奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

OYOYO日帰りツアー in 増毛 … 増毛まで

2013-10-21 05:31:05 | 北海道の旅日記(道北、道南)



OYOYO(まち×アートセンターさっぽろ)ではたまに日帰りツアーを行います。
OYOYOのHPはコチラ → http://www.oyoyo16.com/

1回目は三笠市で2010年6月26日、2回目は美唄市で2012年8月18日でした。
どちらも産炭地だった。

今回はこの9月19日(土)、増毛町へ行って参りました。

増毛の名が歴史に登場したのは1706年(宝永3年)で、
松前藩士・下国家がマシケ領を知行したとき。

それ以来、増毛は北海道の日本海側屈指の港町として発展してきました。
かつては増毛支庁が設置され留萌地方の政治の中心地だったこともある。

増毛にはかつての栄えた様を今に伝える建築物がたくさんあります。
また海産物や果樹も特産品として有名なところ。

特にエビは町の漁獲高の24・6%もあり魚種別の第1位、
その道内のシェアも18.3%を占めています(H23年度)。

やっぱり北海道の港町に行ったら海産物を食べるしかないでしょう。
歴史とグルメを楽しむツアーになりそうな予感。

当日はOYOYOに9時集合、参加者10名は車3台に分乗し増毛に向いました。
国道275号線を北上、途中の浦臼で休憩し北竜町から道道増毛稲田線で増毛町内へ。

時間は12時半頃、集合場所の増毛駅前に集結したOYOYOの一行。
いよいよこれから増毛を満喫する1日が始まります。

では、出発!

続く
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新渡戸稲造居住地(札幌農学校官舎跡)

2013-10-20 06:31:02 | つらつら思ったこと
場所は中央区北3条西1丁目、全日空ホテル正面玄関横です。

新渡戸稲造は札幌農学校(現・北海道大学)2期生。

卒業後は札幌農学校教授、東京帝国大学(現・東京大学)教授などを歴任し、
国際連盟事務次長も務めました。

また名著「武士道」(この本、英語で書かれた)の著者でもあり、
5000円札の肖像にもなりました。

5000円札の肖像に新渡戸稲造と聞いて、
「その人、誰?」
と思った方も多いでしょう。

私もそうでしたが、実は凄い方だったのですね。

その札幌農学校教授時代の住居跡が、今の全日空ホテルです。

札幌にはこのような有名人の住居跡があちこちにあり、案内もあります。

ご存じクラーク博士、札幌市名誉市民第一号の宮部金吾、小説家の有島武郎、
詩人の石川啄木、第2代北海道庁長官の永山武四郎(旭川市永山の地名になった)など。

街中を歩いていても普段は気にならないでしょうが、
気持ちに余裕のあるときにでも小さな記念碑に気を配ってみてください。

札幌や北海道の歴史を創った人達がそこにいた証しがあります。
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JR北海道、冬の臨時列車からスキー列車なくなる

2013-10-19 06:11:03 | 鉄道
JR北海道はこの冬の臨時列車を発表しました。

それによるとSL列車やノロッコ号、旭山動物園号やカシオペアなど、
お馴染みの列車が並んでいます。

12月から2月までの運転本数は582本で、昨年より95本減っています。
これはニセコ方面への臨時列車がなくなったから。

これによりとうとう、JR北海道からスキー列車がなくなりました。

かつてはトマム・サホロ、富良野、ニセコ方面に1日何本も走っていました。

「トマサホ」や「アルコン」などのリゾートトレインも数多く保有、
それはもう賑やかなものでしたが。

それが年とともに本数が減り去年はニセコ方面だけになっていました。
そして今年は設定ナシということに。

寂しくなったものよのう…。

原因はいくつか考えられます。

まずスキー人口が減ったこと。
これは全国的な流れなのでJR北海道としても如何ともし難い。

それから車両火災などの影響により余剰車両が少なく、
スキー列車を運転したくてもできなくなったこと。

定期列車の運休により函館方面には臨時特急が運転されていますが、
その車両に「ノースレインボー」と「ニセコエクスプレス」が駆り出されています。

これではスキー列車を運転したくてもできない。
もっとも、車両火災などがなくても今年の運転はなかったかもしれませんが。

北海道からスキー列車がなくなる。
そこに時代の節目を感じました。
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クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」、走り始める

