once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

オペラ座の怪人(오페라의 유령)

2024-01-09 | ミュージカル・演劇・コンサート

オペラ座の怪人のソウル公演
あれから4回みて計9回観劇しました。

11月からちまちま感想書いて2ヶ月かけてようやく完成しました(笑)
本日、チェジェリムさんのデビュー15周年なのでブログアップします。


この日のジェリムファントムは幼児ファントム
ちょっと鼻風邪っぽかったしいくつかミスもありましたがかなりパワフルでした。

ジェリムさんはファントムの役作りでかなり深く呼吸をされるのですが
この日、ファントムの呼吸が生死を意味してるように感じた面白い日でした。

吸うと生、吐くと死
作曲中にはぁはぁ激しく喘ぎながら息をするときは音楽を生み出し
指輪をかえしてきたクリスティーヌに사랑해と伝えるときは終わりを告げるような吐息で

イギリスで観たときも他のファントムもジェリムさんほどあからさまに深く呼吸をしていないので
ジェリムさんが意図したパフォーマンスなんだと思います
(普段、他のミュージカルではブレス音全くきかせない天才ミュージカル俳優です)

それから、ラウルが인정해 우릴(認めろ僕らを)と叫ぶと
이 세상 날 인정을 안 했지!?(この世界は俺を認めなかっただろ!?)とジェリムさんは吠えるように言うのですが
身体の節々全てが不自然な曲がり方をしながら痛みにたえるよう叫びます。

手の指、一本一本の曲がり方が怪物のようでおぞましく見える見事な身体の表現ぷり
大劇場俳優としての身体をつかった表現力もずば抜けています。

また、やる日やらない日がありましたが
クリスティーヌに甘い言葉をささやくときは口のはしが歪んでいて
その歪みがファントムの身体すべてに痛みを与えているような演技もされていました。

ジェリムさんのファントムはクリスティーヌへの恋よりも才能を認められたことで
クリスティーヌに執着をしていたんだな、とわかります。
頭の切れるファントムだからその歪んだ解釈が間違っていることも分かっていて
それでも歪み捻れてしまったファントムの思考がそのまま身体すべてに表れ苦しんでいました。

そしてクリスティーヌから위선자여! 믿었는데 그댈(偽善者!信じていたのにあなたを)といわれ
まごまごしながらヘタリと椅子に座り込みます
カリスマ性にあふれ自信満々で俺様だったジェリムファントムが崩れていく様は滑稽で憐れです

そしてその憐れ=pitiful

英語だとクリスティーヌがpitiful creature of darkness(暗闇の憐れな生き物)と歌いファントムにキスをするんです

韓国語は어둠속 외로운 그대(暗闇の中で寂しいあなた)で
よりファントムに心を寄せたような訳され方になっていますが
ジェリムさんは原詞を念頭においたパフォーマンスをされる方なので
やはりここはpitiful creature of darknessらしいみせかたをされていたのも流石でした。


前週がジェリムさん比であまり喉の調子が良くなくほとんどロック発声だったのに比べ
だいぶクリアでクラシック発声もまぜて歌われていたので喉が少し回復したのかな?と感じた回でした。

さらに痛恨の歌詞ミスがあった前週とうってかわり全幕ノーミスで
凄まじい集中力を発揮されていたのも印象的でした。
わりとカーテンコールでは素に戻る事が多いジェリムさんですが
この日はファントムの感情を引き摺っていたのかしばらく険しい表情のままで
全キャストで手を繋いでお辞儀をする時にようやく素に戻りジェリムさんらしい朗らかなへへっとした笑い方をされホッとしたのを覚えています。

釜山とソウルを行き来しオペラ座の怪人とレ・ミゼラブルをかけもちすることは
並大抵のプレッシャーではないと思います。
それでも強靭な精神力と体力でやり続けています。

大作二作のかけもちに対する風当たりの強さも分かっていらっしゃいますが
それでも「さすがチェジェリム」と観劇した人々が感嘆するそのパフォーマンス力は
韓国どころか世界中探しても中々いない俳優さんなんじゃないかな、と思うくらいに屈強です
どうか二作とも体調崩さず最後までやり抜いて欲しいです。




