奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

札幌から稚内まで、オロロンライン北上旅 … 抜海駅

2024-05-16 05:23:49 | 北海道の旅日記(道北、道南)

毎年、廃止だ存続だと話題になっている日本最北の木造駅です。
私は車窓から見ることはありましたが、実際に訪問するのは初めて。

開業は1924年、現在の駅舎は1940年に建てられたもので鉄板ぶき切り妻屋根、
厳しい自然環境の中何度も改修され今に至っています。

特に駅正面、日本海側は厳しい風雪に耐えられるように改修され、
ホーム側とは全く違う表情となっています。

駅舎の中に入ると待合室を挟み入口とホームの間にそれぞれ風除室が設けられています。
これは冬季の地吹雪に備えた、抜海駅ならではの工夫です。

ホームは相対式ホーム2面2線、稚内駅行は1番ホーム、幌延方面は2番ホームを使っていますが、
今年9月に運行管理システムの更新により2番線の使用を停止する予定です。

今現在、当駅で列車の行き違いもないですし1線スルー化によって除雪費も節約できるな。

駅周辺は広大な牧草地が広がるばかりで民家はわずか、抜海市街地は2㎞程離れた海岸沿いにあります。
現在の駅の利用者は2012年では1日2人となっています。

今は稚内市が維持費を担う自治体管理駅、それも今年度限りになるのか。
本当に来年廃止になるのかな?

※オロロンライン北上旅はこれで終わります

コメント (4)
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