秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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日本海側の高速道路整備が必要

2015-12-29 05:52:50 | 日記
 今年3月、常磐自動車道が全線開通し、東京-仙台のクルマでの移動は東北道の他に常磐道が加わり、ダブルネットワークとなった。これにより、片方が通行止めになっても、迂回することができるので、高速道路の選択の幅が広がった。

 一方、日本海側の青森市-新潟市の高速道路は一部区間で供用がなされているものの、全通には程遠い。大館-能代、秋田県と山形県、山形県と新潟県の県境は国道7号に頼らざるを得ない。日本海側に位置する国道7号は大波や強風の影響で通行止めになることもあり、冬季間の通行には支障を来たすことがある。

 日本海東北道が全通すれば、太平洋回り一辺倒だったクルマの流れが多少なりとも日本海側に流れることとなり、交通の分散化につながる。高速道路と国道7号と選択肢ができ、片方が通行止めでも迂回することが可能となる。

 日本海東北道の多くの区間では片側1車線であり、課題はあるものの、交通量を考えるとやむを得ないだろう。

 高速道路の整備はヒト、モノ、カネの流れを活発にされ、経済を活性化させることとなる。企業誘致や観光振興、にぎわいの創出など幅広い分野に好影響を与えることとなる。

 高速道路は救急搬送にも威力を発揮する。病院への搬送時間短縮は救急搬送には必要であり、生存率が上がる可能性が高い。ドクターヘリとともに整備が進めば、医療体制の充実につながり、福祉の向上にもつながる。

 日本海側に人口の多い都市は少ないものの、高速道路のネットワークがつながれば、幅広い分野への波及効果がある。災害発生時にはさらに効果が出てくる。東日本大震災の発生時には日本海側の物流が東北全体を救ったといっても、決して過言ではないのである。

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