この日のファントムは25歳くらいの若く綺麗な情熱的なファントム
幼稚で破壊的なファントムじゃなく爽やかでありニヒルな王子様風

へっ!?!?!?!?
でしたよ、友達と(笑)

レミゼとかけもちして日に日に痩せてきているのは分かっていましたが
ジャン・バルジャンの役作りでがんばって大きくした体格はすっかり元通り...というか激やせ
スレンダーでスタイルのよい綺麗なファントムがおりまして
友達と「ファントムありだよね?」と戸惑い笑い合いました。

さらに声がアイーダでも出したことのないディズニープリンスみたいな爽やかなイケボ

結果的にはファントムとしてはいまいちインパクトには欠けていましたがそれにしても綺麗なファントムで貴重な一回が観られました^^

お疲れだったのかな?
あくの強い役者さんからあくが抜けた感じ^^

いつもはFinal Lairでラウルの首にロープをまいたらキャハハハハと子供みたいに
無邪気な笑い声をあげていたジェリムさんだったんですがこの日は笑わず
いつもなら狂気の中にいたジェリムファントムがこの日はずっと正気のままでとても切なかったです。

いろんな魅せ方がありますね。



ジェリムさん、前々楽。
8月の初日ペア、マイ楽でした。

2階で充分だなと思いつつ何だかんだチケット取れていたのでいつも1階に座ってましたが
作品全体を観たかったのでこの日最後の2階1列目

作品を堪能するならシャロッテの2階1列目はベストだと改めて感じました。

ジェリムさんファントム、さらに弱めのファントムに
疲れなのか演技路線の変更なのか私には判別出来ませんでしたが
私が知るジェリム怪人のなかでもっとも弱気でもっとも迷いのある回でした(あくまでジェリム比)

ラウルさえ登場しなかったら、いつまでも鏡の奥の「音楽の天使」のまま
クリスティーヌに接していたんじゃないかと思わせる迷いのあるファントムで
鏡にうつってからもしばらく顔をあげず
鏡が開く直前に意を決したように手を伸ばしクリスティーヌをさらっていきました。

オペラ座の怪人のファントムの精神年齢が五歳前後という設定だと教えてもらい
ジェリムさんが初日からみせてくれていた幼児性が設定、演出に忠実で正確だったことがわかりました。

歌唱もスコアに誠実だし演技も脚本や演出家の意図に忠実に
それでいてチェジェリムにしか出来ないパフォーマンスをみせてくれるので
やっぱり天才だな、正統なミュージカル俳優だなと感心した回でした。
力量足りず忠実に消化できない役者さんも少なくない世界なので
そういった点でもチケット代に見合うパフォーマンスができるジェリムさんはやっぱり凄いです。

ジェリムさんのファントムは通常クリスティーヌに指輪をかえされた時に
クリスティーヌに恋をしていた自分に気付き素直に사랑해を告げる演技でした。



この日はPoint of no Returnでクリスティーヌがマントをはぎ一瞬逃げようとするけど思いとどまり
사랑한다 내게 말해줘요 날 홀로 두지말아요(愛してると言ってくれ、俺を独りにしないでくれ)と懇願するように歌うこの瞬間に自身の感情に素直になり一世一代の告白のように気持ちを伝えていました。

ジスさんのクリスティーヌはマントをはがした瞬間に何故ここに来たの?と悲しげに非難するような目をし
ウネさんのクリスティーヌはマントをはがした瞬間にあなたはここにいてはならないと乞うような目をします。

この日のウネさんは序盤からファントムに翻弄されファントムに完全支配されているクリスティーヌでしたから
ラウルたちに命を狙われている状況にわかりながらも自分の目の前に現れたファントムを信じられないというように
怒りをおびた目でファントムの目をのぞきこんでいたのが印象的でした。

そんなウネさんのクリスティーヌに対し一度は逃げようとしたものの
意を決して一世一代の告白をするジェリムさんのファントムの
焦燥感にかられた歌唱は今までと違ってとても人間くさく切ないものでした。

