夏休みって、気がつくと何日も練習してなくて(・・・親だけでなく子供も・・・・殴)、それはピアノのことを忘れてるとかそういうことはなくて、頭ではずっと弾いてるような気がするのに、実際には弾いてないという感じです。・・・・すみません、わけわかんなくて。
さっき弾いてみたら、ピアノが湿りまくってて、鳴らない。コンペ前は絶好調だったのに、あっという間にこれです。やっぱり弾いてやらないとダメですね。
それと不調なものがもうひとつ・・・・・
ペダルが上がりきらない(汗)。もしうちの調律師さんがこれ読んでてドキドキするといけないので断っておきますけど、これはピアノのせいではないです。私の問題です。
よく年を取ると「つま先が上がらないから、つまずきやすくなる」といいますけど、なんだかそんな感じ(汗)。自分では上げているつもりなんですが、上がりきってない。だから若干濁りが残る。コンペの本選ももしかしてこんな感じだったのだろうか?・・・自分では先週腰を痛めて以来不自由になった感じがあるのですが。どちらにしろ、これはまずいです。
曲の練習の方はまずまず好調です。ベートーヴェンソナタは、1番のほかに、今日は22番も譜読みしてみたんですが、初発の感想・・・・わけわかんない(殴)。「ワルトシュタイン(21番)」と「熱情(23番)」の2大名曲にはさまれた2楽章形式のソナタですが、めったに弾かれないような気がします。昨年の「ベートーヴェンを弾く会」では知人が弾いていたので、弾いてみようかな、と思ったのですが。昨年私が弾いた9番もマイナーな感じですけど、弦楽四重奏版もありますし、曲としてはとてもわかりやすかったんですよね。
どうする、22番・・・・もすこしやってみますか。
ゆうべ「ベートーヴェンが死んだ年齢(56歳)までに、ソナタ一通りやりたいなあ」とぼそっと言ったら、息子が「徹夜で(全曲)弾くの?」と。
いやいや、そんなギネスに挑戦みたいなことしませんて(笑)。そんなことしたら32番まで弾き終えたら、ほんとに死んじゃいますよ。というより、56歳ってあと8年しかないじゃん・・・・全然弾いたことのない曲が少なくとも半分はあります。年2曲やれば終わるといえば終わりますけど、後期の大物がいっさい手つかずですから、これはおよそムリな話。
今後の体力から考えると、大物から手をつけていくのもありですね。60過ぎてからハンマークラヴィアを一からやれるとはちょっと思えません(泣)。どのみち、趣味でやってることだし、人さまにお聴かせするわけでもなし、今から何年計画で取り掛かっててもかまわないといえばそうも言えます。
それはまた考えるとして、とりあえずは、12月に1曲弾くか2曲弾くか、という決断ですね。
それにしてもベートーヴェンってすごい出力の持ち主です。
才能うんぬんは別として、人間として与えられた時間はみな一日24時間で平等なはずなんですが、56歳で亡くなるまでに、ピアノソナタ32曲のほかにも、シンフォニー、弦楽四重奏、弦楽曲などなど・・・数だけでもすごいうえに、1曲1曲が前に進んでいる感じで、後世に影響を与え続けているという。
しかも、10代から家計を背負ったり、成人してからも耳が聴こえなくなったり・・・・。常人でないのは明らかですけど、こういう人が存在したのは、やはり人類の奇跡です。