2013-10-18 05:07:05 | 鉄道
その構想が発表されてから大きな話題を集めていたJR九州の「ななつ星」。
いよいよこの15日から走り始めました。
JR九州のHP → http://www.cruisetrain-sevenstars.jp/

ご存知のようにとにかく豪華、ラウンジカーとダイニングカーを含め7両編成、
客室は計14室で定員はわずかに28名、車両製造費は全部で約30億円。

客室があるのはそのうち5両で、1両あたり2室か3室のみという豪華さ。

その他、ツアー代金の高さ等いろいろあるのですが省略。
気になる方はご自身でお調べください。

私が感心したのは、JR九州の話題づくりの上手さ。

とにかく、情報を小出しにして期待を高めまくる。

車内提供スイーツお披露目、制服公開、予約開始、ななつ星専用バス公開、
外観も最初はカバーで覆い後にお披露目する、最高級客室「DXスイート」公開…。

これでもかというほど“鉄”だけではなく、
全国の興味の惹くことを小出しにして話題にしていました。

終いには試運転で“車両限界”違反がみつかったりブレーキ故障を起こしました。

これってわざとか?

まさかそんなことはないでしょうが、とにかく運転前の話題づくりが上手でした。
それに奔走されてせっせと報道しまくるマスメディアもまた面白かった。

JR九州がとにかく戦略と戦術に優れているのは十分にわかりました。
これは優秀な宣伝マンが社内にいることに他ならない。

そういう人材を抱えていることができるJR九州の懐の深さを感じます。
広告宣伝がどういうものか、トップが認識しているということでもあります。

これって、実は難しいことなのですがそれを平然と成し遂げている。

JR九州はやっぱり、凄い会社だ。

どこぞの某JRには絶対にできないな。
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勇武津資料館

2013-10-17 06:35:04 | 北海道の博物館



苫小牧市勇払地区にある、勇払の歴史を伝える(はず)資料館です。

勇払は実は苫小牧発祥の地であるらしい。
これは勇払川の河口にあり舟運の結節点だったことによるものでしょう。

「勇払郡」という郡名があることからもここがかつて、付近の中心だったことがわかる。

江戸時代には松前藩により「場所(後に会所)」が置かれました。
この資料館はそのときの「勇武津会所」の建物を模した外観をしています。





その後1800年には八王子から「八王子千人同心」が入植、
これが実質的な苫小牧開拓の始まりとなります。

さて館内には当時を偲ばせる調度品や弁天貝塚からの出土品などを展示…。

されてはいますが、その調度品の素性がわからない。
どの年代のどの階層の人が使ったものかなどの解説が全くありません。
見たところ江戸時代末期から昭和初期までのものが混在しているようです。

弁天貝塚はアイヌ文化期から江戸末期あたりのもの、陶器なども出土しています。
私たちが普通にイメージする“貝塚”とは様相が違います。

展示室には本来の展示品に混じって「公開講座」での制作物(織物など)がかなりある。
というか、そちらの方が展示品より目立ちます。

全体的には一般的な博物館や資料館というよりも、
メインは地域のために学習体験などをする、ついでに何かを展示している…そんな建物です。

中途半端、展示品には期待できない、というか、本来の展示施設ではない。
不思議な“資料館”です。




*勇武津資料館

住    所:苫小牧市字勇払132-32
開館時間:10:00~17:00
入 館 料:無料
休 館 日:月曜(祝日除く)、祝祭日翌日(祝日が月の場合は火水)、12月29日~1月3日
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Nuclear Cuture--核をめぐる文化

