お祭りに欠かせないのは、会場に出店しているいろいろなお店を見てまわること。
大きなお祭りになると食べ物はもちろん、他にもいろいろなお店が出ています。
注目するのは海産物の即売コーナー。
こういうのはやはり港町ならではですね。
もんべつ流氷まつりはそこそこ有名なお祭りではありますが、
実は観光客はあまり多くはありません。
主に地元の方が楽しむ、観光ズレしていないお祭りなのです。
そこで売られている海産物ですから、お値段も観光地で見るものとはかなり違う。
毛蟹は1匹数百円からありますが、“ハネ品”というものもあります。
これは足が折れるなどして商品価値が下がったものですが、味はもちろん変わらない。
ビニール袋に数匹入って何と1,000円、4匹入りであれば1匹250円という安さ。
どうです、こんな安い毛蟹など見たことありますか?
これを見て私は子供の頃、おやつに毛蟹を1匹食べていたことを思い出しました。
毛蟹なんて、今でも子供のおやつくらいの値段なのか。
この他鉄砲汁用のカニの脚が大きな袋にドカンと入って1,000円だったり、
殻のまま焼かれた帆立が1枚200円だったりとか。
これ以上書いても仕方ないね、やめましょう。
山のものでも海のものでもそうですが、
札幌では高級な食べ物とされているものが産地ではえらく安い。
主に地元の方が楽しむ地元のお祭りの本当の楽しみとは、
実はこういう地元の産品を品定めするところにあるのではないか。
もんべつ流氷まつり、堪能しました。
終わり