世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

本音と建前の使い分けが日本人の特性!

2013年05月28日 | Weblog

言い得て妙である。悪く言えば二枚舌。・・・小さい島国で共存共栄をするには、それしか方法はなかった。建前と本音の使い分けである。性善説と性悪説の狭間で生き残りを賭けた結果の帰結である。先達の知恵ともいうべき賜物である、と私は思う。有史以来、国境紛争・争奪に明け暮れサバイバルを演じた西欧とは本質的に違う。大陸と島国では比較すべき基準がない。島国故の宿命である。西欧社会の進展は国境争奪に象徴される様に「人間不信」が底流にある。皮肉にもそういう<疑うこと>が科学の進展に寄与した。未だかつて、そのテーゼは変わらない。島国日本に戻せば、運命共同体としての持ちつ持たれつの共存共栄がベターな選択だったのである。建前としては“人間信頼”である。卑近には“人間不信”である。本音(心の奥底)では卑近の日常茶飯事に生起しる“人を疑い信じない”が底流をなしている。共に生きるには、その部分の本音を隠す必要がある。そうしないと運命共同体として機能しない。我が先達は、その事を見抜いて本音と建前の使い分けというベターな方途を編み出した。少なくとも私はそう理解している。難解用語を使えば「組織原理」の在り方という事になる。無私と無常観が昇華した帰結とでも言えば分かりやすいか・・・。本音と建前の見事な使い分けが日本民族の特性である。