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~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

「ボレロ」再び

2006年06月11日 21時48分52秒 | ピアノ
行ってまいりました、某市文化センターでのステップ。

本日は自分の反省をば。

本日連弾のみだったのですが、いつも手ブラで行く私には珍しく、
MDとビデオ持っていきました。
こういう公開の場での演奏は昨年の11月以来なので、かなり久しぶり。
「おお、あそこで弾くのか・・」と思っただけで緊張。
毎月なんだかんだと弾いてる時はさほどでもありませんが、3ヶ月以上空くと逆に体と心に良くない感じです。

衣装は本番のもの。
衣装というのは着てみないことには絶対にわからないことがあって、
立って着る分にはどうということはなくても、
弾いて前傾しているうちに肩ヒモが食い込んでくるとか、
手の交差の時に、脇のビーズがザラザラ当たって気持ち悪いとか、
すそが巻きついてペダルが踏みにくいとか、
まあほんとにいろいろなことがあります。
子供のうちはそれでも平気で弾けますけど、
大人になったら失敗は衣装(とピアノ)のせいにしますから(爆・・・私だけか?)、
事前点検は必須です。

ステージのピアノ。
出番前に客席で聴いていると、エラく響き渡る音域とそうでないところ、
ペダルもうまくかかる音域とそうでない音域があるようで、
気持ちよく響くのはいいけど、コントロールは難しいだろう・・と思ってました。
本番ではコントロールする余裕もないだろうしなあ

本番始まり(曲は、グリーグのペールギュントから「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」)
「おおやっぱりホールの響きだ~!」と感動したのはいいですが、
ちょっとしたことで「カキ~ン」と冴え渡りすぎる音が出てしまい、
慌てて繰り返しではちょっとおとなしめに。
リズムには十分乗れましたが、いや・・・ちとこれ速くない?!
どこかで落とそうかと思いましたが、そのまま爆走。
2曲目も、いつもより1分は早く爆走体制に。
あの速さでよく空中分解起こさなかったなあ・・と冷や汗モンでした。

アドバイザーからのコメントにも「(2曲目について)単純だが、調性を変えて盛り上がる曲なので、やはり盛り上がるギリギリ前までテンポの揺るぎが起こらないようにしたほうがよい」と。

これ、どこかで経験したことがあります・・・
・・・・学生時代の恐怖の「ボレロ」。
15分くらいもある曲なのに、もう1ページ目から盛り上がってしまい、
速くなった上に、最後のほうなんか
ffffffffffffffffffffffff くらいの気分にならなければ弾けなくなってしまい、
もうくたくたになった記憶が・・・。
「単純だが、調性を変えて盛り上がる」ってこれ鬼門ですね。
いや私ひとりではなく、相方も「盛り上がり好き」なので、
走り屋が相乗効果起こして、誰にも止められなくなっちゃう状態。

そんなことばかり言ってても仕方ないので、うちに帰って録音を聴いてみましたら、
どうもどちらかが小節の後ろが詰まった感じでやや前のめりになったところを、お互い
「あ、速くなるのね」とどんどん加速していった感じです。
ここいらで、キホンに戻っていちどメトロノームのお世話になる必要を感じました。