奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

パンダ

2012-07-13 05:25:06 | つらつら思ったこと
上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんが死んだ。

そのニュースは速報で伝えられ、
まるで全ての日本人がその死を悲しんでいるかのような報道が続いている。
また日本にいるパンダは上野動物園にしかいないような報道ぶりにも違和感を感じる。

私は上野動物園のパンダには全く興味がない。

そのパンダに赤ちゃんが生まれそして死んだとしても、
ただちにそれを全国に速報するような価値があるとは思えない。

実はこういう方は多いのではないか。
あまりの報道ぶりに、そう言えないだけ…。

マスコミが先頭になって騒ぎすぎだ。
パンダの話題は全国民が欲しているという幻想がマスコミに蔓延している。

ところで日本には現在11頭のパンダがいるがそのうち8頭が和歌山県にいる。

和歌山アドベンチャーワールド、である。

ここは繁殖でも成果を挙げており、同園で生まれたパンダは通算12頭にもなる。
これは中国本土以外では最多の実績だそうである。

ところが、これだけの実績を残しているにもかかわらずこれが報道されることはない。
一昨年8月にも双子が生まれたがその時ももちろんこれだけ騒がれたことがなかった。

なぜ上野動物園のパンダだけ騒がれるのかわからない。

そこでふと思った。

日本人はパンダが好きなのではない。
「上野動物園のパンダ」が好きなのだ。

これは上野動物園に日本で初めてパンダがやってきたことに関係があるのだろう。

だから和歌山のパンダが子どもを生もうが何しようがニュースバリューがない。

上野動物園にやってくるパンダは余計なプレッシャーを受けて災難なことだのう…。
今回のパンダ騒動を見て、上野動物園にやってきたパンダの気持ちを考えてしまいました。
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