地下1階へ行きます。
旭川に開拓で語らなければいけないのは屯田兵と旧陸軍第七師団でしょう。
旭川は軍と共に開拓され発展してきた街なのです。
その他の産業遺産、庶民の生活用具、昔の生活の様子などが展示されています。
このあたりは普通の博物館と同じですね。
自然関係ではまず北海道や大雪山系、上川盆地の成り立ちが目をひきます。
が最近私は地質・地学関係の解説を見るのが億劫になってきた。
これは悪い兆候ではあるのですが、
これは私が単に年を取って集中力がなくなってきたということでしょう。
また旭川の生き物や植物など、総合博物館らしく網羅されていました。
クオリティもさすが北海道第2の都市だけあって素晴らしい。
これくらいレベルが高いと見ごたえがあるな。
総合的には旭川という地域性を存分に感じさせるいい展示内容だと思いました。
あれもこれもと詰め込んで網羅的であるけれども特長がないという博物館が多い中、
アイヌに重点を絞って解説するなどは学芸員の力量の賜物でしょう。
解説シートも各所に、しかも大量にあってこれもよし。
ただ、一部デザインや見た目に懲りすぎて解説が読みにくい部分がある。
解説が、見ることができるエリアから遠く字が小さく読めないとか、
腰をかがめて覗き込まないと読めない位置にあるなど。
これだけは残念だったな。
でもいい博物館だよ。
私は満足しました。
*旭川市立博物館
住 所:旭川市神楽3条7丁目 旭川市大雪クリスタルホール内
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入 館 料:大人300円、高校生200円、小中学生無料(特別展は別料金)
休 館 日:第2、第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月4日、6月~9月は無休