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~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

イゾルデのオケスコア

2008年05月17日 00時06分10秒 | 交響曲・管弦楽曲等
今ごろになってなんなんですが、「イゾルデの愛の死」のオーケストラスコアを買いました。

これまで弾いた曲、「運命」「(ブラームス)弦楽六重奏」「展覧会の絵」「道化師の朝の歌」(これは練習のみ)すべてオーケストラスコアを買って眺めたのですが、どういうわけかイゾルデは買ってなかったのです。
ひとつには、あまりにもピアノ譜が入り組んでいて、まずはこれを弾けるようになるのが最重要課題ということであり、もうひとつには、リスト編曲のピアノ曲として聴くことが結構あって、ピアノ曲として大変魅力を感じていたからなのです。

でも、たまたま昨日のぞいた楽器店にあったもので購入しました。600円。安い(笑)。

私、初めてこの曲のスコアを見たわけですが、いやあ管楽器多いですねえ。
フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴット、ホルン(in F &in E)、トロンボーン(これも2パート)。
管だけで10段です。
あとは、ハープが大活躍。

ピアノ譜とは当然眺めも違います。
ピアノ版だと右手中音域で弾かれるメロディーが、オケ版だとホルンだったり、うねうねと動く細かい音が(ヴァイオリンでなくて)ヴィオラだったりと、音域だけで「こうであろう」と考えていた音色がかなり違ってきたりします。
こんなことは耳のいい人ならCDを聴いてすぐにわかることなのでしょうが、スコアをみないとピンとこないところが私の能力の限界です(汗)。
ピアノ版で、低音からどっと押し寄せるアルペジオを気分よく鳴らしていたら、先生に「そこまで弾かなくても・・(笑)」みたいなことを言われ、さっそくスコア見てみたのですが・・・あ、ハープではないですか(爆)。

もちろん、最終的にはピアノで弾いてなんぼのものなので、実際の楽器のイメージをどこまで取り込むかは按配の難しいところですが、オーケストラスコアはやっぱり広がりとか興奮度が違うので、なかなかいい勉強になりました。

・・・というと、するする読めたみたいですけどね、実際は、移調楽器やらハ音記号が読みにくくて死にそうでした。片手には移調楽器の実音一覧表です(殴)。

あらためて・・指揮者ってすごい(驚)。