~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

デビューは無事すむのか?

2007年08月09日 03時16分46秒 | 家族・友人等
6月初めでしたか、娘のピアノの先生から「10月に発表会があるので」といわれました。

それはもう、習っている以上<発表会は義務>と心得る私ですけど、七五三脱走の過去を持つ娘、果たして出るというのかどうか・・・。
その晩だったと思いますけど、「発表会って知ってるよね、みんなの前でピアノ弾くの。出る?」ときくと、「出ない。あたしイヤ」と即答されました。
その場はいったん撤退。まあそのうちにと思っていましたところ、たまたま会った門下のお母さんに説得されたらしく、いきなり
「あたし発表会出る。ピンクのふわふわのドレスで胸のところにふたつお花がついているの着てでる」
・・・・・わっ、ドレス指定かい・・・
仕方ないので、ぼちぼち探してましたら、ネットでそれらしいドレスで本人も「これがいい」というのが見つかり、今朝到着。
「あたし一生懸命練習するから」
・・・・お、なかなかよろしい心がけ・・・

で、昨日レッスンに行って「連弾、お母さんとやってください。お母さんはよければソロも弾いてください」
・・・ソロは丁重に(・・でもないか)お断りしました。よそわれたご飯と誘われたステージだけは断らないと思われがちな私(?)、先生もちょっと驚かれたようで「え、このあたりでなにか本番でも?」「いえいえ、そうではなくて翌日は幼稚園の運動会ですし、子どもがでる時はそれだけもう精一杯ですから」
これまでは自分も生徒だったので、弾いてきましたけど、もう大変なんです、発表会長丁場なもんで。

夜寝る前に娘こんなことを言いました。
「あのね、発表会ってS先生も来る?」
「そりゃあいらっしゃるよ。というより、先生の生徒さんがみんな弾くんだもん。先生は主催者」
「じゃあ、お母さんがいなくても大丈夫だね、先生がいるなら。お母さんはお客さんのほうにすわるんだね。盛り上がるかもねえ」
「・・(盛り上がるかもねえっていったいどういうことなんだろう?)そうだね。先生がいるから大丈夫だね。先生はきっとすぐ近くで見てるよ」
「すぐ近くってすぐうしろのこと?」
「たぶん、ステージのすぐ下」
「・・・えっ・・・じゃ、あたし一人で弾きに行くの?」
「弾く時はひとりで階段上って挨拶して、弾いてまた挨拶して帰ってくるんだよ」
「え゛~~~~~~そんなの無理ぃ、子どもじゃ無理ぃ」
「もしかしたら、だれかお姉さんが足台持って一緒にきてくれるかも?」
「ずっとすぐうしろにいてくれる?」
「弾く時はひとりだと思うよ」
「そんなの無理ぃ・・・(号泣)・・・一人でいくなんて・・・・(号泣)・・・寂しすぎる・・・・(号泣)・・・できないそんなの・・・・(号泣)・・一人じゃ弾けない・・」

なにか話がとんとんと進みすぎてるとは思っていたんです。やはりわかっていなかったか
上の子はとりあえず人前に出るのは好きだったので、この手の心配は皆無でしたけど、娘は2歳くらいからずっとずっと「人前に出てなにかやらされる」とセンサーが感知するとまずは脱走、みたいなところがあったのでいまだに警戒中です。
私は自分がこういう面を持ち合わせてないので、別に内気でもなんでもない娘がどうしてこんな行動に出るのか、いまだによくわからない。
ピアノの先生によると、レッスンのときも「自分でよく弾けてない」と思う曲は「まだできてないから」と弾かないらしい。

これから発表会に向けていったいどんな事態になっていくのか・・・。
ほんと、自分が弾くほうがどれだけ気楽かしれやしません