てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

茗荷の妙

2011-06-04 11:08:00 | グルメと料理
 2~3年前、紫陽花の脇と裏庭の一角に植えた茗荷だが、以後芽は出すものの未だに「花蕾」が出ないため、自家製茗荷を食したことがない。
 そこへタイムリーにブログご近所のエンピロさんが、3日付で「ミョウガ竹」の記事をアップされた。茗荷とは別種のものかと思いきや、どうやら茗荷の若芽の俗称のようだ。

 早速にCOOKPADを「茗荷竹」でレシピ検索したら5品目ほど紹介があった。この中から「茗荷竹のてんぷら」と「茗荷竹とオニオンスライスツナサラダ」をピックアップして家内にリクエストし、昼の食卓に上った。

 「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」という俗説に纏わる故事来歴は別項に譲るとして、「薬膳の書」によれば、
-(茗荷の)薬効効果-
1.精油成分が、大脳皮質を軽く刺激して、ぼーっ!とした頭をシャキッ!とさせる作用あり。
2.熱を冷まし、解毒効果があるので、夏バテに効果あり。独特の芳香と風味があるので、薬味などにすると、食欲増進に。
3.ホルモンのバランスを整える効果があるので、生理不順、更年期障害生理痛や女性の冷え性、冷えからくる腰痛、腹痛にも有効。
4.発汗、呼吸、血液循環などの機能を促す作用があるので、腰痛、肩こり、リウマチ、神経痛にも効果あり。患部にそのままはったり、入浴剤として用いる。』
とある。
 蛇足ながら、我が宗派である天台宗の守護神の象徴が「茗荷」であり、これが家紋となっていることも知った。(ちなみに我が家紋は「丸に橘」)

 茗荷は初夏の旬の食材として欠かせない一品である。まさに妙なる食材としての茗荷の味を堪能し、まもなく迎える暑夏に備えたい。


紫陽花と茗荷

茗荷の若芽
コメント (4)
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