~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

奈良 その1

2007年08月14日 23時18分56秒 | 雑感
10時半くらいの新幹線でまず京都に向かい、近鉄に乗り換えて奈良は西ノ京へ。
西ノ京駅からすぐの薬師寺へ行ったが、どうも初めて来たような気がする。

私はこういう建築物や仏像に格別の興味があるわけではないのだが、聖観音菩薩像、薬師三尊像には説明しがたい何かを感じた。こんなことを考えたのは初めてなのだが、これらの像を作った過去の人のことが知りたくて気になって仕方なかった。とてもフツウの人物であったとは思えない。

次は少し歩いて唐招提寺へ。
金堂は現在解体作業中で、プレハブに包まれていた。ついでに鑑真和上像は福岡出張中。
とくに庭が作ってあるというわけでもないのだけど、緑が多く、また境内の起伏のせいもあって、独特な雰囲気の落ち着いたお寺だった。

西ノ京から奈良に戻り、猿沢池に接する宿に着いた。
外見は渋い和風だが、中はモダンと古風がうまく調和している感じで、風呂も食事も相当よかった。
夜は、宿からすぐの興福寺からずっと歩いて、「なら燈火会(とうかえ)」を楽しんだ。
これは猿沢池から興福寺、東大寺、そして春日大社にいたる広範囲に、白いカップに入ったロウソクが見渡す限り灯されるというもので、ダイナミックかつ幻想的だ。
なかなかの人出であったけれど、8時半まで興福寺の内部にも入れたし、仏像を夜見るなんてなかなかできない経験なので、それなりに印象的だった。

帰ってからは、宿で五重の塔を見ながら再びお風呂。

来てみると意外に(?)楽しい。