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俺祭りで行こう

やりたいことしかやらない俺祭り104(おれまつりとし)のへなちょこブログ。

伊藤計劃「メタルギア ソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」

2009-08-23 | 読書・作家ア行
 どうもコナミのゲームをノベライズしたらしいのですが、ゲームのことはまったくわからず、知りません。

 読んでいて思ったのは、莫大なカネをかけてハリウッド映画にしたらサイコーにおもしろいんじゃないかな、と。コンピューターシステムと暴力とドラッグの組み合わせなら、リアルな映像で見せるのがいちばんよろしいんじゃないかと思ってしまう。

恩田陸「まひるの月を追いかけて」

2009-06-25 | 読書・作家ア行
 いきなりですが、ラストがヘン。「ヘン」としかいいようがない。

 だけど、ラストはともかくとしておもしろかった。挿入される寓話はそれぞれおもしろかったし、旅行記としてもおもしろかった。

 奈良というと、考えてみると小学校の修学旅行で一度行っただけのような気がする。それも京都・奈良で1泊2日。古都ということで、京都と奈良が一緒くた(笑)あれはなんだったのか。ちゃんと覚えているのは、京都タワー、金閣寺、清水寺、東大寺、奈良公園。ほかにも正倉院とか平等院とかだっけ、行った気がするがあいまい。バスの移動で、回った順番などもちろん覚えていないが、奈良公園あたりで宿泊した気がする。奈良漬とか薄口醤油とかこのときに初めて見た。奈良漬がうまいと思ったのはよく覚えている。

 奈良ねぇ。う~ん、なんか行きたくなってきた。


明野照葉「禁断」

2009-06-17 | 読書・作家ア行
 彼女に近づくと災難が降りかかる。。

 あーそうですか。そうやもしれませんな。

 百歩譲って実際にある話だとしても、どうにもリアリティがない。話の展開も見えてしまう、というか、まさかこういう展開じゃないよな、という展開で行ってしまう(笑)
 エンディングもものすごく中途半端。リアリティがない上に中途半端では如何ともしがたいでんがな。

安東能明「ポセイドンの涙」

2009-06-11 | 読書・作家ア行
 青函トンネル建設時に幼馴染だった3人の再会。たまたまだけど、ついこの前読んだ「シリウスの道」と同じようなシチュエーション。

 幼馴染3人の掘り下げがイマイチな感じ。あと、永年工事に携わっていると、工事が永遠に完成しないことを願ってその場所に留まっていたくなる、という気持ちはわからなくもないが、しっくりこない。

赤井三尋「翳りゆく夏」

2009-04-15 | 読書・作家ア行
 リアリティのない話をリアルに描いたいい小説だと思う。特に、新聞社の社長や、家政婦や、「殺人犯の娘」がいい味を出している。殺人犯の娘は、市民ランナー界ではちょっと有名な、某医科系大学の学生で、某プロショップのイメージキャラクターの娘とダブるさわやかなキャラ。こういう風に描ける作者はリキありますね。

恩田陸「夜のピクニック」

2009-02-19 | 読書・作家ア行
 恩田陸氏の出身高校で実際に行われているという24時間耐久の歩行祭をモチーフにした話。登場人物の高校生たちがストレートで好感度大。現実にはこんなピュアな人間関係はなかなかないと思うしアナクロっぽくもあるが、お寒くなるようなこともなく、読んでいるとホカホカしてくるいい小説で作者の力量を感じます。

 それにしても、ウルトラマラソンや○○耐久レースのような長時間のレースにはあまり興味のない方なのですが、こういうのを読むと。。
 引きずり込まれないようにしなくては(笑)そういう意味でも良く描けているな、と。

小川洋子「ブラフマンの埋葬」

2009-02-10 | 読書・作家ア行
 このブログは基本的にランニングとトレラン関係のカテゴリ中心で始めたはずなのだが、ここのところなぜか読書の備忘メモばかりになってきた。これでいいのか(笑)

 この小説、自分の肌には合いませんでした。好みの問題だとは思いますが。
 ブラフマンという名前の森の小動物(架空の動物に思える)と主人公の関係がいいのですが、こういうのはドキュメンタリーの方がおもしろいと感じてしまう。出てくる登場人物もなにか中途半端に描かれている感じでしっくりこない。
 ただ、著者の作品はもう少し読んでみたい気はしました。