世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

改革の前夜が一番暗い!

2005年08月09日 | Weblog
参院の「郵政民営化法案」否決に思う。標題の文が、空しく揺れている。言い古された文言が、現時点で、かようにも良く似合うセンテンスはない。否決の決定の瞬間に日本中が戸惑ったに違いない。賛否両論、どちらの言い分にも一理はある。尤もらしい言辞を並べ立て、捲くし立てて勢いづく。反対のドンは満面笑みを浮かべ・たたえて記者のマイクに応答する様(さま)は我が方の勝利を宣言しているかの様で、異様にさえ感じた。それにしても茶番劇では済まされない。日本の命運を決するかもしれない事態になるかもしれないからだ。いずれにしても疲弊しきった閉塞感 漂う今日の日本の現状を何とかして突破口を見出し、風穴を開けたい。その想いが賛否、両者に熾烈な行動を執らせたのだろう。結果は衆院の解散総選挙となった。民意を反映した国会の議員だけに任す、これまでの踏襲を打破する良い機会だ。再度、選挙に持ち込み民意を問うのも選択肢の一端だ。野党が政権党になるか、自民が踏襲するのか、今度こそ天下分け目の争奪戦になるに違いない。自民自爆が現実になるか、野党第一党の民主党が政権を奪取する千歳一隅のチャンスとなるのか、内紛を尻目に漁夫の利を得て政権党になる又とない絶好の機会、到来である。何れに吉と出るか、凶と出るのか久々の関心度が高まった今回の否決の波紋である。政界騒然を目の当たりに観た国民の関心は少々高まったに違いない。「郵政民営化」に対する国民の真意を問う9月前半の衆院選挙の結果が目安になる。出かけよう、投票場へ。「郵政民営化」が国民の審判を仰ぐ試練の日になる事を自覚して投票場へ出かけるべきだ。議員諸侯は「郵政民営化」だけが当面の政策課題・目標ではない、と声高に叫ばれ政策の優先順位を取り沙汰されるが、山積する日本の政治課題は他国との比肩に於いて決定されるべきである、と思う。米国以外の近隣アジア諸国との外交問題・拉致問題、税制改革、年金・一元化、医療、社会保障・福祉・介護、教育等・・・それこそ山積している。(議員諸侯は優先順位云々を声高に叫び「郵政民営化」だけが筆頭の政策課題ではない、と論断するが・・・)何れも「郵政民営化」に連動する事項(政策課題)ばかりである。それ等の<突破口を切り拓いていこうとする>のが「郵政民営化」である、と思うのである。論議は延々と続いても良いと思うのだが、見解の相違で平行線も又、延々と続くものと思う。この辺で政治空白を避け税金の無駄使いを省き妥協点を見出しての今後の政策論争・展開を期待したい。