2013-10-16 05:01:15 | イベント
「核」は福島の原発事故により普遍的に考えなければならないテーマになりました。

21世紀の核をめぐる文化とは何だろうか。

文化庁とNPO法人S-AIRの招きで来日中の英ロンドン大キュレーター、
エリー・カーペンターさんによる公開レクチャーを行います。



【Nuclear Cuture--核をめぐる文化】

講  師:エリー・カーペンター(キュレーター、ロンドン大ゴールドスミスカレッジ芸術学部)
日  時:2013年10月17日(木) 19:30~
会  場:OYOYO(中央区南一条西6丁目 第2三谷ビル6F 東急ハンズ2軒西隣りのビル)
入場料:500円
主  催:文化庁、OYOYOゼミ、特定非営利活動法人S-AIR

参  考:http://www.oyoyo16.com/top/



彼女は文化庁「平成25年度文化芸術の海外発信拠点形成事業」の助成とNPO法人S-AIRによる招へいで、
現在リサーチャー・イン・レジデンスとして札幌に滞在中です。

こらから日本における「核をめぐる文化」について、
特に3・11後のアーティストたちの活動や表現にどのような変化があったのか、
札幌、名古屋、東京で調査をします。

今回のレクチャーでは彼女の現在のリサーチ分野を中心に紹介します。
是非お誘いの上お越しください。
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お勧めのドラマ

2013-10-15 05:11:48 | つらつら思ったこと
テレビ、ラジオは今月から新しい編成になっています。

ドラマも新しくなりました。

前期は「半沢直樹」と「あまちゃん」が話題をさらいましたが、
今期はどんなドラマが話題になるのでしょうか。

ということで、私のお勧めドラマです。
もちろん、マニアックなチョイスでございます。


「終電ごはん」

テレビ東京系、月曜日深夜放送。
http://www.tv-tokyo.co.jp/shuuden_gohan/

今年7月に1回だけ放送され好評だったために続編が放送されています。

なんと今月4回だけの放送で既に2回放送されたので、
見ることができるのはあと2回だけ。

夜中に美味しいご飯を見せ付けられて、お腹が減ります。


「裁判長!おなか空きました!」

日本テレビ(関東ローカル)、土曜日深夜放送。
http://www.ntv.co.jp/saiban/

関東ローカルなので他の地区では見ることができません。
せっかく戸次重幸が出演しているのにねぇ。

裁判所を舞台にしたワンシチュエーションコメディ。
かなり笑えます。


「ガールズトーク 薔薇組」

テレビ朝日(関東ローカル)、火曜日深夜放送。
http://www.tv-asahi.co.jp/baragumi/

関東ローカルですが番組のHPから動画を見ることができます。

ちょうど1年前に「ガールズトーク~十人のシスターたち~」が放送されていましたが、
その続編のような内容ですがテイストは前作とはちょっと違う。

お勧め理由は“黄色の横田”が出ているから(笑)


