世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

四季の移ろい”沖縄の秋”爽やか! 

2005年10月27日 | Weblog
人恋しい柔らかい陽光が寒肌を射し秋風は、すぅーと眉間と首肩を吹き抜ける。いよいよ秋か!春夏秋冬の峻別が明確な本土のそれとは、はっきりと違う。曖昧さとテーゲー主義のウチナー(沖縄)に合い相応しい季節の移ろいだ。自然まで曖昧・カオス的である。ところで”所・処変われば品変わる”の例だが、民俗風習の形成はそこに定着し棲家とする人間にも多大な影響を及ぼす。思い出すのは中国永住の日本人や孤児が次第に大陸的風貌に変身する事実を目の当たりするとその事が尚更いっそうハッキリとし信念にまで高まる。やはり沖縄もその様な範疇に入る様な気がする。一見して直ぐウチナーンチュー(沖縄人)と分かるからである。身長が低く小太りで肌黒い風貌が如実に証明している。白黒がハッキリしているのは喜ぶべき事なのか悲観すべき事なのか、逆説的には、その事もカオス的で曖昧である。総じて沖縄的で特色・特徴の表示でさえある。・・・全身に心地よい薄寒さを感触し、あの真夏のぎらぎら汗ばむ強烈な日差しは、何処へやら?・・・と、ふと感傷的になる。心にゆとりができ日常から逃れ非日常の世界にとっぷりと浸かり想い(思い)を森羅万象、自然に眼を向ける余裕さえ獲得する。山間はすっかり秋の風情に模様替えし曖昧な稜線は、いかにも沖縄的である。薄灰色の山並みが焦点ボケした風景に変わる。ヤンバル(国頭)の山裾には足早にやって来る春の息吹が、もう真近に設定される。人ごみの大関「那覇の街」も行き交う人の群れは沖縄的な秋支度と冬支度?かファッションも色鮮やかに又は曖昧さが混入した雑居様相を呈した。如何にも沖縄の現実を如実に物語っている。翻って普天間基地の移設先が大の虫間で決定し地元にトップダウンで下る。人倫もカオス的で曖昧さを残す結果となった。沖縄よ!何時の日に蘇る!真の主体性の獲得と誇示・表示を!!・・・