わたし個人的な好みはジェリムさんらしいエキセントリックなファントムですが
こういうスタンダードな切ないファントムも悪くないな~と感じました。

Down once moreはいつもよりかわいた笑い声をあげることが多かったです
オペラ座の怪人はジェリムさんいわく他作品に比べて歌唱の仕方や演技の動作まで隙間なく決められていて
腕ひとつの動作も俳優のアドリブでアレンジすることが許されない厳しい作品だそうです。
なのでほとんど役者個人のアドリブ、ディテールは許されない正統派のライセンス作品だとか。
そういう厳しい基準の中でかわいた笑い声を歌唱の隙間に入れたのは驚きでした。
本当に上手い...。

空虚な笑い声をあげるジェリムファントムはわたしは悲しくて嫌でした。
ファントムというキャラクターは私には理解不能だし好きじゃない
ジェリムさんという人もファントムの真逆なタイプです
この状況で사랑한다 내게 말해줘요となる思考回路に何で?と思うような方です(とても理性的な方なんで)
だから狡猾で邪悪で生命力が強くて
自分のことが一番大好きな唯我独尊の俺様ファントムであるジェリムさんのファントムがやっぱりわたしは好きです
一般的な認識にちかいファントムは私には不可解なのでジェリムさんらしい解釈が好きでした

だから私にとっての前楽がジェリムさん史上弱々しく切なさほとばしるファントムで
物足りなくがっかりでした。

どうか千秋楽はジェリムさんらしい
ジェリムさんだけにしか出来ない怪獣みたいなファントムをと願いました。


2023年11月17日 ソワレ

チェジェリム怪人のソウル千秋楽

本格的に歌うMirrorの歌い出し

위선에 찬 저 무례한 자 감히 너를 원해(偽善に満ちた無礼者めよくも君を求めるとは)

この위선:ウィソンという発音は英語の歌詞Insolentのインソに似た絶妙な翻訳で
ジェリムさんは韓国語の発音に英語のニュアンスをこめウィッッと雷のような声を落として歌われていたので
たくさんの観客がビックリして飛び上がっていました。

第一声の歌唱が轟く雷ボイスだったし、ジェリムさんだけマイクの数が多いと言われる声量だったので
それはそれは怖いファントムだと評判でした^^;

しかしレミゼとかけもちしてからは序盤のような震え上がる落雷ボイスは出されず残念に思っていたのですが
ソウル千秋楽。
ウキウキしちゃうジェリムさん、やっぱりパワフルに落雷ボイスやってくれました!

嬉しかった~^^

この歌い出しで観客を震え上がらせられるか否かでオペラ座の怪人の作品性に説得力が増すと私は理解しています。
クリスティーヌがなぜ声だけのファントムに魅了され支配されているのか
これが表現され伝わってこなければならない難しいシーンをジェリムさんは見事に表現されていました。
生まれもった声が精悍なジェリムさんはファントム演じるのに有利でした。

ジェリムさんは初日から毎公演、ミュージカル俳優として
Music of the nightがもつ音楽的な美しさをより繊細に幻想的に表現しようと
ジェリムさんが持つ歌のテクニックを駆使して歌われてきました。

声量やくざという別名からわかる通り
強烈なバズーカ声量と強い歌声で有名なジェリムさんです。
そのジェリムさんが限りなく囁くように柔らかく甘くとろけるようにMusic of the nightを歌っていました。

ジェリムさんのファンになり5年
すべての作品を観てきましたがこれだけ音楽的な部分で挑戦をしている
音楽を学び歌を生業としてきた自分自身との戦いのように
このナンバーがもつ美しさを表現しようと挑み続けているのを見守れたのはファンとして幸せでした。



まだまだMusic of the nightは発展途中でしょうね
大邱公演もありますし、今シーズンのオペラ座の怪人の公演が終わっても
ジェリムさんはこのナンバーを歌い続けるでしょう
ジェリムさんが追求するMusic of the nightの完成まで歌うだろうなとわたしは思っています。

大邱はまだ過程。
まだまだ続くであろうジェリムさんの挑戦にこれからの5年、10年先も楽しみです。
ジェリムさんの挑戦、見守り続けていきたいと思います。

どなたかがジェリムさんのMusic of the nightはセクシーダイナマイトと表現されていました。
もともと色気のある俳優さんですがこのファントムは持ち前の色気を惜しみなく押し出していて
ファントム史上最高に性的緊張感を与えるファントムと言われていました。

ご自身の魅力もよくわかってらっしゃるのでこれまでもとてもセクシーに歌い演じられていて
あまりにもセクシーで観ていたひと達が呼吸を忘れむせてしまうなんて日常茶飯事でした(笑)