ということで、全て深夜番組で北海道で放送されていないものもありますが、
マニアックなテレビドラマのご紹介でした。

やっぱり深夜枠は面白いな。
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マツタケ

2013-10-14 05:34:20 | 滝上町
秋の味覚の代表といえば…。

いろいろありますが、“マツタケ”もそのひとつ。
今年は例年より安いのだとか(それでも当然高い)。

マツタケは私が子供の頃は普通の山菜のひとつでした。
今でも貴重な高いもの、という意識はほとんど(全く)ありません。

親が山から天然のマツタケを採ってきていたから。

山から大量に採ってきて、食べたいときに食べていた。

実家の冷凍庫には秋に採って来たマツタケが冷凍されており、
1年中食べたいときに解凍して食べていました。

ジンギスカンと一緒に食べたり、炒め物にしたり混ぜご飯にしたり。

一人暮らしを始めても実家から送ってきました。
油炒めで醤油をたらして味付けし、酒のつまみにしていた。

これがまた美味いのだ。

「香りマツタケ味シメジ」
味に期待はできないので醤油で味付けするくらいがちょうどいい。

ということで私にはマツタケは高いお金を出して食べるものだという感覚がない。
今でもマツタケと脂の乗ったサンマなら、サンマを食べたい。

私は田舎育ちなのでこのようなギャップは今でもいろいろあって、

「これはお金を出して買うものなのか?」

と感じる食べ物が多数あります。

山葡萄、コクワ、フキ、ワラビ、ギョウジャニンニク、ニジマス、ラズベリーなどなど…。
あっ、イチゴや梨、リンゴもそうだ。

今思うとそれはそれで幸せな少年時代だったなと思います。
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旭川の市場

2013-10-13 08:16:01 | つらつら思ったこと
昨日の道新(電子版)に旭川市の「たくしょく市場」閉鎖のニュースがありました。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/497688.html

「たくしょく市場」は2条通8丁目、
旧拓銀旭川支店の向い側にあったことから名づけられたとか。

昔の拓銀はすごかったということがわかります。

その旭川ですが、市場があちこちにあります。





駅近辺にも「タカラ市場」や「ヤマト市場」、
赤十字病院の近くには「赤十字前市場」など。





これがどれも「本当に営業しているのか?」という佇まい、
昼間から開いているようですが入るのを躊躇してしまう怪しさがある。

ですがこれがまた独特の味があって非常によろしい。

私は“市場”が好きで、地元・琴似の市場にもよく顔を出しますし、
小樽の南樽(なんたる)市場は小樽に行った折にはよく立ち寄ります。

対面で買い物をする楽しさはスーパーなどにはない良さがあります。

ですが時代の流れで全体的には市場は減少しています。
札幌もいい市場がなくなっている。

そのような中で昔より少なくなっているとはいえ、旭川の市場が健在なのは嬉しい。

時代の流れからするとやがて旭川から市場が消えるときが来るのでしょうが、
できるだけ長く営業を続けていって欲しいですね。
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日高町図書館郷土資料館

2013-10-12 05:40:43 | 北海道の博物館



日高町は旧・日高町と旧・門別町に分かれていますが、
ここは旧・日高町にある図書館と一緒の建物の中にある郷土資料館です。





日高町は北海道でも有数の山の中、町域の95%が森林地帯です。
その山中に開けた平地に鍬が下ろされ、拓かれていきました。

館内の資料で歴史を見てみるとなかなか面白い。
とにかく奥深い山中なので交通の遷り変わりが激しいのです。

最初に開通したバスはなんと南富良野町金山との間。
これは当時、最寄の鉄道で一番最初に開通したのが根室本線だったからでしょう。

私も最初に日高町に行ったときには金山からバスに乗り占冠で乗り換えて行った。
それはそれで合理的な行き方だったのですね。

その後、南の平取方面へのバスが開通しました。

国鉄富内線が振内駅から日高町駅まで延伸開業したのは昭和39年とかなり遅い。
やはり日高山脈は険しい道なのです。

道路は十勝方面への日勝峠、札幌と直結する石勝樹海ロード、
それから道東自動車道と順次整備されていきます。

これにより日高町は道央圏と道東圏を結ぶ交通の要衝となり現在に至ります。

山奥のどん詰まり(失礼!)という開拓当初の寂れたイメージは今や全くない。
道の駅「樹海ロード日高」は今でも休憩する車で繁盛している。

道路交通の激変によってこれほど立ち位置が変わったところもそうないでしょう。

さて私は、映像コーナーにはまってしまった。
昔の日高町や富内線の様子がそれぞれ数分の映像にまとめられています。

昭和30年代と50年代のそれぞれの日高町の様子は、見て損はありません。




*日高町図書館郷土資料館

住    所:沙流郡日高町本町東1丁目297-29
開館時間:10:00~17:00
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日、12月29日~1月5日
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