承してくれたので疲れた体に鞭うって登ることにします。まず、峠の入り口でカップラーメン食べて腹ごしらえです。


夕闇せまる坤六峠尾瀬側。

山が燃えている!だが俺の脚の乳酸も燃えている!

写真を撮る元気もうせ、先頭二人に先に行ってもらい、刻みます。体力つきかけているのでダンシングできません。



10分ごとに先頭に待ってもらうことにしたので、10分漕いでは休み、10分漕いでは休みを4回繰り返し、5時に山頂にゴール!!

しかし山頂は霧。そして5時なのに、

真っ暗!!




記念写真をとっても、映るは幽霊だけ。

視界ゼロ!!どうやって帰る!?

ここで秘密兵器登場。



連装光学荷電粒子砲です。これで路面をレーザー照射します。

CATEYEのHL-EL520(スポット)とHL-EL510(広域)の2灯。どうもデコチャリ世代はこういう仰々しいギミックに弱いです。

タグちゃんもHL-EL520 1灯なので、この2台が一車線を併走すれば、下手な原チャリよりずっと明るく漆黒の闇を照らし出します。怪しげな自転車珍走団に、ときおり出くわす対向車線の車はみんなびっくりした様子。特に明かり的にはなんの恐怖もなく下山できました。

感謝状>>>キャットアイ様(おかげで遭難せず人里にたどり着きました)

しかし、寒さだけはどうにもならず、ふもとの人里に着いたころには、歯がガチガチするくらい体が冷え切ってしまいました。暖かい缶コーヒーのなんとうまかったことか!

この後は20kmの道をひたすら水上の駅に向かって下り基調でせめて行きます。今回は足が重く、全工程最後尾でしたが、残り10km地点でやっと二日酔いが抜け、突然体にパワーが満ち溢れてきました。おそいっちゅの。水上駅に0730に到着。0754分の電車に飛び乗って、横浜に帰りました。


あっというまに沈没。遊びすぎました。


まったくこの二人はグレートでした。
タグちゃん、ニョホホ閣下、お疲れ様でした。