달콤하게 감싸주는 음악(甘く包み込む音楽)の甘くの部分で下唇を指でなぞったり
鉄格子に全身もたれてふらふら寄ってくるクリスティーヌを誘ったり
口半開きで恍惚状態のクリスティーヌがキスをしようとしたら唇をさっと守ったり
と、まあ~楽しそうに今にも爆発しそうな色気を充満させていましたが
千秋楽のこの日はノリノリで唇なめたり、ゾワゾワする気持ち悪い()演技増量でした。

オールド過ぎる~と身悶えし拒絶感みせていた頭をなでる演出も
ファンサなのかいつもやらないシーンでも撫で付けたり...
ほんとコンプレックス皆無、自信満々なジェリムファントムの俺様感可愛かった(笑)

とはいっても、初期の傍若無人なファントムよりはもう少し弱め。
Final Lairでクリスティーヌに난 당신 위한 눈물 마르고 이젠 남은거 증오 뿐!(あなたの為に流した涙は枯れもはや残っているのは憎しみだけ!)と言われ
傷つき泣く位のマトモな感情を持ち合わせていました。
最初のころ「なんで????」って顔してビックリしていてこの状況で理解出来ない余りのサイコっぷりに笑いました←

そこからのファントム、クリスティーヌ、ラウルの三重唱もジェリムさんは終わりだと絶望を感じてるように歌い

죽일까 살릴까 그를. 선택해 너의 운명을(殺すか生かすかそいつを。選べお前の運命を)

の部分も従来のファントムにとっては死以外に選択肢はなかったのに
生かすというファントムにも予期しなかった選択肢が浮かんでいることに怯え混乱してるように歌っていました。

죽일까では太くおぞましく、살릴까で声のトーンを上げて出口を探すような歌い方がとても良かったです。

この日、わたしの位置からは見えなかったんですがクライマックスにファントムが消える椅子の
座る部分がなかった?吹き飛ばしちゃった?らしく
秘密の通路が丸見えになっていたとか

普段はクリスティーヌに「信じていたのに!」と言われまごまご椅子に座り込み動揺をみせるファントムだったんですが
座る部分がないから間髪いれずに날 시험하지 말고(俺を試すな)と叫び
선택해...と(選べ...)力なく椅子につっぷすパターンでした。

先に低い声で唸るように「俺を試すな」といい
「選べ」で叫んでいるパターンがほぼ固定だったのでアクシデントからの違うパターンは新鮮でした^^

어둠속 외로운 그대, 이렇게 살아왔나.(暗闇の中で孤独なあなた、こうして生きてきたのね)
당신이 혼자 아님을 어찌 전할까...(あなたは一人じゃないとどう伝えようか...)

こう歌うクリスティーヌの声に仁王立ちで踏ん張るようにして立つファントム
幼い子供が泣かないように歯を食いしばっているように見えます。

特に이렇게 살아왔나(こうして生きてきたのね)に対し目に涙を浮かべ拳をぎゅっと握りしめる姿は憐れです。

そしてクリスティーヌがキスをした瞬間
ジェリムファントムはにぎりしめていた拳を更に鬱血しそうなほどにぎりしめ
全身硬直し長い首は亀の首のように縮まって肩の中に入ってしまいます(首芸すげぇな←)

カリスマ性溢れ唯我独尊、俺様で偉そうだったファントムが
ふらふらと涙をこぼしながら弱々しく陥落していく様は哀しく滑稽でした。

そういえばウネさんのクリスティーヌは2回目のキスをしたあとファントムの背中をポンポンと
赤ちゃんをあやすようにしていたのが印象的でした。

いつだか、どこかでクリスティーヌはファントムの母親の生き写しだとかいう設定を聞いたおぼえがあります。
ファントムがクリスティーヌに執着をしたのは
ファントムをすてた母親と母親の愛情を求めていたからという解釈だったと思います。

ウネさんの背中ポンポンはそんな設定?解釈?を彷彿とさせる演技でした。
お母さんを求めるファントムのさみしさに気付き癇癪をなだめているようなあやし方

それは、幼いころ父を失いその父の影を追い求めていたクリスティーヌ自身を抱きしめ慰めているようでもあり
ふたつのさまよう魂が共鳴し調和するような背中ポンポンでとても好きでした。

