奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

絶対王者が落ちる

2019-08-18 05:27:51 | つらつら思ったこと
ある業界で絶対的立場にある企業がトラブルや不祥事でトップから落ちる。
社会を騒がせた大事件があったり、逆に社会の失笑を買ったりなどいろいろありますね。

私が一番に思い出すのは雪印集団食中毒事件。

渦中に当時の社長が『私は寝てないんだよ!』が火に油を注ぐことになり、
乳製品業界トップだった雪印は最終的に解体されました。

また料亭の船場吉兆事件では『ささやき女将』の記者会見が社会の失笑を買いました。
船場吉兆が業界トップだったかどうかは置いておきます。

何でこんな事を書いているかというと、セブンイレブンが不調になっているから。

セブンイレブンは店舗数、売上高、日販のいずれもが業界トップの絶対王者。
つい先ごろまでは何があってもその地位は動かないと思われていました。

それが24時間営業の問題からケチがつき始め先月には7payのトラブルがあった。

その結果、セブンの7月の売り上げは9年4か月ぶりに前年割れとなりました。
既存店売り上げは3.4%減でファミマの1.9%減、ローソンの2.3%減より大きくなっています。

減収要因は7月の長雨の影響ということですが、それだけではないのは明らかですね。

問題はオーナーの士気の低下ではなかろうか。
セブン本部が勝手にトラブルを起こした、その後始末は店舗で行わなければならない。

これはいい迷惑だ。

その上これから訪れるクリスマスなどのイベントで売り上げ目標を課されたら、
オーナー(加盟店とその従業員)にとっては大迷惑であろう。

さてこれが蟻の一穴天下の破れとなるのかどうか…。
コメント
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