青梅御岳山の宿坊の御狐様のお噺。夏休みに祖父母のところに遊びに行くワクワク感がいいです。
1980年代の著作なので道具立ては古い(というか自分にとってはなつかしい)んだが、文章は古くなっていないと思う。もしかしたら江戸川乱歩なみに生き残るかも。
氏には姫川玲子シリーズのようなハードボイルド路線と武士道シリーズのような女子青春モノ路線(?)があるが、これは後者で、この路線の方がおもしろいと思う。細かいことをいえば、いかにも取材しました的なところもあるにはあるが、雰囲気がいいんだよね。
[コース]吾野-岩地蔵右-関八州見晴台-白滝-不動滝-大滝-西吾野-休暇村奥武蔵(15Km)
[所要時間]2時間50分
8月11日山の日。真夏の奥武蔵の低山にはもってこいなミストな天気。
1年以上かけてリニューアルした吾野郵便局前の橋を久々に渡る。
今年の6月に完成したとのこと。先週西武線から人が歩いているのを見たので「あ~、できたんだな」と。
吾野宿ということで、「しゅくはし」なんでしょうね。
岩地蔵右を行って、トレイルで高山不動尊方面へ。山の日なのに人っ子一人いない。これが奥武蔵のいいところ^^
関八州見晴台まで1時間3分。2008年まで富士登山競走の練習で使っていたコースなのでどうしてもタイムが気になる。やっていたときは50分前後だったが、今日は1時間10分は掛かるだろうと思っていたので、思ったよりは早く着いた。だからなんだということはないが^^
写真右の東屋で一服。ミストで涼しいが、すでに全身汗で濡れ鼠。
本日のメインイベントは不動三滝。真夏に涼を味わいます。
まずはナイアガラフォールズ。
ではなく、「白滝」という名のミニな滝。
お次は霊験あらたかな
「不動滝」というミニな滝。
そして最後は「大滝」というミニな滝^^奥武蔵の滝のスケールの小ささは類を見ないものがあります。人っ子一人いない中、自分一人のためにこの舞台があると思うとトレイルランナー冥利につきます(?)
で、あとは下界に降りて休暇村奥武蔵でまったり。
合掌。
[コース]芦ヶ久保-赤谷-丸山方面昔道-丸山下のグリーンライン-県道11号-途中のローソンまで(17Km)
[所要時間]2時間20分
8月5日。またまた1カ月ぶりのトレイル。お山に行くのが億劫でご無沙汰しているわけだが、西武秩父駅前温泉「祭の湯」に行ってみるかということで、芦ヶ久保から比較的涼しそうな丸山を経由して西武秩父まで下りる算段。
が、始めた直後のR299が30℃もいってないはずなのに灼熱地獄で、赤谷取付きまでの1.6Kmで早くも戦意喪失気味。だが山中でロストでもしない限りは前に進むしかない^^ということでとりあえず進む。
ところがトレイルに入ると木陰で急に涼しくなる。助かった、という感じ。トレイル脚ができていないのでほぼ早歩きの状態だが、別に問題はない。
昭文社地図では破線ルートなんでいつもはスルーする「丸山方面昔道」だが、MTBのブレーキ痕があったのでこれなら問題ないだろうということで行ってみる。実際そこそこ整備されたシングルトラックで問題なかった。が、MTBで降りるのは危険、というか技術がいるだろうな、と。一歩まちがえば谷側に落ちる。まあ、木に引っかかる程度で大けがはしないかもしれないが。
標高700-800mくらいまで登ると今日はミストな感じでひんやり涼しくマイナスイオン満載という感じ。こうなると、「やっぱり山はいい」となる。あいかわらず歩きだが^^
ほどなくして丸山下のグリーンラインに出る。しかしここまでではやくも脚を使っているので丸山ピストンはやる気がせず、グリーンラインを降りる。なにしろ最低でもここから12Kmは進まないといけないので。
で、下界に降りるとまた灼熱地獄。脚が動かないうえに若干ガス欠気味になってきたので民宿ごかばし先のローソンであっさりおしまい。B500mlとおにぎり2個をいってエネルギー補給完了。あとは歩いて西武秩父まで。
初めてきた祭の湯。来てみてわかったが、西武秩父の駅舎そのものと仲見世通りを完全にリニューアルして作られたものだった。温泉は空いていたのでよかった。新築ならではの木の香りや畳の匂いがうれしい。
天然温泉はたぶん露天のひとつだけで、しかも広くない上に循環式というところがイマイチ残念。空いていたから好印象だったが、混んでいたら最悪だっただろう。ロケーション的には丸山方面から戻るにしても武甲山から戻るにしても横瀬の武甲温泉の方が近いので、トレラン者にとっては少々ビミョーな場所である。もちろんここでゆっくりして、出たら駅の改札というたいへんなメリットはあります。
合掌。