ファントムがクリスティーヌに指輪をわたすとき

나를 홀로 두지말아요(俺を独りにしないでくれ)

と言います。
それに対しクリスティーヌは당신이 혼자 아님(あなたは独りじゃない)と答えていて
キスをしている間にAngel of Musicの歌詞

천사여 나약한 내 영혼 거둬줘요 부디(天使よ、軟弱な私の魂を救いだしてどうか)

この部分の音楽が流れていて
一幕のファントムとクリスティーヌの力関係が反転したようにも見えるし
ふたりの魂が救済されてるようにも見えてとても魅力的でした。




ウネさん、ジスさんと体格もちがえば本質部分からまるでちがうクリスティーヌで
どちらも魅力的でしたがこの部分のウネさんの演技は長らく私のなかで
もやついていたクリスティーヌ像の輪郭がハッキリしてとても好きでした。

キスをされたあとのジェリムさんのファントム
ソウル公演初日から千秋楽まで様々な演技がありました

千秋楽は不自然なほど頻繁に劇中スンッと鼻で呼吸をしていたジェリムファントムが
クリスティーヌにキスをされ呼吸が止まったように静かによろよろとラウル側に歩いていきました。
涙をはらはら流しながらクリスティーヌに一瞬微笑みかけラウルの首の縄を外します
このときに「んああっ!」と唸り声をあげたんですがそこから呼吸が普通になっていました。

初日からクリスティーヌのキスはおとぎ話のキス効果の解釈を見せてくれていたジェリムさんでしたが
ファントムの呪い(?)がとけたような
正気に戻ったような、生まれ変わったような
そういう転換部分をしっかりみせて演じてくれるようになり
ジェリムさんのなかにいるファントムとうまく調和したように見えファンとして嬉しかったです。

終演後、予想通りあっさりさっぱり終わる舞台挨拶
千秋楽だからか力入りすぎて秘密の通路バレちゃったと話したり
ちがうフランスでパン盗まなきゃならないんで...とレミゼの広告したり相変わらず
愉快なジェリムさんでした。

オペラ座の怪人は、学生時代に原作を読み映画を観ました。
その後、イギリスで暮らしていた時に初めて公演を観ましたが全く好みじゃなかったです(ラミンのファンにはなりました)
2012年だったかな?の来韓公演も観に行きましたがやっぱりいまいちで。

もう一生観ることない演目だなあと思っていましたら
オペラ座の怪人の韓国語公演が2021年に告知され
それから推しのジェリムさんのファントムやりたいという凄まじいアピールが続き
合格出来たら良いね、と微笑ましく思っていました。

そして2022年の夏あたりからファントム決まったぞーという嬉しい気持ちが駄々もれで
ファン一同、良かったね^^とこれまたほほえましく思っていました。


そして2022年12月22日に公式でキャスト発表があり
「5ヶ月くらいかくしていたのに周囲からファントムだとバレて...うわさが...」
とか言っちゃって(笑)

自ら嬉しすぎて漏らしまくっていたはずなのに何言ってるんだでした(笑)

本当にやりたくてやったファントム役
声楽を学びミュージカル俳優として築いてきたキャリアのプライドを感じさせ
本気で音楽に取り組んでいたジェリムさんはとてもかっこ良かったです。

まだまだ発展途上なジェリムさんのファントムとしての歌
50歳くらいにはジェリムさんが追求する音楽に到達するんじゃないでしょうか

ジェリムさんのオペラ座の怪人はチケット代も高額だし3回観れば良いかな、という
当初の予定を上回る9回観劇
ジェリムさんの情熱により作品に対する苦手意識も克服させられました

応援していた俳優の貴重な転換期の初日から見守れて良かったです。


来週、1月15日にある韓国ミュージカルアワーズの主演男優賞にノミネートされたジェリムさん
ここ数年、毎回ノミネートし2年前には受賞もしてるのでまずジェリムさんの受賞はないかな、と思われます。

でも、私にとっては永遠に主演男優賞です。
本当に音楽の天使。
がんばられました。




来月あたまの大邱公演の千秋楽まで体調崩されずに頑張ってほしいです^^


































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