北海道新幹線は26日、開業1周年を迎えました。
利用者数は前年比164%で、予想を上回りました。
東洋経済電子版に“北海道新幹線1年、道南に「東北化」の兆し”という記事があります。
→ http://toyokeizai.net/articles/-/164786
ここに本州側からのエリア別利用者数が出ています。
それによると例えば7~9月は1日平均8700人の利用者のうち、
「北東北」が3800人で伸び率は41%、ついで「関東」が3200人で伸び率は約2.1倍、
そして「南東北」が1300人で伸び率が約2.6倍となっています。
ちなみに「関東」は北関東からの入込が増えているのが分かっています。
新幹線には“4時間の壁”があり、それを超えると競争力がなくなると言われています。
東京から新函館北斗までは最速で4時間2分、そこから乗り継ぎがあるので、
函館駅までは東京から4時間半から5時間ほどかかるので飛行機には敵いません。
ですが仙台だと函館駅からは乗り継ぎ時間を入れても3時間から3時間半ほどで、
「南東北」は新幹線の特性を最も生かせるエリアだと言えます。
これは「南東北」の伸び率が各エリアの中で最大になっていることからもわかります。
次に羽田空港へのアクセスが悪い北関東からの入込が増えた「関東」の約2.1倍ですが、
これを見ると北海道新幹線を宇都宮に停車させてほしいという関係者の望みも納得です。
つまり北海道新幹線は人口が多い東京からの集客を図るのはもちろんですが、
函館から3~4時間圏になる南東北と北関東からの集客は伸びしろがあるということ。
飛行機との関係で対東京だけ云々されがちですが、本当の主戦場はどこなのかな?
※函館だけではなく道南全体の魅力を高めることが必要。北斗市、考え直せ。
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